【清須市立春日小学校】 オルゴールの音色が響く、清掃活動を目指して

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 本校の教育目標の一つに、「思いやりと奉仕の心をもつ、心豊かなこども」があります。その方策として、昨年度より清掃活動に重点を置いた取組をしています。本校では、「はるピカそうじ」と呼んでいます。
 清掃の時間になると、学校全体にオルゴールの音色が響き渡ります。清掃美化委員会を中心に、「静かに清掃に取り組む」「清掃チャイムが鳴り終わるまで」といった約束事を決めました。そして、それをみんなの合い言葉として広く全児童に周知しました。
 清掃中は、約束事を守れているかを確かめるために、委員会の児童が清掃箇所を見て回り、下級生にほうきの使い方を教えたり、「一生懸命がんばっているね」とそっと声をかけたりする姿が見られ、上級生としての自覚も育ってきました。
 以前は、友達と話をしたり、掃除道具を大切にしなかったりする児童がいました。この取組をしてから、校内を美しくしようとする意識も高まり、静かに清掃をしようという気持ちを、互いに伝える児童が少しずつ増えてきました。また、ほうきで教室のごみを集める音、清掃場所に移動するときの足音など、これまでは聞くことのできなかった様々な音がオルゴールの音色とともに聞こえるようになりました。
 今後も、「はるピカそうじ」を通して達成感を味わわせ、心と心の通い合う清掃活動を実践することで、心の教育を充実させていきたいと思います。

【一宮市立萩原小学校】 誠実ってどんなこと? 〜新聞を活用した実践〜

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 「偽りがなく、まじめなこと」、あるいは、「真心をもって人や物事に対すること」は、とても大切なことです。本校の6年3組の児童が、道徳の時間に「誠実」について考えました。
 教材としたのは「手品師」の読み物。売れない主人公の手品師が、寂しい思いをしている男の子を励まそうと手品を見せる約束をします。ところが、その約束の日に、大劇場での出演のチャンスが訪れてしまうという内容です。約束とチャンスのどちらを選択するのがよいのか。
 「自分の夢が叶うチャンス。大劇場に行った方が良い。多くの人にも喜んでもらえる」
 「男の子との約束を守った方が良い。自分の夢は、自分の努力でまた機会を得ることができる」
 主人公の立場で考えながら、子供たちも心を揺さぶられます。
 授業の終盤、先生は新聞の記事を紹介しました。「270人271脚のギネス記録」に挑戦した中学生の話です。ゴール前で手ぬぐいがほどけていたことを自己申告し、結局、ギネスの申請を取りやめました。その誠実な行動に、賞賛のメッセージが届けられたという内容でした。
 新聞記事を読んだ児童の中には、「誠実なことって大切なんだ」と感じた児童がいました。誠実であることの意味を深く考える時間となりました。

【安城市立安城南中学校】「ケータイ・スマホ安全教室」

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 安城市立安城南中学校では、5月13日(土)3時間目に、安城南中学校青少年健全育成会と共催で、縁(ゆかり)エキスパートの川村様をお迎えして、1年生を対象にした「ケータイ・スマホ安全教室」を開催しました。スマートフォンは非常に便利ですが、誤った使い方や相手に配慮のない活用方法により、大きなトラブルとなります。今回は、講師の方に、ちょっとした言葉の表現による誤解がスマートフォンでは生じやすいことや、記載されている内容によっては大きな問題となり責任を問われることなど、交友関係等でのトラブルという表現では済まされない問題について具体例を挙げて話していただきました。また、信用がおけるスマホアプリのダウンロードサイトでも、偽アプリなどが存在し、必要もないのに位置情報や個人情報を聞き出してくるようなものもあること、写真にGPS情報が埋め込まれていて、今どこにいるのかが安易にわかってしまう場合があることなど、使っていて全く気にもとめていなかったことが犯罪等の被害に遭うきっかけとなるということも話していただきました。保護者の皆様も80名近く参加され、熱のこもった講演に、みんな聞き入っていました。

