【清須市立星の宮小学校】 福祉実践教室で学んだこと

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 星の宮小学校では、毎年5・6年生を対象に「福祉実践教室」を行っています。今年度は、98名の児童が「手話」「認知症理解」「点字」「車いす」「高齢者疑似体験」の五つのグループに分かれて、それぞれの講師の方のお話を聞いたり、体験をしたりして学びました。保護者の方も20名参加されました。
 今年度、初めて行った「高齢者疑似体験」のグループで学習した児童は、「自分のおじいちゃんがよく膝が痛いと言っていて、ゆっくり歩いていますが、こんなに体を動かしにくいと知ってびっくりしました。これからは、荷物を持ってあげたり、おじいちゃんに合わせてゆっくり歩いたりしようと思いました」と、学習して理解したことにより、他者への思いやりの気持ちをもつことができました。
 また、講師の方から「障害のある人を特別に思わないで、それを個性だと思って自然に接してほしい」という話を聞き、子供たちは、その後の感想に「本当の思いやりの気持ちとは、何かをやってあげるということだけでなく、一緒の立場で公平に接することだと感じた」というように改めて考え直す児童もいて、心の成長が見られました。
 今後、総合的な学習の時間で「福祉」をテーマに学習している6年生は、学習したことを3学期の発表会で友達や保護者の前で発表し、思いやりの心や福祉についての理解を広められるよう取り組んでいきます。