【豊田市立高岡中学校】情報モラル授業について

 SNS等を使用したトラブルが後を絶たないことから、映像による事例を通して学べる機会を設定した。全校生徒に対して、映像資料を2本活用した授業を行った。
 無断で撮った写真をSNS上で拡散させた事例は、実際に本校でも同じような事例があったため、生徒にとって身近な問題としてとらえるきっかけになった。一度インターネットに載せられた情報は、完全に消去することは不可能だということ、写真を撮影する際には、肖像権を侵害していないかよく考えることや、撮影する際に承諾をとることなどを生徒に伝えることができた。生徒たちは、何も教えなくても自然に使い方を覚えていくのだが、危険性やマナーについて、大人がしっかりと理解した上で教えていく必要がある。
 課題としては、保護者を巻き混んだ継続的な指導をどのように行っていくかである。SNSの使い方は、保護者の理解と協力なしには、生徒に適切に指導することは不可能である。家庭で話し合ったり、ルールを作ったりするきっかけとなるような指導を、今後も考えていきたい。