【春日井市立西尾小学校】大きくなあれ「ふわふわ言葉」の木

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 コミュニケーションについてのアンケートを実施したところ、「ふわふわ言葉」が減少傾向にあることがわかったため、全校で2週間「ふわふわ言葉週間」を行いました。本校では、「言われるとうれしくなる言葉」「心が温かくなる言葉」など、ふんわりとした雰囲気がある言葉のことを「ふわふわ言葉」と言います。
 そこで、昇降口の掲示板に「ふわふわ言葉の木」を設置し、各教室にはハートのふせんを配布しました。1日の中でうれしい気持ちになる言葉をかけてもらったらふせんに記入し、「ふわふわ言葉の木」に貼りました。更に学級では、帰りの会等で「ふわふわ言葉」を発表することによって意識を高めたり、昼の放送で「ふわふわ言葉の木」に貼られたふせんの中から心が温まる内容を発表したりして、学校全体で「ふわふわ言葉週間」に取り組みました。
 ふせんには、「Aちゃんが一緒に遊ぼうといってくれた」「B君がいじわるしてごめんねと言ってくれた」「Cちゃんがいつも班長の仕事がんばっていてすごいねと言ってくれた」「Dくんが一緒に黒板を消してくれてうれしかった」「Eさん、ありがとう」等の言葉がありました。最初は小さな木でしたが、2週間たつと、大きな木になっていて、掲示板を見ている児童のうれしそうな顔が印象的でした。今後も継続して「ふわふわ言葉」が増えるような活動を行っていきたいと思います。

【一宮市立向山小学校】PTAあいさつ運動

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 本校では、年10回「PTAあいさつ運動」を登校時間帯に行っています。これは、PTA学級委員の方々に本校正門・南門に立っていただき、代議員や生活委員会の子供たちとともに、あいさつを行うものです。定期的に「あいさつ運動」を行うことで、子供たちとのあいさつの習慣化を図るとともに、保護者と一緒に行うことで、地域で子供たちを見守る一助とすることが目的です。
 そして今年は、「あいさつは、遠くから、何度でも、大きな声で」をスローガンに「あいさつ運動」を展開しています。そして、「相手の目を見て、自分から、相手に聞こえるような声で」言うよう指導しています。
 「おはようございます」と、いつものあいさつより更に元気のいい、ハリのある大きな声が、グランドに響いています。高学年の子の元気なあいさつにつられて、最初は恥ずかしそうだった1年生の声も、日に日に大きくなってきたことは、うれしいことです。また、大きな声で言う子は、笑顔で言うことができます。笑顔の輪も広がってきました。
 あいさつは、人とひとの心をつなぐ大切なもので、子供たちの成長のために欠かせないものです。あいさつの輪を広げ、あいさつのあふれる学校にしていきたいと考えています。

【豊川市立一宮東部小学校】自分や相手を大切にする情報モラル教育

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 本校では毎年、6年生の児童を対象にインターネットの正しい利用の仕方を学ぶことをねらいとして、外部講師を招いて親子でインターネットの利用について学ぶ講習会を設けています。スマートフォンを利用し始めたり、タブレット型PC、家庭用ゲーム機の通信機能を使ったりしてメッセージのやり取りを多くの子が経験していますが、誤った利用の仕方をするとどうなるのか知らない子もいます。
 講習会では、友達とのメッセージアプリを介した問題、顔を知らない人とインターネットでつながって起きた問題など、実際に起きた事例を聞きました。子供たちは、自分に照らし合わせて考え、正しい利用を心がけようという意識が高まりました。
 また、道徳科の時間では、「私たちの道徳」に掲載されている「相手に思いを伝えたはずなのに」を活用して自分や相手を大切にする情報モラル教育を行っています。どうして本当の思いが伝わらないのか子供たちはすぐに気がつくことができますが、更に相手のことを思ってどうやって伝えたらよいのか、メッセージアプリで誤解を招くような文章を送ってしまったらどうすればよいのかを話し合いました。子供たちは、「一度送ったものは消えないから余計なことは書かない。」「思いを伝えるなら相手と直接話した方がよい。」など、相手のことを考えてメッセージを送ることの大切さに気がつくことができました。
 今後もこうした取組を継続して実施していくとともに、年間を通して計画的に情報モラル教育を行っていくことで、自分や相手を大切にする子を育んでいきたいです。

