【江南市立門弟山小学校】国際理解のための学習活動

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 国際化時代を迎え、日常生活において外国の人と出会ったり、交流を深めたりする機会が増えてきています。また情報化社会の中で一人一人の世界とのつながりも強くなってきています。そのようなグローバル化した未来を生きていく子供たちにとって世界の人々との相互理解の姿勢を育てることは大切であると考えます。
 本校5年生の児童は、「Our World」をテーマに国際理解について学習しました。
 学習発表会では「世界」をテーマとした寸劇や群読、合唱の発表をしました。群読では、「世界がもし100人の村だったら」という資料を用いた発表を行いました。「世界がもし100人の村だったら」(池田香代子再話、ダグラススミス対訳)は、地球の人口を100人の村にたとえ、世界には様々な国や文化、人々がいることを分かりやすく伝えている絵本です。
 この群読を深く理解し、世界に対する自分の思いをもって学習発表会に臨んでほしいという願いをこめて発表会前にこの資料を用いた道徳の学習を行いました。
 授業では、初めに自分たちと同じ11歳の世界の子供たちの様子を写真を用いて紹介しました。自分と同じ年なのに働いている子供がいることや全く違う国だけど自分と同じ趣味をもっている子がいることを知りました。その後、「世界がもし100人の村だったら」の文章の中の「いろいろな人がいるこの村では、(   )が大切です」の(   )にあてはまる言葉を考えました。「優しさ」や「相手のことを考えること」「助け合い」などそれぞれ自分が考えた言葉をグループで伝え、友達と共有し合いました。
 この授業後に「文化や生活が違ってもお互いが理解し合うことが大切だと知った。学習発表会で一人でも多くの人に世界にはいろいろな人がいることを伝えたい。」という感想がありました。
 この学習を通して、児童の世界に対する知識が増え、一つの世界で生きていく中でお互いを理解し合うことは大切だという意識が育まれたことと思います。