【岡崎市立南中学校】 防災教育

 本校では、今年度から全学年が、「災害への備えから学びを深め、思い合い助け合える生徒の育成」をテーマとして、防災教育に取り組んでいます。生徒の社会貢献への意識の向上や公共の精神の醸成も目標の一つです。
 1年生は、学区のフィールドワークを行い、町ごとの「防災マップ」を作成しました。地域を実際に歩いてみることで、ふだんは気付かなかった危険な場所を確認したり、家族で避難経路について話し合う機会をもったりすることができました。2年生は、1年生のときに作成した防災マップを参考に「我が家のハザードマップ」を家族と話し合いながら作り、「自助」の重要性を再認識しました。各地区の総代さんを招き、地域のコミュニティーを活性化させることが重要だと学び、次の学習課題として「近助力」を掲げました。そして、中学校が避難所として開設させた際、中学生の自分たちに何ができるかについて考えました。3年生は、企業が防災に対してどのような取り組みをしているのかについて調べ学習を進め、様々な視点から防災への意識を高め、今後の活動の在り方について考えました。
 11月に行われた文化祭では、各地区の総代さんをはじめ、隣接する企業や市の防災担当の方々を招き、各学年が学習発表を行いました。総代さん、市、近隣の大型商業施設の防災担当の方から意見をいただいたり、質問をさせていただいたりしました。また、今後どのような活動をするとよいかについてのご助言をいただきました。
 南中学校の防災教育は始まったばかりです。今後も、生徒たちの防災への意識を高めるとともに、それぞれの家庭や地域とのつながりを深め、学区全体で学んだことを生かしていけるよう防災学習を積み重ねていきたいと考えています。その中で、生徒の社会貢献への意識や公共の精神が更に高まっていくことを願っています。



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