【豊橋市立大清水小学校】 楽しさを分かち合う三世代の母娘

 昨年の1月6日付の中日新聞「くらしの作文」に本校児童の作文「私たち。とてもめでたい」が掲載されました。93歳の佐藤愛子さんが書いた『九十歳。何がめでたい』というベストセラーの本を祖母、母親とともに一緒に読んで、みんなで盛り上がっている楽しそうな様子がつづられています。驚くべきは、その後の反響の大きさです。書店には、この作文を読んで、本を求める人が殺到したそうです。更に、その反響は続きます。それまでのいきさつが女性誌に掲載され、三世代で本を楽しむ様子がテレビでも放送されました。
 この作文には、本を読んでみたいなという気持ちにさせること以上に、本を読み、周りの人と楽しさを分かち合うすばらしさがつづられています。三世代の母娘の笑顔や笑い声が更に大きく広がって、また、新たなたくさんの人たちに楽しさを伝え、笑顔の輪が次々と広がりをみせていく。このことを知ったとき、私自身も笑顔になり、心温まるとても素敵な話だと思いました。
 さて、今、大清水小学校では、月・水・金の週3回朝の読書に取り組んでいます。これからも、児童がたくさんの本を読み、周りの人々と楽しさを分かち合い、その輪を広げていってほしいと思います。

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