【尾張旭市立旭丘小学校】 ストーリーテリング

 本校では、児童文学波の会の方をお招きし、ストーリーテリングを行っています。ストーリーテリングとは、20世紀にアメリカで始まった、昔話や創作童話等の語り聞かせです。語り手は、本を読むのではなく、子供たちの目をのぞき込みながら、覚えたお話を語ります。その独特の間、迫力のある口調に、子供たちはお話の世界に引き込まれます。そして、人の声に耳を傾けることの面白さや物語を一緒に作り上げ共有する楽しさを体験しながら、豊かな心を育んでいきます。
 今年度は、6月5日(火)・6日(水)の2日間で、1〜6年生までの全クラスがストーリーテリングを体験しました。
 3年生のクラスでは、『アナンシと五(ジャマイカ民話)』『ねずみのよめいり』『かめのこうらはひびだらけ(ブラジル民話)』『小石投げの名人タオ・カム(ラオス昔話)』という4つのお話を聞きました。外国のお話は、初めて聞くという子がほとんどで、時には息をのみ、時には声をあげ、目をきらきらさせながら聞いていました。終わった後も、たくさんの子が語り手を取り囲み、話をする姿が見られました。
 どの学年でも、真剣な表情でお話に聞き入る子供たちの姿が見られ、波の会の方々からも「子供たちの反応がよく、とても楽しい時間でした」とお言葉をいただきました。
 短い時間ではありましたが、子供たちにとっては貴重な体験になりました。語り手の方によると、ストーリーテリングは本校で20年近くも続く、伝統ある取組だそうです。今後も大切にしていきたいと思いました。