【春日井市立味美中学校】SNS利用においての注意点について考えよう

 本校では、中学1年生で「SNS利用の注意」という授業を行いました。
 始めに、NHK for schoolのスマホ・リアル・ストーリーによる「たった一言の違いが」という内容のビデオを見ました。友達の家へ遊びに行った感想をSNS上でやり取りしている中で、Rちゃんが「○○のうち、よくなくなかった」という文を送ります。その文を、他の3人の友達は「○○のうち、よくないってことだよね?」と誤解し、そこからRちゃんを仲間外れにします。この段階で生徒に「3人をどう思ったか」「自分ならどう行動したか」を考えさせました。「仲間外れにすることはよくない」「どういう意味で書いたのかを直接確認する」という意見が多かったです。
 その後、ビデオの続きを見ました。Rちゃんのお母さんがRちゃんのスマートフォンを見て「あら?○○ちゃんのうち、楽しくなかったの?」と聞き、「『よくなくなかった』って、『?』が付いていないとまるでよくなかったみたいよ」と言います。そこでRちゃんは、自分がSNSに送った文が、他の人たちに誤解を与えてしまったことに気が付きます。生徒たちは、ビデオを通して「文字だけだと正確に伝わらないこともある」「SNSはグループでバーッと盛り上がれるのが楽しいところだが、一人だけを仲間外れにしたグループも簡単に作れちゃう」という側面があることを学びました。
 その後、「リアルなコミュニケーションとインターネット上のコミュニケーションの違いは何か」「インターネット上のコミュニケーションで、気をつけなければいけないことは何か」ということについて考えました。「インチーネット上では、気持ちや感情が伝わりにくい」という意見が多くありました。気をつける点としては、「相手が嫌な気持ちにならないように考えて文章を作る」「文章を送る前に確認する」「間違いに気が付いたら訂正する」「悪口を書かない」「感情に合った記号や絵文字、スタンプを使う」というような意見がありました。
 別の日には、1年生を対象とした「サイバー犯罪対策教室」が行われました。警察署の生活安全課の方から、軽い気持ちでアプリをダウンロードしたり、写真を公開したりすることで、思わぬ犯罪に巻き込まれる危険性があることを教えていただきました。
 このような情報モラル教育を通して、生徒たちにはSNSの正しい使い方を身に付けてほしいと思います。

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【一宮市立北方中学校】情報モラル教育 自分を守るために

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 本校では、1年生が7月の初旬に、「スマホ時代のキミたちへ」という文部科学省から配布されたリーフレットを活用し、スマートフォンやSNSの使い方について学習しました。
 リーフレットに記載されていた「〜ちょっと待って!」の五か条〜
1.マナーを守ろう!
2.人を傷つけないか送信前に見直そう!
3.個人情報(写真を含む)を載せない、送らない!
4.ネットで知り合った人と直接会わない!
5.使いすぎないようにけじめをつけて
 スマートフォンやインターネット接続機器は、今や生活する上で非常に便利なツールとなっています。このような機器を上手に活用する能力が必要です。だからこそ、生徒たちが大きなトラブルに巻き込まれることのないように、学校をはじめ、家庭でもインターネットやスマートフォンの使い方について、話し合っていきたいと家庭に依頼しました。
 7月の中旬には、講師の先生をお招きして、自分を大切にするための授業「セルフディフェンス講座」を行いました。ここでも、無料通信アプリやSNSトラブル、インターネット・スマートフォン・携帯電話サイトの危険性について学習しました。ここでは、7つの事例をもとに、具体的な行動を確認しました。
1.宿題を写メしてとか、裸の写真を送ってと言われても、悪いことはきちんと断る、頼まない。
2.無料通信アプリ、SNSウェブサービスなどに自分、友達の写真は載せない。
3.知らない人とは、絶対にメールしない、会わない。
4.友達からの返事が、すぐにこなくても怒らない。
5.インターネットに名前・住所・電話番号・家族構成を書き込まない。誰にも教えない。
6.お金の変な請求書は、ネット詐欺。安くても支払わない。 
7.ひぼう中傷や悪口などの書き込みは、未成年でも犯罪・損害賠償の対象
 最後に、「不安なときは、アドレスを変える」「心配なこと、トラブルに巻き込まれたら、すぐに大人に相談すること」を約束しました。

