【碧南市立日進小】友達のよいところをたくさん見つけよう

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 本校では、「自分や友達のよいところを見つけ、互いに認め合うことができる児童をめざして」というテーマで心の教育活動を推進しています。
 日ごろ保健室には、自分に自信がない子や、相手に気持ちをうまく伝えられない子等、心の悩みを抱えている児童が数多く来室します。そういった実態を改善し、自分のことを好きになってもらおうと、昨年度から様々な取組を行ってきました。
 学校保健委員会では「リフレーミング」について学び、意外と気付いていない自分のよさを見つけることができました。また、児童の保健委員会が中心となって「いいとこみつけ」活動を実施し、友達同士でよいところを認め合い、「私も友達もうれしい気持ちになる」ということを実感することができました。
 しかし、このような取組をしていても、「自分のことが好き」という児童は47%で、約半数の子が自分のことを肯定的に捉えることができていないのが現状です。
 そこで、今年度は「いいとこみつけ」活動の回数を年2回と夏休みの計3回に増やしました。また、回数を増やすだけでなく、「観察ポイント」を全校に発信したり、昼の放送や廊下の掲示板で「PR活動」を行ったりしました。その結果、お互いに認め合う機会が増え、「ちょっとしたことにも気付いてもらえてうれしい」「友達のいいところを真似(まね)してみようかなと思った」などと、お互いの魅力に気付くことができる児童が昨年度よりも多くなりました。事後アンケートでは全体の93%の児童に前向きな回答が見られ、「いいとこみつけ」活動の方法を改めたことで、友達のよいところを見つけ、互いに認め合うことができました。
 本校では、今後も継続的に「いいとこみつけ」活動を行っていくとともに、活動そのものを家庭や異学年交流に広めていき、「自分のことが好き」と思える児童を更に増やすため「他者から認めてもらえる」活動を増やしていきたいと考えています。