【高浜市立南中】互いに認め合い、深め合っていく道徳授業

 今回、問題解決型の道徳授業を展開し、対話的な活動を取り入れることで、互いに認め合い、個人として集団として深め合っていく考えをもてるようになることを目指し、道徳の授業を実践した。
 手だてとして、本学級の生徒たちの現状に即した自作教材を作成することで、生徒たちが自分のこととして捉え、主体的に話し合い活動に参加できるようにした。また、話合いのルールを統一し、友達の意見を書き込めるワークシートを用意することで、友達の意見を取り入れ、考えを深めていけるようにした。
<実践内容>
 合唱コンクールで意見の食い違いから起こった男女の対立を基として自作資料を作成し、生徒たちに提示した。
 授業は以下の5段階で行った。
(1)資料の読み聞かせを行い、問題を整理する。
(2)問題を解決するにはどうするべきか、自分の考えを書く。
(3)話合い活動を行う。
(4)友達の意見を取り入れながら、最終的な自分の考えを書く。
(5)授業を通して考えたことや、今後の生活について書く。
<取組の成果>
 話合い活動を通して、友達の意見を取り入れ、自分の考えを更に深めたり、自分の考えを改めたりする姿が見られた。そして、授業の中での問題を自分たちの問題として捉え、「自分のクラスも団結ができていない」「男女で意見を出し合う」「みんなで学級を盛り上げたい」といった意見が多く聞かれた。その後の合唱の練習では、みんなでよい点や課題点を出し合いながら目標に向けて団結していく姿が見られた。
 生徒たちの実態に即した資料を用意し、生徒たちが互いに認め合い、深め合っていく道徳授業をすることで、生徒たちが自分のこととして捉え、道徳的価値について深く考えることができた。
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