【瀬戸市立祖東中学校】「秘密の友達」〜友達のよいところをみつけよう〜

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 中学1年生。緊張して入学してきた子供たちも、徐々に新しい環境に慣れてきました。新しい友達との距離が近づけば近づくほど、友達のいろいろな面が見えてくるものです。苦手な部分も見えてくる頃でしょう。さらに、次第に友達関係も固定されてきます。そんなときだからこそ、いろいろな友達のよさに目を向けさせたい、友達との良好な関係を築かせたい。こんな願いから、友達のよさを見つける授業を行いました。

<展開>
1.3つの封筒にそれぞれ、クラスの子の名前が書かれた紙を全員分入れておきます。
2.3つの封筒から1枚ずつ、紙を取ります。(自分の名前が出てきた場合や同じ名前が出てきた場合は、その場で引き直します)
3.選んだ3枚の紙に書かれた名前の友達が、「秘密の友達」です。
4.「秘密の友達」は、誰にも教えてはいけません。1週間、その友達をこっそり観察し続けます。よいところを見つけたら、メモ用紙に書き留めます。(1日の反省として、帰りの会で時間を設けました)
5.1週間後の授業で、「秘密の友達」宛てに手紙を書きます。
6.その手紙を、直接手渡します。(この時初めて、自分を観察していた友達が分かります)
7.もらった3枚の手紙を読んで、感想を書きます。

 <生徒の感想>
・自分は、よいところがあまりないと思っていたけれど、友達からのメッセージを見て、自分のよいところがわかりました。すごくうれしい気持ちになりました。この活動がなくても、友達のよいところを見つけて、伝えていきたいと思いました。
・あまり関わったことのない友達のよいところを知ることができました。手紙は少し照れくさかったけれど、喜んでくれたのでうれしかったです。
・友達が教えてくれたことで、自分の長所を知ることができました。さらに自分に自信をもてるようになりました。

 友達のよいところを見つけようとすれば、よいところを見つけられる目(心)が育ちます。逆に、友達の悪いところばかりに目を向けてしまうと、心が落ち着かず、友達との関係は悪化してしまうものです。今回の活動を通して、クラスの雰囲気が以前より温かくなった気がしました。誰に見られているか分からないというドキドキ感も楽しみの一つ。今まであまりしゃべったことのない友達とも交流のきっかけになったようです。自分のよさを認めてもらってうれしくない子どもはいません。友達に対して温かい気持ちで接することができるよう、今後も活動を続けていきます。

【一宮市立宮西小学校】あいさつからはじめる「チーム宮西」

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 本校では、「夢と希望 みんなでかなえる チーム宮西」をスローガンに、行事や日々の活動に取り組んでいます。その活動の一つに「朝のあいさつ運動」があります。
 児童会と代表委員会が中心となり、毎朝、正門で登校してきた児童とあいさつをしています。1学期は、児童会で元気なあいさつをするための方法を話し合い、「あいさつカード」を使った活動に取り組みました。正門であいさつをするときに、「相手の目を見て」「大きな口を開けて」と具体的なめあてを全校に知らせ、「目を見て」「大きな口で言おう」などの掲示物を持ってあいさつ活動を行いました。具体的な方法を示したことで、あいさつの声は大きくなり、児童会役員や代表委員と元気なあいさつが交わされるようになりました。
 また、近くにある一宮商業高校や北部中学校と連携した「合同あいさつ運動」を行い、活発にあいさつする機会を増やしています。
 「おはようございます」というあいさつから宮西小学校の朝が始まります。あいさつは、人と人をつなぐ大切な言葉です。宮西っ子全員であいさつのあふれる学校にし、気持ちのよい一日が始められるように、「チーム宮西」として一丸となり取り組んでいます。

