【豊川市立東部中学校】道徳研究授業(思いやりについて)

 10月19日木曜日、1年6組で道徳の研究授業を行いました。主題は「家族を想う 〜相手の立場に立って〜」です。資料は「祖母からの『ごめんね』」(出典:中学校道徳 自作資料集&指導案NO1 明治図書)を使用しました。ねらいは「祖母に対する『僕』の言動と祖母からのメッセージに込められた思いを考えることを通して、やさしさと思いやりの心をもって人と接しようとする道徳的実践意欲を高める」とした授業でした。
 本資料は、祖母から届いた年賀状に小さく書かれた「ごめんね」の文字を見て、「僕」が祖母と暮らした1か月間を思い起こし、その意味を考えるという内容です。本時では、やめようと思いながらも祖母に冷たい態度をとる『僕』の心情を深く掘り下げ、祖母からの年賀状に書かれた「ごめんね」という言葉に込められた思いを考えさせることにより、相手を思いやる言動の大切さを実感させたいと考えました。
 授業では「やめようと思いながらも、祖母に冷たい態度をとる『僕』をあなたはどう思いますか。」という発問に対して、「反抗期だから仕方がない」といった僕を擁護する立場、「どんな理由であれ、関係ない祖母に冷たい態度をとってはいけない」といった批判する立場での意見が活発に飛び交いました。20人近くの生徒が発言をし、『僕』に対する自分の考えを発表することができました。
 「『ごめんね』にこめられた思い」を問う発問では、最初は祖母が余計なおせっかいをしてしまった行為に対するものだとする意見が多数でした。しかし、教師が「おばあちゃんって、何か悪いことしたのかな」と生徒たちに問い返すと、「おばあちゃんのやさしさから出た言葉」「愛情そのもの」といった人間愛を表したものであると気づく生徒が多く出てきました。
 授業を通して、相手の立場を理解して、思いやりをもって接することの大切さを実感できた生徒が、たくさんいたと思います。

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【一宮市立大和西小学校】「大和三校クリーン大作戦」に取り組んでいます。

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 毎年、恒例の行事として、大和中学校区の三つの小中学校で連携して、「大和三校クリーン大作戦」に取り組んでいます。本年度も10月26日に行いました。小学生と中学生が協力し、保護者の協力も得ながら、各地域に分かれて、清掃活動をしました。自分たちの住む地域を、自分たちで力を合わせてきれいにすることができ、生まれ育った地域を愛する気持ちを高めることにもつながったと思います。
 この活動は、大和中学校区の将来や、活動に参加した子供たちの将来にもつながる持続可能な教育的活動として、学校、保護者、地域のみなさまと連携して、受け継がれてきました。
<参加した児童の感想>
・根っこからとるのは難しかったけれど、抜いた後はきれいになってよかった。
・草が多くて、公園が遊べない状態だったけれど、中学生の人と協力して、草を取り、遊べる公園になりました。草が多くてきたなかった状態がきれいになり、とてもすっきりしました。
・中学校のお兄さんやお姉さんと協力して、近所の公園をきれいにしました。すっきりしてとてもうれしかったです。家で落ち葉などを見かけたら、拾ってきれいにしようと思います。
<参加した保護者の感想>
・子供たちが黙々とそうじをして、荒れていた公園が、気持ちのよい公園になりました。特に、中学生の女子が熱心にやっていました。
・地域の場がきれいになることは、防犯にも効果があると思うので、とてもよい取組だと思います。
・作業が始まってからは、中学生が竹ぼうき、小学生がくさみを使い、落ち葉を集めてきれいにしました。最初は、会話をする様子もなく、ただ作業を進める感じでしたが、時間が進むにつれ、中学生と小学生の距離が縮まり、話す姿が見え始めました。一緒に協力し合う姿が、とてもほほえましく感じられました。

【新城市立八名小学校】 情報モラル教育6年生

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 高学年の携帯電話やスマホの使用について問題があがってきた夏休み明け。生徒指導担当や学年担当と相談し「学校には、携帯電話やスマホを持ち込まないこと」を全校児童に確認しました。
 自分の携帯電話やスマホを持っている児童が多く、使用する頻度も多い6年生では、3回にわたって「情報モラル学習」を道徳の時間に行いました。子供たちが、正しい知識をもち、安全に留意しながら使用することができるようになってほしいという願いをもったからです。 
 まず、「事例で学ぶNetモラル」に収録されているアニメを視聴した後、ワークシートに問題点を見つけて書き出します。そして、どうすればよかったのか全体で話し合った上で,自己の生活を振り返ります。
 授業後の振り返りを一部紹介します。
〇 無料のアプリや気になるものでも、知らない人からのメールだったら手をつけない。迷惑メールが来たらすぐに大人に相談したいと思いました。
〇 たまに、ゲームの招待がくるので、それも迷惑メールなんだと知りました。その対処法を知ることができたので、今日の(アニメ)ようなことがあったら対処しようと思いました。
 このように、実体験をもとにしたアニメを視聴して、ネット社会に潜む危険性を知りました。友達と意見交流をしながら、今後に生かそうとする子供たちの姿が見られました。
 子供たちが、健全な大人として成長してくれるように、発達段階に応じた「情報モラル」教育を行うことの大切さを改めて感じました。