【東浦町立緒川小学校】「伝統的な米作り体験」を通して「いのち」について学んでいます

 「足が土にはまって、目印の場所に苗を植えるのが難しかったけれど、慣れるとおもしろかったよ。おいしいお米ができるといいな」
 「これから大切に、秋まで育てていかないと、お米はとれないんだね。米作りの作業を地域の老人会の方に教えてもらいながらしっかり体験したいな」
 校内に設置された水田での田植を終えた後の、本校5年生の子どもたちの感想です。
 本校では、平成9年より20年以上にわたって地域の老人会である「東楽会」のメンバーの協力を得ながら、「伝統的な米作り体験」を行っています。実体験を通して、毎日食する米を育むことが、決して簡単ではないことに気付くとともに、大切に育まれた「いのち」を食していることに目を向け、自他の命をかけがえのないものととらえることのできる心を育むことをねらいとして取り組んでいる活動です。今年も、しろかき、あぜづくりを行った後、5月22日(火)に田植を行いました。これから水の管理をしたり、かかしを作ったりしながら、秋の稲刈りを目指します。
 保護者や地域の方からは、「低学年の子が、5年生になったらお米を育てることができるよ、楽しみだな、と話しています。これからも続けていただきたい」「毎年、地域と連携して体験活動を実施し、豊かな心の育成を図る取組を進めていただきありがたい」という声をいただいています。
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【豊川市立一宮西部小学校】みんな笑顔 一人一人が元気にがんばる一西小

 一宮西部小学校は、「みんな笑顔 一人一人が元気にがんばる一西小」をスローガンに、児童会活動に取り組んでいます。
 5月には、みんなが笑顔になれる活動の一つとして、「1年生を迎える会」が行われました。児童会(もりあげ隊)が中心となり、学校クイズやボール送りゲーム、じゃんけん列車など楽しいレクリエーションがありました。ボール送りゲームのときには、もり上げ隊のメンバーが恋ダンスを踊り、盛り上げました。1年生だけでなく、全校児童が笑顔になり、心から楽しめる会になりました。
 また、月のめあては4年生以上の各クラスで考え、それを代表委員会で話し合って決めています。自分たちの生活を振り返って、自分たちで考え、改善していこうとする活動を通して、学校生活をよりよく豊かにし、一人一人が笑顔で元気にがんばることができる一西小を目指しています。

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【蒲郡市立竹島小学校】児童会活動と縦割り活動

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 本校は、明るく元気であいさつや返事ができる児童が多いです。そんな児童に、更に思いやりの心が育つように、児童会執行部や委員会が中心となり様々な活動に取り組んでいます。その活動例を二つ紹介します。
 一つ目は、「ありがとうの木」です。これは、学年関係なく、日常生活や行事を通じてかかわった相手に対して「ありがとう」の気持ちをふせんに書いて貼るという活動です。この活動が始まると、多くのふせんが貼られるとともに、その内容を見に来る児童がたくさんいます。自分の名前があると、とてもうれしそうな表情をしています。
 二つ目は、「縦割り遊ぼうデー」です。これは、定期的に時間を確保して、各縦割りグループの6年生が中心になって考えた遊びを行うという活動です。どの子もこの日をとても楽しみにしていて、この活動を通じて1年生〜6年生の仲が深まっています。今後もこうした児童の心を育てる活動を支えていきたいと思います。

平成29年度研究推進校 安城市立安城南部小学校

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<取組と成果のポイント>

○ 「交話」(考えを広げたり深めたり、気付きの質を高めたりするとともに、仲間とかかわることで、コミュニケーション力を伸ばす話し合い活動)を道徳の授業の中核に捉えるなど、「道徳の時間」における指導方法を工夫したことで、子どもたちが他者の意見に耳を傾けるとともに、自己の考えを振り返り、道徳的諸価値について理解したり、物事を多面的・多角的に考えたりすることができるようになった。また、教師も自信をもって道徳の授業を行うことができるようになった。

