【豊明市立豊明小】「LINE」について考えよう

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 6年生の実態を見ると、「スマートフォンを使用したことがある」児童は学級の9割以上に及んでいました。また、「LINEを使ったことがある」又は「現在使っている」児童が、学級の6割ほどいました。「LINE」の使用が思った以上に低年齢化しているという実態があり、中学校に進学する前段階で指導する必要があると考えました。そこで、スマートフォンやパソコンのコミュニケーションアプリである「LINE」を教材に取り上げ、情報モラル教育の一つとして本授業を実施しました。
<授業の流れ>
(1)スマートフォンを活用してできることを一つずつ発表させる。
(2)「LINE」について、プレゼンテーションソフトを用いて説明する。
(3)「LINE」の「よいところ」「よくないところ」を考えさせ、ワークシートに記入させる。
(4)「LINE」の「よいところ」「よくないところ」を発表させる。
(5)授業の感想を発表させる。

 (2)の説明では、スタンプや既読、タイムラインなどについて説明しました。知っているようで知らないことも多かったようで、児童からは「そうなんだ」と驚きの声があがっていました。(3)の長所と短所について考える場面では以下のような意見があがりました。
◆長所
 無料でできる。相手が文章を読んだかが分かる。写真や動画を送ることができる。同じグループの人に一斉にメールを送ることができる。スタンプで気軽に会話できる。
◆短所
 既読スルーがある。悪口を書く人がいる。知らない人とつながることがある。スタンプが相手に間違った認識を与える。トラブルのもとになることが多くある。

 予想以上に活発な話合いとなり、多くの意見を出し合うことができました。

 この他にも、NHK教育テレビの「スマホ・リアル・ストーリー」を視聴させたり、「私たちの道徳」を活用したりするなど、情報モラルに対する意識向上を図りました。今後も、児童の実態に合った情報モラル教育を実施していきたいと思います。