【みよし市立三好丘中学校】IPAを活用した継続的実践

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 本校では、1、2年生を対象に、技術科の授業の中で情報モラル教育を取り入れている。情報モラル教育と平行して学習経験を積むことで、自己のデータやプログラミングに責任をもつとともに、学校外で情報を扱う際にも高いモラル意識が働くことをねらいとしている。
<生徒の実態>
 本校は、学校全体では、毎年、情報メディアに対する心構えについて個人及び各家庭で考える取組をしており、生徒の情報モラルに対する意識は高い。しかし、端的にとらえた情報だけを信じてしまったり、違法サイトや危険なサイトに対する警戒心が薄かったりする。また、1、2年生の段階では無料通信アプリによるトラブルも、毎年のように発生する。
<実践内容>
 技術科の授業において、毎時間10分程度の動画(IPAビデオライブラリーより)を見るようにしている。感想と考察を共有することで、動画から得た知識や感覚を自分たちの考えや思いに変換して、情報モラルに対する意識を高めるようにしている。
<生徒の感想>
・よく知った友達同士でも、ネット上のやりとりでは気をつけなければならないマナーがあることが分かった。
・マナーを大切にすれば、トラブルを回避するだけでなく、よりよい関係を築くこともできると分かった。使う人の心が大切だと思った。
・ちょっとした油断や知識の不足で、想像もしないトラブルや事件に巻き込まれる可能性があると分かった。様々な情報と比較することで、自分自身で何が正しいかを判断し、自分の責任で情報を取り扱うようにしたい。
・大人になって、企業で情報を扱うときのことも学べた。今のうちから意識して、的確に情報を扱えるようになりたい。