【春日井市立神領小学校】手をつないで始まる伝統の継承

 本校では、他学年の児童と心地よくふれあう時間を創り上げることを目指すとともに、高学年には、リーダーやサブリーダーとしての姿を考え実践していく場として、異学年交流の教育活動を取り入れています。神領(じんりょう)小学校の最初のアルファベット「J」をとって「ふれあいJ班活動」、通称「ふれJ」と呼んでおり、子供たちにもよく浸透している活動です。
 5月の連休が終わると、体育館で交流班の編成を行います。2年生以上の学年の班編制を済ませた後、1年生が入ってきます。体育館の後ろに整列した1年生のところへ6年生が迎えに行って、自分の班の1年生を連れていきます。名前を呼んだ6年生、呼ばれた1年生。誰に言われたわけでもなく、自然と6年生の差し出した手に1年生が手を添えます。
 体育館での班編制終了後、それぞれ所定の教室に移動しました。そのわずかな時間の中でも手を握りながら歩く班もありました。教室では、自己紹介を行い、簡単なゲームをして1時間を過ごしました。
 小学校生活の入り口の姿と出口の姿。卒業式前に解散するまで、6回ほどの交流時間が設けられています。この活動を通じて、よき伝統と後輩を思いやる優しい校風が継承されていくことと思います。

画像1 画像1 画像2 画像2