【稲沢市立稲沢中学校】社会福祉への理解と関心を高め、ボランティア及び社会連帯の精神を養う〜福祉実践教室を通して〜

 本校では、毎年1年生の生徒を対象に、稲沢市社会福祉協議会より講師を招いて、「福祉実践教室」を行っています。この教室では、障がいのある方の講話を聴いたり、「車いす」「手話」「盲人ガイド」「発達障がい」「高齢者疑似体験」の講座に分かれて体験活動を行ったりすることを通して、他の人を思いやり尊重する気持ちをもって共に生きていこうとする態度を育てることをねらいとしています。
 当日は、全体講話にて、車いす利用者の方から「不自由は不幸ではない」という話をいただき、車いすに乗っている人の気持ちを考え、自分たちにできることは何かについて考えました。その後、各講座に分かれて体験を行いました。
 生徒たちからは、「誰もが豊かに暮らしていく社会をつくるには、私たちの正しい知識や考え、助けが必要であると感じました」「車いすの体験を通して、私たちが当たり前にしていることが、障がいのある方々にとっては、こんなに難しいとは思いませんでした。不自由なこともあると思うけれど、車いすの先生が明るく話をしてくださったことが印象的でした」などの感想がありました。
 今後、生徒たちが、共に生きていく人たちを思いやり、尊重する気持ちをもって、社会の一員としての役割を果たしていってほしいと思います。

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