【蟹江町立蟹江小学校】ハッピーレターで「ありがとう」を届けよう

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 前期児童会が、7月9日(月)から7月12日(木)までの4日間、「ハッピーレターでとどけようキャンペーン」を行いました。このキャンペーンは、前期児童会役員の1人が、児童会役員選挙のときに公約として示した取組です。目的は、ふだんなかなか言えない「ありがとう」という言葉と感謝の気持ちを伝えることです。
 まず、児童会役員が作成した絵はがきを、子供たちに1枚配付します。そして、自分が感謝している蟹江小学校の人に向けて、感謝していることと「ありがとう」という言葉を絵はがきに書いてもらいます。感謝する相手がたくさんいる人は、4枚まで絵はがきを書くことができます。最後に、それらの絵はがきを児童会役員が集めて、相手の人に渡してあげるという内容です。
 児童会の掲示板には、前期児童会役員が公約として示した別の取組「クラスのいいところ探し」の発表の下に、「ハッピーレターでとどけようキャンペーン」の感想が掲示されていました。
 低学年の感想には、「いっぱいもらってうれしかったよ」「ハッピーレターでともだちともっとなかよくなれました」といううれしい気持ちや、「ともだちにありがとうをつたえるかみをとどけてくれて、ありがとうございます」という感謝の気持ちなどがありました。
 高学年の感想には、「自分がこんなに感謝されているのだということを知った」「相手の反応が心配だったけれど、会った時にうれしそうにしてくれてうれしかった」いううれしい気持ちや、「ふだん、口では言えないことを伝えることができてよかった」「あげた方ももらった方も、自然に笑顔があふれたところが、とってもよかったと思います」というこの取組のよさに触れたものなどがありました。
 児童会役員が思いを意欲的に形にして、学校中に「ありがとう」があふれ、感謝の気持ちを伝え合うことができたすばらしい取組になりました。

【豊橋市立東田小学校】 校区交通安全推進決起大会

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 本校では、「豊橋・学校いのちの日」に、命に関する授業をするだけでなく、毎年秋の交通安全市民運動の期間に合わせて、交通事故が起きないように3年生から6年生の児童をはじめ、校区のPTAや自治会、警察が参加をして、交通安全推進決起大会を行っています。道路が狭いうえに交通量が多く、交通事故にあいやすい校区のため、命の大切さを学ぶ授業を行うとともに、自分だけでなく、校区のみんなで命を大切にしようという取組を、次のように行っています。
1 毎年、児童から交通安全の標語を募集し、優秀作品を決起大会当日に表彰しています。
2 交通少年団の活躍の場とし、児童から交通事故が無くなるように呼びかけます。
3 パトカー先導のもと、金管バンド部が演奏をしながら、3年生から6年生の児童や教師、PTA、自治会のみんなで、学校周辺の道路をパレードします。
 こういった活動を通して、命を大切にしようという意識が高まり、登下校においても安全に歩行することができるようになりました。

