【田原市立田原中部小学校】人とのつながりのよさを感じた劇『ぼくらの七日間戦争』

 本校の6年生は、学芸会で『ぼくらの七日間戦争』の劇を演じました。きっかけは、担任が学級文庫を眺めていたときに、目にとまった一冊の本『ぼくらの七日間戦争』。理不尽なことばかり言う大人たちに立ち向かおうとする子供たちの姿が、自分の考えをしっかりと主張しようとする今の6年生にぴったりだと思い、この本を劇にして挑戦することになりました。子供たちの中には、『ぼくらシリーズ』のファンも多く、毎日明るい雰囲気の中で練習に取り組んでいました。
 そんな中、この物語を劇にするという話が、いつの間にか地域の方々や新聞社にも広まり、ついには縁あって原作者の宗田理先生のもとにも届きました。そして、本番前日には、宗田先生ご本人から「この作品は、クラス全員が力を合わせて大人に戦いを挑む物語なので、元気いっぱいに演じてください」という激励のメッセージをいただきました。宗田先生からの心のこもった言葉は子供たちの励みとなり、学芸会本番ではみんな生き生きと演技することができました。今までで一番のできでした。出演者、裏方、家族、地域の方々、そして宗田先生、みんなの支え合いのおかげで、劇『ぼくらの七日間戦争』は大成功を収めることができました。
 一冊の本から始まった、人とのつながり、そのすばらしさを子供たちは感じることができたと思います。一生懸命役を演じきった子供たちの感想を紹介します。

 ぼくは、宗田理先生の大ファンなので、お手紙を見たときには言葉も出ないくらい感動しました。練習でも今まで以上に気合いが入り、本番もみんなと協力して成功させることができました。宗田先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。(校長先生役の児童)
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