【豊田市立井上小】情報モラル教育の推進

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 昨年度末、児童を取り巻くICTに関する諸問題を明らかにするために、井上小独自で「ICT利用実態調査」を実施しました。調査の結果、井上小の児童のICT環境は全国平均以上に進んでいるが、同時に、生活習慣が悪化したり、対人関係のトラブルを抱えたりしている児童も全国平均以上ということが明らかになりました。
 そこで、とりわけ利用頻度が高く問題が起きやすいコミュニケーションアプリについて、LINE株式会社より講師を招いて、親子参加型の授業を実施するなどして、安心・安全にICTを利用できるよう、情報モラル学習を推進しました。正しく利用できれば幸せな人間関係づくりに役立つことや、目の前にいない相手に対して想像力を巡らせ、相手の立場に立つことの大切さなどを児童に伝えることができました。授業後に保護者アンケートを実施した結果、89%の方が役に立ったと答えています。親にとっても児童にとっても有意義な授業になったようです。
 しかし、情報モラルの指導はまだ十分とは言えません。特に、ICTの弊害や危険性に関する認識が甘いと考えています。来年度は、軽はずみな行動が大きな問題を引き起こしてしまうことを児童に認識させるために、具体的な事例等を用いた継続的な指導をし、慎重な利用を促していきたいです。