【春日井市立春日井小学校】異学年同士のつながりを強める「縦割り班活動」で思いやりの心を育てる

 本校では、昨年度より全校児童を小グループに分けた「縦割り班活動」を行っています。どのグループにも1〜6年生が、必ず入るようにしています。昨年度は、1グループ16名程度でしたが、本年度は、その半分の8名程度にして、より多くの6年生がグループのリーダーになれるようにしました。
 「縦割り班活動」は、「互いに思いやり、協力する異学年どうしのつながりを強めること」が全校共通のねらいですが、各学年のねらいとして、6年生は「最高学年としてのリーダー性を身に付け、下級生の手本となる行動をすること」、5年生は「次期リーダーとしての自覚をもつこと」があげられています。
 1学期の活動として、まず5月に「なかよし集会」を行い、班員の顔合わせ、自己紹介と簡単なゲームを行いました。グループの仲間との初顔合わせで緊張している子もいましたが、6年生のリーダーシップで楽しく活動を進めることができました。そして、6月には、児童会最大のイベントである「春小まつり」を縦割り班のグループで協力して行うことができました。ある6年生は、「みんなで協力すれば、どんなピンチも乗り越えられることを学び、みんなをまとめられるようになりました」と振り返っていました。
 2学期以降には、「こども企画遊び」が計6回予定されており、そこで更に思いやり・協力の気持ちが育まれることと思います。
 昨年度からスタートした「縦割り班活動」では、昨年度の6年生の活動をずっと目の前で見てきた現在の6年生が、リーダーとしての役割を引き継ぐ「伝統」が、今、形成されつつあり、そのリーダーシップのもと、全校児童が互いに思いやり、異学年同士のつながりを強めています。

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【碧南市立南中学校】インターネットモラル〜上手なスマホとのつきあい方〜

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 6月、本校では、昨年度に引き続き外部から講師をお招きし、インターネットモラルについての講演会を行いました。全校生徒とその保護者が参加し、インターネット社会に生きる生徒たちが、インターネットの間違った使い方をすることによってトラブルを起こしたり巻き込まれたりしないように、親子でネットモラルについて学びました。
 多くの中学生が利用しているSNSや無料通信アプリにアップした写真には、どんな個人情報が含まれているか、夜遅くまで動画共有サービスやゲームをすることで、日常生活にどのような支障があるかなど、インターネットに潜む危険性について生徒や保護者が一緒に考えました。
 保護者のアンケートからは、「自分はインターネットについては気をつけているつもりだった。しかし、与えられた問題について一つ一つ回答していくと、まだまだ甘かったと気がついた」「家に帰ってから子供にSNSについて質問してみたら、どんな危険があるか言えるようになっていた。講演を聞いたおかげだと思う。子供を巻き込んだ進行をしてくれるので楽しく学べた。今後もこのような機会が与えられれば、トラブルは減ると思う」などの感想がありました。
 この講演会で学んだことを生かして、便利で楽しくインターネットを使い、よりよい生活を送ることができるようにしたいです。

【知多市立つつじが丘小学校】相手のことも、自分のことも大切に

 友達のとの関わりの中で、言葉の捉え方の違いでトラブルになることは多いです。本校でも、学校でけんかになったり、携帯電話やSNSのやりとりでトラブルになったりすることがあります。そこで、道徳科の内容項目「友情、信頼」に重点を置いて授業を進めてきました。
 6年の「新しい道徳」の中に「ばかじゃん!」という資料があります。仲よしのグループの会話の中で、きのちゃんが、主人公だけに「ばかじゃん!」と言いいます。他の友達には言わないのに、主人公だけが言われます。主人公は自分だけが嫌われてしまったのではないかと思ってしまいました。この話を聞いて児童は、「僕もこんなことあった」「私も勘違いで仲がよかった子と話さなくなったことがあった」などの感想が出ました。
 軽い気持ちで友達に言った言葉で相手を傷つけてしまったり、SNSで書いてしまった言葉がずっと残って嫌な気持ちになったりなど、これから友達と仲よく過ごしていくために気をつけていこうという話合いになりました。
  5、6年生では、携帯電話の使い方やインターネットについての授業や講演会も行いました。SNSで個人情報や写真をアップしてしまうと、世界中に情報が拡散されてしまうことなどが児童に伝わりました。軽い気持ちでSNSを使ったり、写真をアップすることが友達を傷つけてしまうことにつながることが分かったようです。
 これからも道徳教育を通して、相手の気持ちを考えることができるつつじっ子に育ってほしいと思います。