○ 子ども自身が学びを実感できるとともに、教師の授業をつくる力を向上させる評価の在り方について検討し、評価の方法についての理解を深めた。

○ 「別葉」や「他教科や特別活動との連携計画」を作成したことで、道徳の授業での道徳的価値観に対する学びを行為や習慣と結び付け、実践意欲を高めたり、実感を伴った理解の深化へとつなげたりすることができつつある。




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【小牧市立味岡小学校】情報モラル教育

 本校の児童の中には、スマホのアプリを使って動画を投稿したり、無料通信アプリで友達と連絡を取り合ったりしている子がいます。
 今回、5年生の授業参観において、「ネット上で知り合った人」というテーマで情報モラル学習を行いました。実際に、出会いの誘いのメッセージが届いたらどうするか、自分たちが被害に遭わないための行動はどのようなものなのかを、グループで話し合いながら考えました。保護者の方々も、自分の子供がどのように考えているかを知り、これからどうスマホやネットと付き合っていくかを考えるきっかけになったようです。
 子供たちからは、「自分だけで考えないで、親に相談しようと思った。」「メールアドレスや電話番号を変えることもしないといけないかもしれない。」という意見がありました。

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【豊田市立滝脇小学校】自然を愛する心を育てる愛鳥活動

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 本校では、学校周辺の豊かな自然環境を生かして、「愛鳥活動」と呼ぶ野鳥の保護活動を行っています。昭和41年から始まったこの活動は、今年で53年目を迎えます。
 年3回、西三河野鳥の会から講師を招いて、学校周辺の野鳥を観察する「探鳥会」を行っています。保護者や地域からも参加者があり、子供たちと一緒にバードウォッチングを楽しんでいます。
 また、中・高学年は巣箱を自作し、学校周辺の森に設置しています。自分が掛けた巣に野鳥が巣を作るのか、卵を産むのか、ヒナが巣立つのかを観察し、記録しています。低学年は、野鳥の餌が少なくなる冬季に、校舎裏の給餌台で野鳥にいろいろな餌を与え、保護しています。5月には毎年、ツバメの営巣状況調査に学区の全家庭を訪問しています。
 長年、「愛鳥活動」を継続したことで地域との連携が深まっています。地域の方の御協力をいただきながら、学区のよさに気づき、学校や学区に誇りをもてる子を育てています。

【長久手市立東小学校】ゲームに潜むネット被害

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 保護者から、ゲームやスマートフォンの扱いについて「子供の方が詳しくてついていけない」などの不安を抱えているという話が聞こえてくる。その一方で、ネット利用などのルールを特に決めておらず、インターネットに関する問題について無関心な家庭もあるようだった。そこで、保護者が来校する機会を考慮し、授業参観で6年生を対象にゲームから始まった「ネット被害」についての授業を行った。
 授業では、文部科学省の情報モラル教材「軽い気持ちのID交換から」を利用した。ネット被害の実例を動画で見て、感じたことや問題点を話し合った。自分たちの身近なゲーム機からトラブルに巻き込まれていく主人公の様子を見て、「主人公の親がゲーム機に見守り設定しないのもいけないよね。」「今はIDなんか交換しなくてもゲームで話したりすることができるよ。」など、多くの意見が教室を飛び交った。保護者たちはネットの進歩の早さに驚いた様子だった。
 児童の振り返り学習プリントには「変なメールが来たら、親に相談してから決める。」「写真や個人情報を教えちゃだめって知っていたけど、これからはネットで知り合った人を簡単に信用しないようにしたい。」など、ネット上の見えない相手と交流することの怖さを理解し、今後気を付けなければならないことを書くことができていた。また、保護者の感想欄には「親世代の私たちが、案外ネット上の怖さをよく分かっていませんでした。今日の授業は本当に勉強になりました。親子でネットについて具体的にどうしたらよいかを話し合うよいきっかけになりました。」など、家庭でのネット環境の設定や親子間での約束を再確認した感想が数多くあった。


