【豊橋市立飯村小学校】心を耕す「ぴかぴかハートタイム」

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 毎日、昼を過ぎると、学校の中に静寂が広がります。
 本校は、平成23年度から清掃の時間を『自問清掃』の時間としてとらえ、心を磨き、耕す時間として「ぴかぴかハートタイム」として活動を続けています。子供たちは、活動場所をいかにきれいにするか考えて行動することで、心の中の「がまん玉」「しんせつ玉」「みつけ玉」の三つの玉を磨きます。自分の心を見つめる場としての取組を継続しており、この時間は、子供も教員も一緒になって無言で心磨きを行います。
 一日15分間、「ぴかぴかハートタイム」において自分の心を磨き、心を耕す場として設定したことで、学校中から話し声が消え、自分で考えながら身のまわりをきれいにしようとする気持ちが高まってきました。また、「ぴかぴかハートタイム」を終えた後、その日の活動をふり返る時間を取ります。担任が、子供の書いたふり返りにコメントを残したり、声かけをしたりすることで、子供たちの日々の成長を応援しています。
 11月にもなると、4月に入学した1年生も、上級生の姿を見て、だまって静かに自分の心を磨けるようになりました。この取組を続けていることで、行事や生活の様々な場面で、子供たちの間から自然と「がまん玉、磨けているかな」など、三つの玉を意識した会話が出るようになり、自分たちの反省を促すことができます。また、三つの玉を磨くことを意識させてきたことにより、6年生のふり返りに「人の話を真剣に聞けるようになりました」と書いている子がいました。このことからも、他の場面でも心磨きを活用して判断したり、行動したりできるようになってきました。