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【みよし市立緑丘小学校】ふれあい学習会

 本校では、保護者が子供と一緒に体験的な授業に参加することで、子供と触れ合い、親子の絆(きずな)を深め、家庭と学校との連携を強化することを目的とした「ふれあい学習会」を実施しています。内容は、各学年が子供の実態を踏まえて企画し、運営をしています。学年によっては地域講師を招き、親子が楽しく触れ合いながら活動し学び合えるようにしています。今年度は、以下のような内容で実施しました。
・1年生『歯磨き名人になろう』
 日頃の歯磨きを振り返って、親子で練習しました。
・2年生『おもちゃを作って遊ぼう』
 講師を招き、親子で一緒にアイデアいっぱいの簡単なおもちゃを作って遊びました。
・3年生『親子体操』
 講師を招き、タオルなどを使い、親子で楽しめる様々な運動をしました。
・4年生『みんなで楽しく都道府県カルタ!』
 カルタを使って47都道府県を親子で楽しみながら学習しました。
・5年生『初めての裁縫 ネームタグを作ろう』
 野外学習の荷物につけるネームタグを親子で一緒に作りました。
・6年生『ダンスフィットネスを楽しもう』
 講師を招き、楽に合わせて、親子で楽しくダンスフィットネスをしました。
・わかば学級『カレーを作ろう』
 自分たちの農園で育てた野菜を使って、親子でカレーライスを作りました。

 活動後の子供たちからは、「楽しかった」「もっとやりたかった」「お母さんやお父さんに教えてもらった」等の感想が多くありました。保護者からは、「ふだんは忙しい毎日で、なかなかゆっくり親子で過ごすことができないから、よい機会になった」「また家庭でも子供と一緒にやってみたい」等の感想が寄せられました。
 この活動をきっかけに、親子で触れ合う楽しさを、感じていただけたことと思います。

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【小牧市立桃ヶ丘小学校】たてわりペアグループ活動

 本校では、上学年と下学年でペア学級を組み、1グループ30人程度の「たてわりペアグループ」を作っています。行事や委員会集会で活動する機会を設け、他学年との交流を深めています。
 本年度は、5月に「たてわり初めまして会」を行い、グループの仲間と顔合わせをしました。グループで「ばくだんゲーム」をして、ペアの児童の顔と名前を覚え、仲よくなりました。6月には、環境委員会企画の「草取り集会」で、ペアグループで学校敷地内の草取りを協力して行いました。また、体育委員会企画の「花いちもんめ集会」では、運動場でペアグループが2組に分かれて手をつなぎ「花いちもんめ」を楽しみました。この頃には、お互いの顔や名前を覚え、笑顔で楽しそうに活動する児童の姿が見られました。上学年の児童は下学年の児童に対して優しく声をかけたり、より楽しめるように配慮したりする姿も見られ、上学年としての意識の高まりも感じられました。
 2学期以降も、「ももっこ祭り」をはじめ、様々な行事や委員会集会が企画されています。今後も「たてわりペアグループ活動」で、笑顔あふれる桃ヶ丘小学校にしていきたいと思います。

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【清須市立新川小学校】上手に情報を活用するために

 「自分が使えるスマホやケータイを持っている人?」「はい」
 『スマホ・ケータイ安全教室』でのはじめの質問で、ほとんどの6年生が手を挙げました。電話をするというよりも、SNSやゲームをするために使うことの方が多いという児童もいました。本校では、毎年講師を迎え、6年生を対象に、情報を上手に活用するための学習を行っています。
 講義の中では、便利だが使い方を間違えるとトラブルになること、回避する方法を知っておくこと、人を傷つける使い方はしないことなどのポイントについて話がありました。児童からは、「SNSに旅行先の写真と日時を書き込んだだけで、家に泥棒が入るなんて怖いです」「一度ゲームをやり始めると止められなくなるので、気をつけたいです」「友達の言いたいことや気持ちを考えて、メールの文を読みたいです」などの感想が聞かれました。
 情報が氾濫している昨今、どの情報を使うか、どのように使うか、誰と使うか、いつ使うか、これらは、児童が自分で判断しなければなりません。今回は、児童の身近な話題をもとに具体的な勉強ができ、よい学びの時間となりました。時間がたって学んだことが薄れないよう、折に触れて児童と確認していきたいと思います。
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【豊根村立豊根中学校】自分の思いを伝えよう

