【瀬戸市立古瀬戸小】 そんなつもりじゃなかったのに

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 携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、本校でも自分の携帯電話やスマートフォンを所有する児童が増えている。児童の会話の中から「LINEで連絡するね」などという声も飛び交っている。
 しかし、6年生では文章を作成する力や読み取る力が乏しく、メールやラインで相手の気持ちを考えずに思ったことをそのまま書いてしまい、人間関係がうまくいかなくなってしまう例も多いため、情報モラルに関する授業実践を行った。

(1)授業の目当て
 限定されたメンバーでのグループトークであっても、完全に閉鎖された空間ではないことから、軽い気持ちで書いた悪口が思わぬ影響を及ぼすこと、投稿した写真が悪用されることを知り、慎重に投稿する必要があることを理解する。

(2)授業の流れ
 携帯電話やスマートフォンなどの所持の質問から、インターネットトラブルについての質問をした後に、コンピュータルームのパソコンでネットモラル教材「そんなつもりじゃなかったのに…」のアニメーションを視聴した。その後、ネットでのいじめ(トラブル)を起こさないためにどうすればいいのかを考えた。
 ネットトラブルが起きる原因を学級でまとめると大きく3つあった。1つ目は、「文字には気持ちがないから、絵文字があっても本心が読み取れないこと」、2つ目は、「たくさんの人が見ることがあること」、3つ目は、「気軽に書き込めるので、相手が傷ついているのかどうかわからないということ」であった。
 今後は、被害者にも加害者にもならないために画面上に見えない相手のことを考えてコンピュータと接するようにしようというまとめをした。