【岡崎市立大門小学校】SNSとの付き合い方を考える

 本校では、5・6年生の約半数の子供たちが、「SNSを利用したことがある」と答えています。また、「自分専用のスマートフォンがほしい。そして、SNSを利用したい」と思っている子供が多くいることが分かりました。しかし、SNSの使い方を間違えて、友達とトラブルになってしまったというケースも見られました。そこで、5・6年生の子供たちとその保護者を対象に、視聴覚ライブラリーから講師の先生をお招きし、「情報モラル講習会」を行いました。
 講習会では、SNSを利用することで多くの人とつながり、世界を広げることができる反面、一つ使い方を間違えると、自分や他人を傷つけることになってしまうということを教えていただきました。ある子供は、「SNSにおもしろ半分で掲載した情報を、はずかしくなって後で消したいと思っても、ずっと残ってしまって、自分が大人になってもずっとつきまとうと思うと、とても怖いと思った」と感想を述べました。一度、掲載した情報は、すぐに拡散されてしまい、消したくても消すことができません。その恐ろしさを、改めて感じたようでした。情報を簡単に発信することができるからこそ、その情報は発信してもよいか、他人を傷つけることはないかなど、様々なことを冷静に判断する力が必要であることを学びました。
 また、「ネット依存」の恐ろしさについても教えていただきました。ネット依存により、毎日の生活に支障をきたすのは、子供だけではなく、大人もそうであると知り、保護者の方の心にも響いたようでした。
 子供も大人も、正しい知識を身につけて、人生がより楽しく豊かになるような、SNSとの付き合い方を考えていきたいと思います。