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 本校は、全校生徒が28名の小規模校です。校訓に「自立」を掲げ、学校生活と隣接する全寮制「志高寮」での生活を通して、「自律と自立」を目標に生活を送っています。生徒同士の仲はよく、お互いのよさを認め合うことができています。また、生徒会が中心になって大きな声での挨拶や丁寧な言葉遣いを、日々の生活の中で実践しています。
 異学年同士も交流し、お互いの気持ちを思いやることができる反面、自分がいやだったときに、いやな気持ちを正直に伝えることが苦手な生徒がいるという課題があります。そこで、6月の後半から、「自分のいやなことはNO」を合い言葉に、自分がいやだったときに、その気持ちを積極的に表現することに取り組みました。さらに、表現しにくいという生徒に対する支援として、イエローカード、レッドカードを名刺サイズにして配布し、言いにくい時にはカードで意思表示ができるようにしました。
 1学期の終業式では、実際に使った場面や、自分の変化を仲間と振り返りました。多くの生徒が常にカードを持ち歩き、この問題に対する関心が高いことがわかりました。実際にカードを使った生徒は少数でしたが、カードを持つことで、自分の気持ちを確かめる機会ができました。この取組は2学期も継続していく予定です。

【一宮市立朝日西小学校】 保護者のためのスマホ教室

 学校公開日に、外部講師を招いて「保護者のためのスマホ教室」を開催しました。正しく使えばとても便利なスマートフォンですが、気づかないうちに被害に遭ったり、自分がトラブルを起こしたりするなど、危険がいっぱいあります。
 この講座では、子供たちをインターネットの被害から守るためのルール作りや、フィルタリングの有効性などについて話がありました。参加した保護者の方々は、真剣に話を聞いていました。
 現在、学校でも情報モラル教育に計画的に取り組んでいます。今後も、子供たちがインターネットを活用する際にトラブルに遭わないように指導していきたいと思います。


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【豊明市立栄中学校】 安心してスマートフォンやSNSを利用しよう

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 平成29年度、本校では、スマートフォンやSNSを安心して利用するために、全学年を対象とした「情報モラル教室」を実施しました。
 携帯電話会社から講師の方をお呼びし、実際にあったSNSでのトラブルや中学生が巻き込まれやすいトラブルなどを、動画を使って分かりやすく紹介していただきました。
 その後、中学生がスマートフォンを安心して利用するためには、どんな注意が必要かを話し合い、「夜中は使わない」「知らない人とSNSでつながらない」などのルールを決めるとよいことを教えていただきました。
 また、保護者向けにもリーフレットを配付し、フィルタリング機能があることなどを紹介しました。
 今年度も三学期に、講師をお招きして「情報モラル教室」を開催することを予定しており、SNSのような便利で使いやすい機能は、その反面でトラブルの原因にもなることも教えていきたいです。

【一宮市立尾西第二中学校】サイバー犯罪防止教室

 今日の情報化社会の進展に伴って、中学生でもスマートフォンやタブレットを所持する割合が増えてきており、中学生には「まだ早いから持たせない」から「持っていて当たり前」に変わりつつあります。そこで、SNSやインターネットでは、予期せぬトラブルに遭遇する危険から身を守るため、本校では情報モラル教育として生徒向けに一宮警察署の方をお招きして、サイバー犯罪防止教室を実施しました。
 実際によく起こりうるインターネット上の犯罪の事例について学びました。やはりその中でも中心となったのが、スマートフォンに関係するものが多く、生徒も身近に感じ真剣に話を聞いていました。また、生徒の感想の中からは、「便利なスマートフォンで、こんな危険なトラブルに巻き込まれるなんて怖い。使い方を慎重にしていきます」「軽い気持ちで掲示板やSNSウェブサービスにアップしないようにする」「ゲームを通して知らない人と連絡をとらないようにする」という言葉が聞かれました。スマートフォンやタブレットは便利な反面、怖さも潜んでいます。しかし、正しい使い方をすることで生活を豊かにしてくれます。使い方に気を付けることが第一ですが、もし、困ったことがあったら身近な人にすぐ相談してほしいと思います。

