【豊根村立豊根小学校】お年寄りに元気になってもらって、村も元気

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 本校の3年生は、総合的な学習の時間で、学校の近くにあるデイサービスを利用する高齢者と交流を図りました。
 1学期の交流は、施設で行われているレクリエーションに参加しました。そこで、高齢者の中に声が聞き取りにくい方や、体を動かすことが苦手な方がいることを知りました。職員からは、「小学生と話をするだけでも、喜んでもらえるんだよ」ということを聞き、驚きました。
 児童は、1学期の経験を生かして、2学期は高齢者の方に喜んでもらえる企画を考えました。利用する高齢者全員が参加しやすい企画として、ビンゴとジェスチャーゲームを行うことにしました。そして、楽しんでもらえるように、高齢者と3年生の話す機会を増やすことを大事にしました。ゲームの答えに、3年生の好きなことを取り入れたり、ビンゴゲームで高齢者に用意していた質問に答えてもらったりするなどの工夫をしました。
 交流を繰り返す中で、最初は立ったまま話をしていた児童が、高齢者の方の目線に合わせ、耳元まで近づきゆっくりと話しかけたり、自分から「ぼくは、○○の孫だよ」と進んで話しかけたりする姿が見られるようになりました。また、会を進めるときに、会場の様子を見て、臨機応変に対応できました。これまで、自分中心でいろいろなことを進め、思い通りにいかないと怒ったり、すねたりしていた子供たちでしたが、相手の立場に立って考える気持ちと友達と協力して実行する協調性が少しずつ育ってきました。
 3月には、2学期の企画の反省を生かして、再度交流する予定です。高齢者との交流は相手を思いやる気持ちを育む機会となっています。