【刈谷市立住吉小学校】一歩立ち止まって考えよう

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 3年生が、1月の授業参観日に道徳で情報モラルの授業を行いました。まず、導入で「家庭でインターネットの使い方の決まりがあるか?」と尋ねると、ほとんどの子供が「特に決められていない」に手を挙げました。保護者も、子供がまだ3年生ということもあって、あまり敏感になっていない様子でした。そこで、インターネットで検索をしていたら、右のようなサイトにつながり、「あなただったらどうしますか?」と質問をしてみました。すると、「入力する」と答えた子供が2名で、理由は「続きが読みたいから」でした。「入力しない」と答えた子どもは30名で、理由は「怖い感じがする」「お母さんにすごく怒られる」「家族に相談する」といったものでした。保護者も自分の子供の様子を真剣に見ていました。
 その後、明るいこころの「とどいた広告」を題材に取り上げました。内容は、主人公のたくやくんが、自宅で友達と一緒にインターネットで調べ学習をしていた時、ただでゲーム機がもらえるという広告を見つけます。たくやくんは、どうしようと迷うわけですが、「ただ」という言葉にひかれ、個人情報を入力してしまいます。すると、後日、ゲームの請求書が届いてしまうという話です。設問として個人情報を入力したときの主人公の気持ちや請求書が届いたときの気持ちを考えました。子供たちは、「もし、本当に届いたらどきっとする」「お母さんに何て伝えよう」と自分事として考えることできました。
 最後に、もう一度、最初に見せた資料1を見せて、振り返りをしました。「入力する」と答えていた子供も、「個人情報を簡単に入力してはいけないと思いました。本当に、怖いことにつながっていくと思いました」と振り返りに書くことができました。今回の授業をきっかけに家庭でも話題にしていただき、早い段階からインターネットの利用について、家庭でのルール決めをお願いしました。