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【豊橋市立玉川小学校】本当の友達とは? 情報モラルを通して、相手のことを考えて携帯電話を使う方法を考えよう

 6年生の道徳科の授業で「情報モラル」について考えました。
 授業の導入で、携帯電話を持っている子の人数を聞くと、25人中6人の子が持っていました。その中で、トラブルにあったことがあるかを聞くと、まだそういう被害にあった子はいませんでした。むしろ、今の時代はオンラインでゲームをやる子が多く、携帯電話は持っていないけれど、コンピュータやゲーム機器などで通信ゲームをして遊んでいる子はたくさんいました。楽しいイメージで捉えている子が多い印象を受けました。
 そこで、教材「メールの返信」(「明るい心」)を読み、話合いを進めていきました。携帯電話を親との連絡の手段として与えてもらったユミが、友達とメールのやりとりをするようになり、遅くまで起きてメールを打つことが多くなったせいで、親から「夜9時以降はメール交換をしない」というルールを決められました。しかし、友達のナナが9時以降にメールで相談をしてきたとき、ユミから返信が返ってこないことで怒ってしまうというお話です。
 そこで、「あなたがユミさんならどうしますか」と問いかけ、「親との約束を守るべき」か、「友達の相談にのるべき」の二択で考えさせました。「友達が困っていたら助けてあげたい」という考えの子や、それに反対して、「一度ルールを破ってメールをしてしまうときりがなく、結局9時以降もメールをすることになってしまう」という考えの子がいました。一方で、「返信をしないと無視されたり、変なうわさを流されたりするのは怖い」という意見の子もいました。「約束を守る」と考えた子の中には、「ルールを破ると没収されてしまうかもしれない」「そんなことで怒ってしまう子は友達じゃない」などの意見がありました。中でも「大切な友達ならわかってくれる」といった意見に多くの子が共感していました。以下は振り返りで出た子供の意見です。

・返信を無理やり押しつけるのはよくないし、やりすぎて依存症になるのはこわい。
・相手の立場を理解した上で、携帯電話のやりとりをしようと思う。
・携帯電話は便利だけど、そのせいで友達とけんかしたり、嫌われたりするのは嫌だ。そんなものを使わなくても仲のよい友達とは、ずっと仲がよいと思う。
・私もメールのやりとりを友達としているけれど、トラブルがあったときのことを考えると怖いなと思った。これから友達とメールをするのも言葉に気をつけて、約束も守って、トラブルのないように、安全に使いたいと思った。

 今の時代、情報ネットワークは必要なものですが、今回学んだことを生かして、相手のことを考えて使っていき、親との決められたルールの中で、相手のことを考え、安全に使っていってほしいと思います。

【大府市立共長小学校】「事例で学ぶNetモラル」を活用した情報モラル教育

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 本校では、「事例で学ぶNetモラル」を活用して、情報モラル教育を進めている。
 4月当初のPTA総会では、各学年に合わせた保護者向けのチェックシートを配布し、家庭での情報モラルの見直しを図った。また、6年生は、以下のような実践を行った。

1 道徳:道徳用読み物「にぎりしめたこぶし」の実践
 ネットゲーム依存が、日常生活に及ぼす影響を考えた。実際に、ネットゲームやメールをして夜更かしをし、学校に登校するときに気分が悪くなった経験をもつ児童も何人かいたため、活発な話合いが行われた。