【武豊町立武豊小学校】充実した読書活動

 10月25日、本校の5、6年生の児童を対象に『おへその会』による読み聞かせが行われました。『おへその会』とは、武豊町内の児童館を中心に読み聞かせを行っているボランティア団体です。
 当日は、「かきのきマン」と「雪女」の2作品の読み聞かせが行われました。どちらの作品も音楽を効果的に使い、本の物語の世界観を作り上げていました。朗読が始まると、子供はすぐに本の世界に引き込まれ、夢中になって読み聞かせを聞いていました。
 児童からは、「大きくなるにつれて本はあまり読まないからこそ、本を大切にしたいです。」「自分で本を読むだけでなく、人に読んであげても楽しそうだなと思いました。」といった感想が聞かれました。ただ楽しかったという感想に終わるのではなく、これからもっと本に親しんでいきたいという意欲的な感想が多かったのは、今回の読み聞かせが、子供の心に響いた証拠なのだと思います。
 本校では、毎日8時20分から朝の読書タイムがあります。5分前の予鈴が鳴ると、児童は自然に自分の席に座り静かに本を読み始めます。1年生の頃から習慣になっている読書タイムは、武豊小学校の児童を読書好きに育てました。他にも、図書ボランティアによる読み聞かせや、ペア読書など、多くの取組が行われています。これからも、児童の豊かな心を育むため、読書活動の一層の充実を図っていきたいと思います。

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【江南市立布袋北小学校】情報モラル教室

 本校では、毎年情報モラル教室を行っています。本年度は4〜6年の児童と保護者の方々を対象に行いました。ケーブルネットワークの2名の講師が、ネット依存やネットいじめなどについて動画を使いながら詳しく説明してくださいました。携帯やスマートフォンにフィルタリングをして、子供たちを犯罪から守ることが大切というお話でした。
 「ぼくは、今までスマートフォンを楽しいものとしか思っていなかったけれど、話を聞いて使い方によってはこわいものになってしまうと知りました」「わたしは、何も考えずにスマートフォンを使っていましたが、家族と話し合ってルールを決めて使いたいと思いました」など、今までの使い方を振り返ったり、これからの使い方を考えたりすることができました。
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【愛西市立永和中学校】資源回収の活動を通して

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 平成29年6月3日(土)、永和中学校区で、学校・家庭・地域が力を合わせて、恒例の資源回収が行われました。各地域のどの集積場所も、大量の新聞紙・ちらし・雑誌・牛乳パック・ぼろ布等々の資源でいっぱいでした。この日のために資源をためていただき、御協力いただいた地域の皆様に大変感謝しております。
 資源回収を迎えるにあたり、1か月以上前から、PTA役員の方と生徒の打合わせが行われます。生徒とともに担当地区全世帯の割り振りを相談し、資源回収実施のお知らせ用紙の配達から、当日の資源の回収までを生徒自身で行うよう保護者から依頼されます。中学生としての責任感と力が大いに要求されるのです。生徒は、地区で活動する中で、様々な年代の人々から励ましとお礼の声掛けをいただきます。中には、本校の資源回収のために、半年間ずっと資源をためておいてくださる方もたくさんいます。山のように出された資源を、生徒は自転車で何往復も回収に回ります。地域の方々との触れ合いの中で喜びを覚え、また、その期待に応えようとする、そんな温かい心の交流の結果が、あの山のように積まれた資源なのかもしれません。
 資源回収を通して、たくさんの資源が集まる様子を見て、生徒は「たくさん集まってうれしい」「部活で使う道具に変わるのでありがたい」などと声を発します。資源回収の収益金は、新しい物品へと形を変え、日々の教育活動の中で有効活用されています。そして、生徒は、物を大切に使う心を自らの仕事を通じて学んでいます。

【豊田市立追分小学校】 ルールや約束を守る大切さ

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 低学年において、教材「おかあさんとの約束」を基に、情報モラル教育につながる道徳の授業を行いました。2年生では、約束より自分の「ゲームがやりたい」気持ちを優先してしまう主人公の気持ちや様子を考えながら、主人公はどのように行動すべきであったかについて話し合い、約束を守る大切さを理解しました。
 1年生では、情報教育支援員の方と映像を見ながら、「(主人公の)けんたのよう(学校で集中して勉強できない人)にはなりたくない」という気持ちになり、約束は「自分のために守る」「人に迷惑をかけないために守る」ということを理解することができました。
 ふだんの生活の中でも、たくさんあるルールや約束。「きまりだから」「怒られるから」守るのでなく、ルールや約束の必要性を理解して行動できる追分っ子になってほしいと思います。

【知多市立佐布里小学校】本校の道徳実践

 本校では、平成30年度の道徳の教科化に向け、教員の研修を進めています。学年ごとで道徳の授業の進め方、教具の活用についての話合いを重ねています。10月17日の学校公開日に、全校道徳一斉授業を行いました。各学年で話し合い、同じ資料を使って授業をしたり、「夢」という共通のテーマで授業をしたりしました。児童が、自分の気持ちと向き合って考えるように、ワークシートやロールプレイングなどを取り入れました。多くの保護者の方が参観され、緊張しながらも、児童は自分の考えを発表したり、考えを深めたりしました。   
 また、本校は、キャリアスクールプロジェクトを推進しており、「地域、学校に誇りをもち、協働して自ら未来を切り拓く佐布里っ子」の育成を目指しています。道徳の授業以外でも、友達との関わり方や物事をやり抜く力・解決する力、自分の夢をえがく力などを育むために、日々の授業において、話合いを深める活動を取り入れています。道徳の授業と他の教科の授業、学校生活とをリンクさせ、児童の心に響く心の教育についても研修しています。
 今後も、家庭と学校が連携して児童の心の教育を推進していきたいと思います。

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