【一宮市立神山小】情報モラル教育実践について

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 本校では、「情報社会のマナーや危険性についての知識を身につけ、情報セキュリティに対する知識・技能を高めるとともに、情報モラルに対しての意識を高める」ことを目標として、情報モラル教育を進めています。
 近年、情報モラルに関する問題が増加しつつあります。問題が起きてからの対処よりも、未然に防ぐことに重点を置き、「Netモラル」を用いて、各学年の発達段階に見合った項目を指導しています。
 6年生の実践においては、「なりすまし」と「思いこみ」による危険についての題材を扱いました。児童の意識や関心は予想以上に高く、安全に対する意識の高さと、ケータイやスマホに依存しがちな世代であることを感じました。また、事前・事後のアンケート結果より、自分たちの実態が予想以上に危険にさらされていることを感じた児童も多く、危機感を抱きながら授業を進めることができ、児童の危険・安全に対する意識を更に高めることができました。
 また、3年生の実践において、「言葉」をテーマに扱った実践でも、授業後の子どもたちの感想を見ると、「人の悪口は言わないようにしよう」「自分も人も迷惑になるようなことはしない」という意見がありました。情報モラル教育だけで終わらせず、日々の生活の中の様々な場面とつなげて指導していくことが大切であると感じました。
 継続的な指導を繰り返していくことで、私たち教職員の指導の幅が広がり、何より子どもたち自身の「心」の成長につなげることができます。子どもが情報を扱う時代だからこそ、この情報モラルを通した「心」の教育が必要ではないでしょうか。