【瀬戸市立幡山中学校】地域とのつながり〜みんなに見守られて〜

 本校は、瀬戸市の南部に位置しており、校区には田園が広がりのどかな地域である。一方、道路は狭く、ダンプカーが行きかう危険な地域でもある。子供たちが安全に登下校するには、地域の方の目が欠かせない。今回は、そのような地域の方とのつながりについての話である。
 本校では、挨拶運動や地域清掃などを行い、地域の方とのつながりを大切にしている。校内ではもちろんのこと、登下校の際にも地域の方に元気よく挨拶をする生徒が多い。地域から寄せられる言葉に次のようなものがあった。
 「子供会会長の集まりで、環境ボランティアの人たちに元気よく挨拶してくれる中学生が多いとほめていただいた」「横断歩道や十字路で、歩行者優先で車を止めると、お辞儀をして渡る姿をよく見かける」「車で交差点の右折時に、横断歩道を小走りで渡ってくれる生徒さんは、周りがよく見えていて素敵だと思う」
 「元気よく挨拶をする」ことで相手に爽やかさや、元気を与えることができる。また、止まってくれた車にお辞儀をしたり、小走りに横断歩道を渡ったりする相手を気遣う行動は、止まってあげてよかったと思ってもらうことができるだろう。当たり前のことかもしれないが、人が人と関わって生きていく上でとても大切なことである。
 子供たちの校外での様子を、地域の方から教えていただけるということは、ありがたいことである。地域の方が、子供たちを見守ってくださっているということであり、そんな地域に育っているから、子供たちの相手を思いやる心が育つのかもしれない。

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