【安城市立桜林小】 「命について考える」

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 9月、道徳の学習で「500人からもらったいのち」という資料で、子どもたちと命の学習をしました。学習前の「命って何だろう?」というアンケートでは「命は心臓のこと」「大切なもの」「一つしかない」と答えていた子どもたちが、学習後の道徳ノートには「命はつながっている」「命はたくさんの人に支えられている」と書き、更に自分に置き換えて「自分の命もたくさんの人に支えられているし、命はたくさんの人とつながっているから大事」と心温まる振り返りを書いていました。
 2学期の終業式の日、校長先生が絵本「いのちをいただく」(講談社の創作絵本)の読み聞かせをしてくださいました。寒い体育館の中でしたが、どの子も真剣に聴き入っている姿が印象的でした。「牛のみいちゃん」の大きな目から涙がこぼれ落ちたときには、私も子どもたちも思わず涙がこぼれてしまいました。
 教室に戻ると道徳ノートに感想を書く子どもたちがいました。いつもは、数行で書き終わるA君も今日は何やら真剣に書いているではありませんか。以下は、A君の道徳ノートの振り返りの一部を抜粋したものです。

◆ぼくは今日のお話をきいて、人間は動物などの生き物のおかげでおいしいごはんを食べることができるのだなあと、思いました。それに、そういう動物を食べられるようにしてくれる人がいるから、ぼくたちがおいしく食べられることが分かりました。(中略)ぼくたちは、いろいろな生き物の命やそれを食べられるようにしてくれる人にささえられて、生きていることが分かりました。

 より深く考えることができるようになり、成長ぶりをうれしく思いました。