【西尾市立室場小学校】 ゲンジボタルが銀河のように輝く里づくり

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 室場小学校は、近くに茶臼山がそびえる自然豊かな環境の中にあります。そんな美しい自然の中で、ゲンジボタルが輝いてほしいと願い、平成10年からゲンジボタルの人工飼育に取り組んでいます。
 4月、科学部員が、一年間大切に育ててきたホタルの幼虫約1700匹を「平原ゲンジボタルの里」などに放流しました。サナギになって、無事に成虫になってほしいと願いを込めました。
 5月、「ホタル祭り」に来てくださるお客さんが気持ちよく観賞できるようにと、6年生が平原ゲンジボタルの里の清掃活動を行いました。また、ゲンジボタルについて知ってもらうために、ホタルガイドの準備を始めました。
 6月上旬、「ホタル祭り」が行われ、6年生が、ホタルガイドとして「ホタルの一生」「なるほど!ホタルの豆知識」「ゲンジボタルとヘイケボタルの名前の由来」などについて、6班に分かれて発表しました。ガイドは3日間続きましたが、回を重ねるごとに自信をもって伝えることができました。日が落ちると、山あいの里で幻想的なゲンジボタルの光の舞を楽しみました。
<ホタルガイド後の感想>
「ホタルガイドは大成功だったと思います。理由は、みんな聞き取りやすく話せたと思うからです。たくさんの人が発表を聞いてくれてよかったです。」
「3日目は、少しさみしい気持ちがありました。室場の伝統であるホタルガイドがもう終わってしまうからです。3日間がとても早く感じました。でも、うまく発表できたので、すごく楽しかったです。」
 本校の伝統あるホタルを核にした教育活動を通して、友達との協力、自然の大切さ、そして地元室場を愛し、伝統を受け継ぐ責任を学んだ子供たち。その心には、美しい光がともり続けることと思います。