2 学活:選んで簡単!ネットモラル「ネットで高額請求があったときの対処」の実践
 インターネットの活用方法を、夏休み前に学習した。安易なタップによるトラブルから高額な請求があったとき、すぐ、大人に相談するなど具体的な対処方法や、インターネットでの「誘い出し」や「なりすまし」から身を守る方法を学んだ。


【尾張旭市立旭丘小学校】 ストーリーテリング

 本校では、児童文学波の会の方をお招きし、ストーリーテリングを行っています。ストーリーテリングとは、20世紀にアメリカで始まった、昔話や創作童話等の語り聞かせです。語り手は、本を読むのではなく、子供たちの目をのぞき込みながら、覚えたお話を語ります。その独特の間、迫力のある口調に、子供たちはお話の世界に引き込まれます。そして、人の声に耳を傾けることの面白さや物語を一緒に作り上げ共有する楽しさを体験しながら、豊かな心を育んでいきます。
 今年度は、6月5日(火)・6日(水)の2日間で、1〜6年生までの全クラスがストーリーテリングを体験しました。
 3年生のクラスでは、『アナンシと五(ジャマイカ民話)』『ねずみのよめいり』『かめのこうらはひびだらけ(ブラジル民話)』『小石投げの名人タオ・カム(ラオス昔話)』という4つのお話を聞きました。外国のお話は、初めて聞くという子がほとんどで、時には息をのみ、時には声をあげ、目をきらきらさせながら聞いていました。終わった後も、たくさんの子が語り手を取り囲み、話をする姿が見られました。
 どの学年でも、真剣な表情でお話に聞き入る子供たちの姿が見られ、波の会の方々からも「子供たちの反応がよく、とても楽しい時間でした」とお言葉をいただきました。
 短い時間ではありましたが、子供たちにとっては貴重な体験になりました。語り手の方によると、ストーリーテリングは本校で20年近くも続く、伝統ある取組だそうです。今後も大切にしていきたいと思いました。

【稲沢市立領内小学校】中学年における情報モラル教育の実践

 本学級には、すでに自分の携帯電話・スマートフォンを持っている児童がいる。インターネットとつながる機器はどんどん身近になり、トラブルの事例も低年齢化している。
 そこで、6月7日(土)に、NHK for schoolの「時々迷々『声なきメッセージ』」を使用して、情報モラル教育の実践を行った。本資料は、登場する二人の女の子の仲が悪くなったことがきっかけで、悪口メールを送ってトラブルになったという内容である。匿名で悪口メールを送ることや他人の情報を無断で教えないことなどの情報モラルを指導できるものである。
 初めに、片方の女の子が、匿名で悪口メールを送ろうとする場面で再生を止め「自分ならどうするか」を考えさせた。児童は、「やっちゃいけないと分かっているけれど、相手が悪いから送る」「うざくても悪口は送っちゃいけない」など、送る・送らないの2つの意見に分かれた。その後、資料の続きを視聴させた。悪口メールを送られた女の子が傷つく場面、悪口メールを送った女の子が特定され叱られる場面を視聴した後、二人の女の子がお互いに言いたかったことを考えさせ話し合わせた。児童は、匿名で悪口メールを送ることは、相手を深く傷つけるので、絶対にしてはいけないことだと学んだ。最後に、匿名でも個人が特定されるという事実や、他人のアドレスを無断で教えないこと等の情報モラルを確認した。
 なお、本実践は、保護者にもインターネットのトラブルの事例を知ってもらうために公開授業で行った。保護者からは、「3年生でも、携帯電話の使い方を教えていきたいと思った」「日常生活で気を付けるべきことは、インターネットの世界でも気を付けるべきことで、そんなつながりがあることを意識して、子供にスマートフォンの使い方について話したい」などの感想をいただいた。今後も、学校だけでなく保護者と連携して、情報モラルの育成を図っていきたい。