【豊田市立梅坪小学校】低学年での情報モラル授業の実践

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 低学年では、親切のつもりでしたことが、かえって迷惑になってしまうことがしばしばあります。そこで、道徳の時間に、「親切心から友達の作品に手を加えてしまい、かえって嫌な思いをさせてしまう。」という資料を取り上げ、相手の気持ちに添った親切について考えさせたいと思いました。
 資料では、あかねがコンピュータを使って描いた自画像に、ゆうたが手を加えてしまいます。ゆうたは親切心から行ったのですが、あかねは、自分の作品を傷つけられたという思いが強く、ゆうたのした行為に対して強く反発をしてしまいます。
 授業では、初めにうれしい親切とうれしくない親切について考えさせました。そして、資料の中のゆうたが、あかねの絵に手を加える場面までを提示し、ゆうたの気持ちについて話し合いました。「気持ちはわかるけど、いけないことだ」という意見が多く出されました。また、「あかねさんに聞いてからやるべきだ」という意見も出されました。いけない理由として「絵は自分のものではなく描いた人のものだから、勝手に手を加えてはいけない」という意見も出されました。資料の最後にあかねが、手を加えられた絵を見て、泣き出してしまいます。授業の最後には、あかねの気持ちに共感する感想を書いていました。
 子供たちは自分がされていやだと感じることでも、立場が変わるとついやってしまいがちです。今後も、友達の気持ちを尊重することの大切さについて考えさせる授業を行っていきたいと思います。
資料出典:豊田市教材データベース「POTETO」授業推進資料

【東栄町立東栄中学校】親子で学ぼう「ケータイ・スマホ安全教室」

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 本校では、毎年「ケータイ・スマホ安全教室」を生徒と保護者の両方を対象に行っています。今年は、「eネットキャラバン」の講師として、総務省東海総合通信局の方をお招きして、安全教室を行いました。無料通信アプリ等で友達に何げなく送ったメッセージが誤解を生んでトラブルになった事例、「いいな」と思って撮影した画像をブログにアップしたことで大問題となり、加害者となってしまった事例をいくつか教えてもらいました。無料通信アプリなどのSNSは、友達と気軽にコミュニケーションがとれる大変便利なものです。しかし、ナイフなどと同じで、使い方を間違えてしまうと相手を傷つけてしまったり、トラブルになって取り返しのつかないことになってしまったりする危険性があるということを改めて学びました。
 生徒からは、「もしスマホをもったときには、トラブルがないように使い方に気をつけたい。」保護者からは、「スマホを使うときのルールを家できちんと話し合っていきたい。」などの感想を聞くことができました。

【新城市立八名小学校】 心をひとつに「長なわ大会」

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 長なわ大会の愛唱歌「無限大の夢」が体育館に流れる中、「はい、はい、はい…」「ドンマイ!」とそれ以上の大きなかけ声が鳴り響く。毎年5月に行われる長なわ大会の光景である。3分間にどれだけ8の字跳びができるかを学級ごとに競う、この長なわ大会は、30年以上続く八名小学校伝統の行事だ。この記録をのばすために、心をひとつにしてクラスで取り組んでいく過程は子供たちの心の成長の記録でもある。
 4年生の児童は、練習しているときの様子を次のように作文にまとめた。「新記録が出たのは、4月後半。時には、くやしくて泣きそうになったり、くずれてしまいそうな苦しみを感じたりしたが、新記録がでたときのよろこびや感動はわすれない。5月前半には、369回の新記録が出た。とてもいいクラスなんだ、まだ行けるんだとそのとき感じた。」
 回し手になった、児童は「今では、回し手でよかったなあと思っています。なぜなら、みんなにきらわれてもなんでもいいから、みんなをひっぱっていくぞという気持ちをもち、ゆう気が出せるようになったからです。」とまとめている。
 新記録で優勝した6年生の児童は、「大会では、421回の新記録を出して優勝でき、八名小学校に歴史を刻むことができました。心をひとつに、全力で勝ちに行ったからこそ優勝できたと思います。」と感想を日記に書いた。
 たとえ、新記録がでなくても、優勝はできなくても、心ひとつに努力した過程が子供たちの自信につながったことは間違いない。今年は、クラスの記録や目標回数を目に見える形にしたこともあってか、子供たちのやる気が高まり大会新記録が続出したことを加えておきたい。