【知多市立新田小学校】 ペアでなかよし

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 新田小学校では、1年を通してペア活動を行い上級生と下級生との交流を図っています。1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生という具合いに低学年と高学年でペアを組んでいます。交流をすることで、上級生は下級生を思いやり、下級生は上級生を敬う気もちを育むことをねらいとしています。今年は、4月中旬までにペアとの顔合わせや名刺交換を行い、1年間交流を深めていくペアを知ることから始まりました。その後、交通安全教室では、ペアで学校の周りを歩行訓練することで、安全に登下校したり、ペア遠足で交通ルールを守り安全に目的地へ到着できるようにしたりしました。
 いよいよ、子供たちが楽しみにしていたペア遠足です。5月1日に1・6年生ペアと2・4年生ペア、2日に3・5年生ペアで遠足に行きました。1・6年生ペアは七曲(ななまがり)公園へ、2・4年生ペアは佐布里(そうり)緑と花のふれあい公園へ、3・5年生ペアは加木屋南公園へ行き、それぞれの場所の自然に触れながら、オリエンテーリングを行ったり、一緒に楽しく遊んだりしました。上級生が下級生にクイズの答えを教えたり、疲れ果てている下級生に優しく声をかけながら歩いたりする姿はとてもほほ笑ましいものになりました。今後、下級生は、そんな上級生を慕い、敬ってより充実したペア活動になっていくと思われます。

【豊川市立代田中学校】 携帯電話教室

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 携帯電話教室「インターネットを有効利用するためのワークショップ」
 日時 平成29年5月11日(木)

 代田中では、中学2年生を対象にした「インターネットを有効利用するためのワークショップ」が行われました。
 ここ数年、スマートフォンの急激な普及等を背景にインターネットの利用が低年齢化しており、様々な事件に巻き込まれたり、友達とのトラブルに発展してしまったりという問題が発生しています。それは、インターネットが簡単に利用できるがゆえに、ちょっとした興味関心で操作してしまうということが考えられます。
 今回のワークショップは、豊川警察署主催で、2年生4学級でインターネットの利用の問題点を探り、対策を自分たちで考えていくというものでした。メールのやり取りから、メールの技術的な問題やメールの内容の問題等を分類して、付箋に書いて整理するといった体験的な活動を行うことで、その危険性や問題点を確認しました。
 今後は、このワークショップをもとに、他校との合同シンポジウムを開催していきます。

【尾張旭市立渋川小学校】 心を育てる縦割り班活動

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 渋川小学校は明治6年に開設された、歴史ある学校である。校区全体はとても落ち着いていて、教育熱心な家庭が多い。地域や家庭の教育力も高く、学校行事等についても協力的である。地域の方々に支えられ、子供たちは健やかに育っている。
 本校の大きな特長として、縦割り班活動が挙げられる。「なかよしタイム」と名付け、木曜日の朝に活動している。6年生が中心となり、縦割り班でゲ−ムや絵本の読み聞かせなどを行い、班で協力しながら、仲良く活動している姿が見られる。6年生はゲ−ムを企画・運営したり、低学年の児童の面倒をみたりすることで、リ−ダ−性を伸ばしている。
 その他に、1・6年、2・5年、3・4年と学年でペアを組み、縦割り班遠足を行っている。今年度は、城山公園や小幡緑地公園に出かけ、一緒にお弁当を食べたり、遊んだりした。高学年が低学年に、優しい態度で接している姿が多く見られた。
 低学年は、高学年の様子をよく見ていて、自分たちが高学年になったときに中心となって活動するのが当たり前になっていて、「小さい子の面倒をみるのは高学年として当然」という姿が、伝統として根付いている。
 また、日頃お世話になっている「かけこみ110番の家」、「交通指導員さん」へ、日頃の感謝を込めて、お手紙を渡している。今までの手紙を掲示してくれているお店もあり、とても喜ばれている。児童にとっても、多くの人たちに支えられていることを再確認するとともに、感謝の言葉を直接伝える良い機会となっている。