【豊橋市立賀茂小学校】情報モラルに関する授業「やめられないスマホ・ゲーム」

 本校の子供たちは、まだスマホを持っている子は少ないが、家のスマホを使ってSNSをしたり、ゲームをしたりしている子は多くいる。また、高学年になってくると、スマホやゲームに夢中になりすぎて、夜更かしをしてしまうという子もいる。
 そこで、今回3〜5年生を対象に広教の「事例で学ぶNetモラル」の資料「やめられないスマホ・ゲーム」を使って授業を行った。本資料は、家族で決められたスマホの約束をやぶり、夜中遅くまでスマホゲームをやってしまった弟の話と、友達とメッセージのやりとりを時間が来たのでやめようとしたが、終わりにするタイミングがつかめないまま夜遅くまで続けてしまうという姉の話である。
 まず動画を視聴し、わかっていてもやめられない、いつまでもやり続けてしまった理由を考えた。その後、子供たちに登場人物と同じような経験がないか問うと、「お母さんが出かけている間中ずっとパソコンで動画を見ていた」とか「スマホを使って夜中から朝方までゲームをしていたことがある」といった話が出てきた。子供たちの中でも、やりすぎてはいけないことはわかっているが、やめられないという状況があることがわかった。
 その後、わかっていてもやめられないときにどうしたらよいかを考える時間をとった。すると「お母さんに預かってもらう」や「自分自身でここまでと決めて、やめる」などの考えを発表できた。メッセージなどのやりとりの途中で、友達との関係が悪くならないようにやめるにはどうしたらよいかを考える時間もとった。すると、「友達にきちんと理由を言ってやめる」や「続きは明日話そうと言う」という方法が出てきた。
 1時間の授業のふりかえりでは、「動画とかゲームをついやりすぎてしまうことがあるから、『ここまで』ときりをつけて時間を決めてやりたいと思いました。」といった感想をもつことができた。これからもこのような授業を取り入れていきたいと思う。また、1月には高学年を対象に携帯電話会社の講師の方をお招きして、携帯・スマホ安全教室を行う予定である。
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