【あま市立甚目寺東小学校】親子で学ぶ情報モラル

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 本校では、毎年、5・6年生児童と保護者を対象に、「情報モラル教室」を開催しています。今年度は、外部講師を招いて、スマートフォンの正しい使い方について、大きく三つの内容に分けて教えていただきました。
 一つ目は、個人情報の取扱いについてです。自分や友達の顔、自宅などの写真を安易にインターネット上に上げることで、個人の特定が簡単にされてしまうことを知り、驚いている児童が多くいました。
 二つ目は、SNSなどへの誹謗(ひぼう)中傷の言葉や画像からもたらされるいじめや犯罪についてです。ちょっとした悪ふざけが思いもよらない事件につながってしまったり、心ない悪口に悩まされることになってしまったりするケースは、児童にとって無関心でいられることではありません。児童は真剣な表情で話を聞いていました。
 三つ目は、スマートフォン依存についてです。現実の人間関係を楽しむことができず、仮想の世界に夢中になる物語の主人公を見て、どの児童もスマートフォンとの距離の取り方について考えさせられたようでした。

【児童の感想】
・僕は、一つの間違った使い方で、警察につかまったり、罰金をとられたりするまでの大変なことになってしまうと知って、とても驚きました。これからは、ルールを守って安全に使っていきたいと思いました。
・「情報モラル教室」を通して、インターネットの怖さを知りました。無料通信アプリは便利で、私もよく使います。有料スタンプがほしいと思うときもあります。でも、便利さと同じくらい怖さがあることを学んだので、簡単にクリックする前に考えて使いたいと思います。

 こうした内容を、児童が保護者とともに聞くことができる機会は、大変貴重です。保護者からは、「子供とスマートフォンについて話をするきっかけになりました」「フィルタリングをかけるなど、大人の側でできることはしていきたいと思いました」などの声が聞かれました。今後も、継続して取り組んでいきたいと思います。