【岡崎市立形埜小学校】自分の作品も友達の作品も大切にしよう

画像1 画像1
 本校では、低学年のうちから著作権について知る機会が必要だと考え、広島教販「事例で学ぶNetモラル」の資料「おじいさんの絵」を使って1年生で授業を行いました。「おじいさんの絵」は、うさぎが入院したおじいさんに見せようと描いた絵を、たぬきが勝手に描き直してしまう話です。1年生の子供たちには、著作権そのものを理解するのは難しいので、自分の作品も友達の作品も大切にすることを学びました。
 はじめに、図工で作品ができあがったときのうれしさを思い出し、自分の作品が大切なものであることを確認しました。次に、「おじいさんの絵」を紙芝居で読み聞かせた後、感想を発表しました。「たぬきは悪い。」「うさぎがかわいそう。」などの意見が出ました。そこで、「たぬきはどうすればよかったのか。」を問いかけると、「新しい紙に描く。」「描いてあげようかとうさぎに聞く。」「うさぎが絵を描くのを黙って見ている。」などの答えが返ってきました。1年生なりに様々な方法を考えることができました。最後に、作品を勝手に公開してはいけないことを説明しました。公開するには、作った人の許可が必要であると話すと、子供たちは真剣な顔で聞いていました。
 授業を通して、壊れた作品を直すためであっても、友達の作品を勝手に作り替えてはいけないことを知り、「こうするといいと思うよ。」など、作った人の思いを尊重する言葉で声をかけるとよいことに気付きました。