【豊橋市立飯村小学校】「粋な飯村っ子」を目指して

 本校では、帰りの会の中で、「粋な飯村っ子」を発表するコーナーがあります。スリッパを整頓したり、友達に優しい言葉をかけたりした子をたたえるコーナーです。友達や教師から「粋だね」と言われた子供の顔には、笑みがこぼれます。
 「粋な飯村っ子」となるために、本校では「飯村しぐさ」という心を育てる基本理念を、子供たちに意識させています。これは、平成23年度の卒業生が「江戸しぐさ」を学んだことから制作し、改訂を経て、今に至っています。これは、「きまり」ではなく、「人間関係を円滑にし、共生するための知恵」と捉えています。

 第1条 あいさつにはあいさつ
 第2条 五・三のとき
 第3条 「環境整備」人
 第4条 ぴかぴかみがキング
 第5条 すれちがいロード
 第6条 あやまりなかよしぐさ
 第7条 気くばりしぐさ
 第8条 きりかえしぐさ
 第9条 飯村聞き上手
 第10条 もったい大臣

 第4条の「ぴかぴかみがキング」は、心の中になる「みつけ玉」「がまん玉」「しんせつ玉」を磨くことを目指しており、様々な場面で自分磨きをすることに心がけています。中でも掃除の時間を心磨きの時間ととらえ、「ピカピカハートタイム」と名付けて、全校一斉に、一言も話をせず、自分で仕事を見つけて自問清掃をし、「みつけ玉」を磨く時間としています。また、全校集会や朝会など730名の児童が一堂に会するときは、「がまん玉」を磨く時間とし、会が始まるまでの間、姿勢を正して、静かにじっと待ちます。さらに、子供たちは、「しんせつ玉」を磨き、困った子がいるとさっと手助けをしています。
 第4条を含めた「飯村しぐさ」は、教師だけではなく、「飯村しぐさ広め隊」によっても全校児童に呼びかけられ、高学年から低学年へ受け継がれています。子供たちは「飯村しぐさ」を身につけ、高学年のような「粋な飯村っ子」となるように日々、自分磨きに励んでいます。

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