【一宮市立浅野小】「情報モラル」の育成について

画像1 画像1
 「情報モラル」の確立のために、(1)「ソーシャルスキルトレーニング」の活用(2)「ことば」のはたらきを考えた国語の授業の実践(3)日常的なモラルの育成を図るための道徳授業の実践(4)情報機器やアプリケーションソフトの疑似体験の4つを柱に据えて実践に取り組んだ。
 (4)では、無料通話アプリの疑似体験をさせた授業を実践した。最初に「この服かわいくない?」というメッセージに対する返信画面のスタンプと文字を提示した。(画面図)そこで、どんなスタンプとメッセージを返すかを考えさせた。児童の反応は「ひどい」「そんな言いかたしなくても」「スタンプが馬鹿にしている感じがする」「怒った顔のスタンプを返す」といった反応が返ってきた。教師が、この文の意味は「かわいいね」で、スタンプは「それすごくいい」を表すものだということを伝えた。しかし、児童らは「この内容では、わからない」「かわいいねって言えばいいのに」といった反応をした。授業のまとめでは、「わかりやすい言葉を使おう」「相手の気持ちをよく考えてから送ろう」といった意見が出てきた。
 こうした直接的な実践を積み上げて、「ことば」の使い方や「トレーニング」を加え、日々の道徳の授業を基に児童の心を育てていきたい。