愛知県道徳教育推進会議からの提言(3)

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<授業改善のPDCAサイクルの「P(計画)」について>
 リーフレットでは、春日井市立坂下小学校の取組を紹介させていただきました。

 計画の段階で、最も大切なことは「明確な指導観を持つ」ということです。教材をじっくりと分析し、子どもたちの実態から、どのような授業を行うとよいかを考えます。安易にパターン化された授業展開に当てはめるのではなく、じっくりと練り上げることが大切です。坂下小学校では、以下のような取組をしています。

◆坂下小学校の取組例
・主人公の心情や考えが大きく変化する場面を中心場面と捉え、効果的な発問作りに主眼をおいて資料の分析を行っています。
・授業で使う場面絵や挿絵、発問短冊、板書構成等を一緒に作り、共有するとともに、授業の流れや発問を吟味しています。

 坂下小学校では、これらの取組を個人で行うのではなく、学校や学年で協力しながら行っています。

<計画段階のポイント>
○児童生徒の実態を把握し、ねらいとする道徳的価値についての明確な考えを持ち、教材研究を進める。
○教材をどのように活用し、どのような方法で学習を進めるのかを明らかにし、学年や学校で成果を共有する。