【江南市立古知野東小学校】小中連携で行うあいさつ運動

 本校の教育目標の四つの柱に「あいさつ・時間・そうじ・歌声」があります。高学年の児童は、入学してからいつもこの四つの柱を意識していて、下級生の手本となる姿で生活することができています。
 特に、「あいさつ」については、廊下ですれ違う先生や下級生に、大きな声で、にっこり笑顔であいさつをするなど、みんなが気持ちよく生活することができる環境をつくり上げています。その効果があって、入学してきたばかりの1年生も、高学年のまねをして、大きな声でにっこり笑顔のあいさつができるようになってきました。   
 また、年に数回ある「あいさつデイ」には、ふれあい委員会の児童が、小中連携で地域の中学生とともに校門で「あいさつ運動」を行い、あいさつを交わしています。中学生のさわやかなあいさつは、小学生の手本となり、これまで受け継いできた古東小の流れを実感することができます。 
 私たち教師も、「あいさつデイ」に中学生と会話をする中で、卒業生たちの様子をうかがい知るよい機会となっています。小学生も、昨年まで一緒に登校した上級生が元気に楽しく中学校生活を送っている姿を見ることができ、久々の再会に、いつも以上に元気のよいあいさつが交わされています。
 あいさつは心と心を通わせる第一歩です。今後も、いつもさわやかなあいさつの声が響く学校にしていきたいと思います。

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【豊田市立小原中学校】SNSの使い方について話し合う道徳教育

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 本校は、山間部にある中学校で、校外で友達と遊ぼうとしても友達の家が遠くてなかなか遊びに行けないことがあります。そのため、友達とはSNSでコミュニケーションをとったり、オンラインゲームで遊んだりすることが多くなっています。それに比例して、いじめにつながる書き込みなど、SNSによるトラブルの心配も増えています。
 そこで、本校2年生30人を対象に「SNSの使い方について話し合おう」という道徳の授業を行いました。小学校時代の親友がネットいじめにあっているという読み物資料から、自分が主人公の立場だったらどうするか話し合いました。「親友がいじめられているのを無視できない」「でも、自分がいじめの対象になるのが怖い」など、率直な意見が多く出されました。そして、「親友を助ける書き込みをいくらしても炎上するだけ。ネットでの問題はネットでは解決できない」「親や先生など、信頼できる大人に相談することが大切」という結論を導き出すことができました。そして、SNSを上手に活用するためにはどうしたらよいのか考えを深めました。
 相手の顔が見えなかったり、匿名であったりするSNSで、文字だけで気持ちを伝えることの難しさを知り、生徒はSNSにおいても相手を思いやる言葉遣いを大切にしていこうという思いを強めることができました。

【春日井市立東部中学校】感謝Week

 本校では、生徒会が中心となり、ふだんよりもたくさん感謝の気持ちを伝え合う強調週間、「感謝Week」を設けている。なかなか伝えることが難しい感謝の気持ちをしっかりと伝え合うことで、感謝するがわもされるがわも幸せな気持ちになること、そして、他者を助けることを進んで行えるようになることを目指した取組である。
 具体的な取組は以下の2点である。
1.いつもよりたくさん感謝の気持ちを伝えるようにする。
2.「ありがとうの木」を作る。
 1は直接感謝の気持ちを伝える機会を増やす取組で、期間中、生徒たちが照れながらも「ありがとう。」と伝えている場面を何度も目にすることができた。「ありがとう」と伝えるがわ、伝えられたがわどちらも笑顔が見られ、感謝を伝えることでお互いに幸せな気持ちになれることを実感していた。
 2は直接伝えられない感謝の言葉を1枚の葉っぱに見立てた用紙に記入し、「ありがとうの木」に貼って廊下に掲示する取組である。現在、多くの葉っぱが生徒会に届けられ、はり付が行われている。葉っぱには「悩みを聞いてくれてありがとう」といった友達への感謝や「いつもおいしい給食をありがとう」といった調理師さんへの感謝など様々な人への感謝が記入されており、「ありがとうの木」が生徒の優しい気持ちを示す大木になることを期待したい。
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【稲沢市立山崎小学校】「友だち」について考える道徳科の授業

