【美浜町立布土小】学区合同防災訓練

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 本校では、毎年防災の日(9月1日)に近い9月上旬に、「学区合同防災訓練」という地域ぐるみの大がかりな防災訓練を行っています。
 今年は、9月7日(水)に行いました。「東海地震予知情報」が出されたとの想定で、まず保護者への児童引渡し訓練をします。そして、体育館へ親子で集合したところから、防災訓練が始まります。
 メインは、地域の方が講師を務める地区別学習会です。4地区に分かれて、「防災備品の使用体験」「放水とバケツリレーの消火体験」「非常食の炊き出し体験」「起震車なまず号体験」を親子で学習します。この中の「防災備品の使用体験」では、体育館横にある防災倉庫にどんなものが保管されているか見せてもらいます。いざというとき、学校は避難所になります。毛布や間仕切り、簡易トイレまであり、組み立てて座ってみたりしています。また、「非常食の炊き出し体験」では、非常食の袋に熱いお湯を入れたり、お茶と一緒に参加者に配ったりと児童にもできることを体験します。そして、最後は体育館に全員が戻って親子でこの非常食を試食します。「けっこうおいしいね」「もっと食べたいな」など、なごやかな親子の会話が聞こえてきます。こうした多彩な活動ができるのは、学区の方々と合同で行うからこそです。
 このたび、布土小学校は学校安全の部の安全功労者として「内閣総理大臣表彰」を受賞しました。平成15年度から始まった防災教育の継続や、この「学区合同防災訓練」を始めとした地域との協力で行われてきた活動が評価されたからだそうです。子どもたちにとっては、毎年恒例の当たり前のこととして行ってきましたが、すばらしいことだったのですね。