【犬山市立城東小学校】情報モラル教育の実践

画像1 画像1
 6年生の児童を対象に「メールの返信」(出典「明るい心」)の授業を行いました。事前にアンケートを行い、約4割の児童がスマートフォンや携帯電話、タブレット端末などの情報機器を所有しており、多くの児童がメールなどで連絡をとった経験があることが分かりました。

授業の始めには、アンケートの結果を表したグラフや、家庭でのルールを基に、学級の実態について話し合いました。次に資料を読んで、「自分だったらどのような対応をするか」という点について話し合いました。「親友だから直接謝りたい」「親友のくせに自分の事情を分かってくれないなんて許せない」など、子どもたちの素直な意見がたくさん出ました。「親と友達を天びんにかけるってことだよね」といった思春期を迎えつつある子どもたちの心の内をかいま見ることができるような発言もみられ、盛んな話合いになりました。

その後、相手の側に立って「自分だったらどんなことに気をつけるべきだと思うか」という点について考えました。それぞれの立場に立って考えることで、情報機器を介したコミュニケーションは、直接的なコミュニケーションと比べ、細やかなニュアンスが伝わらないこともあり、トラブルにつながりやすいことを学ぶことができました。また、相手のことを考えたコミュニケーションの取り方について一人一人が考えることができました。