 三年生の道徳科で、「友だち屋」の授業を行った。この教材では、自分にとっての本当の友達とは、どんな人であるかを考えさせることをねらいとしている。絵本で読んだことのある児童もおり、学習内容を伝えると「知っている!」という声が多くあがった。
 キツネの気持ちを考えさせる場面では、クマやオオカミとのやりとりを、ペアで役割分担して演じさせた。児童は楽しそうに、それぞれの役割に合ったせりふの読み方を工夫していた。その後、キツネの気持ちを発表させると、クマと過ごしているときには「イチゴなんて食べたくない」「早く次の所に行きたい」という、キツネが無理をしてクマと合わせていることを捉えられている意見が出た。また、オオカミとのやりとりでは「本当の友達ができてうれしい」という、キツネの気持ちの変化を感じることができた。
 授業の初めと終わりに「友達とはどんな人?」という質問をした。初めは「一緒に遊ぶ人」という意見が多かったが、終わりには「困ったときに助けてくれる人」「自分を励ましてくれる人」と、友達に対する考え方に変化がみられた。
 本校では、授業プリントを家庭に持ち帰り、授業内容を保護者と話してコメントをもらう取組をしている。本時でも行ったところ、そこには、「一緒にいて楽しく過ごせたり、お互いに助け合えたりする友達をつくってほしい。」という感想が書かれていた。家庭との連携を大切にした道徳の授業を行うことで、児童の価値観を広げることができた。

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【碧南市立中央中学校】スマホ・ケータイ安全教室・人権教育

 5月7日(月)、人権擁護委員の方と携帯電話会社の方を講師にお招きし、「スマホ・ケータイ安全教室・人権教育」を行いました。人権を大切にすることの意味やインターネットやスマートフォン、SNSの適切な使用について、具体的な例を交えて話していただきました。
 文字だけのやりとりでは、相手に気持ちが伝わりにくいこと、安易な書き込みにより連れ去りなどの犯罪に巻き込まれるケースがあることなどを、生徒たちは自分のこととして捉え、考えることができたようです。
 以下、生徒の感想です。
・インターネットやSNSは、使い方を間違えると、恐ろしいことになると思いました。
・無料チャットアプリなどはとても便利で、よく利用しています。でも今日のお話を聞いて、気を付けて使わないと大変なことになる危険性があると分かりました。
・個人が特定されてしまうような情報をインターネット上に載せるのは、やめた方がよいということが分かりました。

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【豊橋市立幸小学校】自らの判断でリスクを回避する能力を身につけよう

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 6年の3割近くが携帯電話を持ち、9割が自分の携帯を持ちたいと答えている現状を受け、情報モラル教育の必要を感じました。
 そこで、6年生児童を対象に、携帯会社の方を講師にお招きし、ケータイ教室を開催しました。携帯電話やスマートフォン、インターネット等を利用する際に守ってほしいルールやマナー、覚えておいてほしい携帯やインターネットに関わるトラブルや事件・事故を紹介していただきました。SNSなどに安易に情報を流すことでトラブルに巻き込まれたり、人権を侵害してしまったりする可能性があることや遊び半分で情報を開示することの恐ろしさなどがわかりました。
 また、携帯電話は便利でかっこいいだけではなく、使い方によっては危険で、取り返しのつかないことになるということに気づくこともできました。子供たちは、自らの判断でリスクを回避する能力を身につけることが、重要であることを理解することができました。


【一宮市立浅井北小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 本校では、外部講師の方をお招きし、「スマホ・ケータイ安全教室」と題して情報モラル学習会を行いました。分かっているつもりでも、まだまだ知らなかった情報を教えていただくことができました。「情報は不確かなものである」「情報は消えることはなく、ずっと残る」「世界中に公開されてしまう」など、私たちがふだん、便利になった通信手段で何げなく利用しているインターネットの特徴を詳しく教えていただきました。
 また、被害者にも加害者にもならないための手立てを丁寧に教えていただきました。
 子供たちからは、「いまは、トラブルになってはいないけど、気をつけたい」「これから、スマホを持つようになっても、ぜったいいじめはだめだと思う」「ゲームが好きだから、友達とルールを決めて遊ぶ」など、前向きに気をつけていこうとする感想を聞くことができました。