【常滑市立南陵中】ケータイ・スマホをうまく使うために

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 本校では、ケータイ・スマホの正しい使い方を学ぶために、1年生のうちから幾つかの取組をしています。
 学校保健委員会において、地元の警察署の方を招き、本校1年生が、ケータイ・スマホだけでなく、LINEなどのSNSを利用したときに実際に起こった犯罪や事件について学びました。生徒の感想からは、「話を聞いて自分のことだったらとても怖いと思った。使い方に気を付けたい」、「他人事だと思っていたが、いつ自分自身が巻き込まれてもおかしくないと思った」など、ケータイ・スマホの危険性について意識を高めようとする感想が多くみられました。
 また、保健指導部が用意した「ケータイ・スマホハンドブック」を朝の読書の時間に読むようにしています。一クラス分(40冊)あるため、ローテーションを組んで、どのクラスも読んでいます。
 他にも、本校では、2学期後半に3年生の授業で、情報モラルについて学習します。本を読んだり講演を聴いたり、授業で学んだりと繰り返し情報モラルについて学ぶことで、正しい知識や行動を身に付けてほしいと思っています。

【新城市立千郷小】 たてわり班で協力して〜わいにこ班の活動〜

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 本校は、新城市の小学校の中で一番大きい学校で、全校児童は605人在籍しています。そして、1年から6年生までを75班に分けた、たてわり班活動を行っています。「わいにこ班」と名付けられたこの班で、毎年行っている「夏の集会」「ふるさとめぐり遠足」「わいにこ班遊び」に加え、今年度から常時活動として「わいにこたてわり班掃除」も始めました。6年生の班長が中心となり掃除の分担を決め、その場にあった掃除の仕方も教えています。毎日顔を合わせ活動することで信頼関係も生まれ、より楽しい活動になっています。10月に行われた「わいにこ班遊び」では、それぞれの学年に合わせた目標をもって班会議に参加し、班で遊びたい遊びを決めました。1回目に行われた遊びでうまくいかなかったところを話し合い、新しいルールを決めて11月にもう一度遊ぶ予定です。1年間を一緒に過ごす「わいにこ班」は、社会性を育み、人との関わり方を学ぶのに大きな成果をあげています。特に6年生は道徳の社会的役割の自覚と責任を重点目標にしており、班の班長としてより良い班活動を目指して意欲的に活動する姿が見られるようになりました。

【豊田市立根川小】インターネットの怖さを知る

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 学年が上がるにつれて、自宅で、保護者の監督なしにインターネットを使用する児童が増えてきます。同時に、インターネット上でのトラブルも多くなります。そこで、本校の5年生は、「インターネットとはどういうものか」「よりよい使い方はどんなものか」について、改めて考える機会をもちました。
 授業はプレゼンテーションソフトを使用して行いました。インターネットに投稿した文字や写真などの情報は消しても完全にはなくならないこと、写真や動画には位置情報が含まれていることが多く、個人が特定されてしまうことなど、インターネットに潜む危険性について学びました。
 授業後の児童の感想には、「写真などに位置情報が含まれていることは、知らなかった」「住所や個人情報が分かってしまうことは怖いと思った」「使い方をよく考えて、インターネットを使いたい」などの言葉が見られました。この授業を機に、児童が自らのインターネットの使い方を振り返り、正しく安全に使えるようになってほしいと思います。

【江南市立布袋北小】ふれあい遊び

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 本校では、年に5回、朝の授業前に通学班の児童が交流し合う「ふれあい遊び」の時間を設けています。この活動は学年の縦のつながりを一層深め、異学年が一緒に遊ぶことで互いを思いやる心やいたわり合う気持ちをもち、「自己肯定感」や「他者受容」、「貢献感」を育むことを目的としています。

 5月には遊び道具や場所のローテーションをもとに、「器具を使わない遊び」や「雨の日の室内遊び」について話し合い、遊びの内容を確認しました。
 「ふれあい遊び」の当日は、班長が1年生を教室まで迎えに行き、「ふれあい遊び」の場所まで連れて行きます。1年生は班長が迎えに来てくれるのを楽しみにしながら待っています。9月に行われた「ふれあい遊び」の日はあいにくの天気でしたが、「雨の日の室内遊び」の計画に従い、ハンカチ落としやフルーツバスケットなどで楽しい時間を過ごすことができました。
 班長を中心に年下の児童が安全に楽しく遊べるよう気遣いをしたり、声をかけたり、手を差しのべたりする姿が見られ、優しさや思いやりの気持ちが育まれています。

【岡崎市立北中】自作資料で実践継続中!

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 情報モラル教育は喫緊の課題です。しかし、授業を実践する上での悩みの種は、新しい問題ゆえに、授業で用いる上で適当な資料(読み物教材)がまだまだ少ない点です。
 そこで、本校では、資料を自作して実践しています。しかも、複数の学級で、複数の先生が実践して、自作資料にどんどん手が入って工夫されてきています。自作資料を構想する上で難しいことは、話のリアリティです。現実のトラブルを扱ってしまうと、話し合う生徒たちの日常に近すぎて、本当の気持ちを言いにくくなってしまいます。しかし、実際の生活からかけ離れると、生徒は「あり得ない」とばかりに関心をなくします。
 若い先生が道徳の授業に意欲的に取り組んでいます。情報モラルの授業にも、率先して取り組んでいます。生徒からは「ありそうな事件が出てきてどきっとした。真剣に考えられた」「実際に班でタブレットをしていたら、先生からの変なメールが割り込んできました。トラブルを実体験できて、勉強する意義を感じました」などの感想が出ました。

【岡崎市立六ツ美西部小】人が考えたものや作ったものを大切にしよう

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 3年生の道徳の授業で情報モラル教育を行いました。今回扱った内容は、著作権についてです。3年生でも、図工の時間などで何かを考えるときに、友達のアイデアをそっくりまねして、同じような作品を仕上げてくる児童がいます。人気アニメのキャラクターを自分の作品に使いたがる児童もいます。授業を通して、人の考えたもの、作ったものは、作った人の思いが込められているので、無断で使ってはいけないことを理解させたいと思いました。
 実際の授業では、「クラスのマーク」という題材を使いました。この話の主人公は、友達が考えたマークを自分が考えたマークとしてクラスで発表し、みんなにほめられます。良心の呵責(かしゃく)に悩みながらも最後には、本当のことを言おうと決心する主人公の道徳的に変化した心情を考えました。
 児童は、「悪気はなくても、勝手に人の考えたものを使うのはよくない」「最初から友達に許可を得ていればよかった」という考えを出し、人が考えたものや作ったものを大切にすることを理解することができました。今後も人が作った作品は、人のものであるということを、折にふれて指導し、著作権の基本的な考え方を児童にしっかり身に付けさせたいと思いました。

【一宮市立開明小】情報モラル教育実践について

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 本校では、「児童の主体的な活動を通して、情報社会に必要な能力や態度を育てる」ことを目標にして、情報教育を進めています。そして、望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度を育てるために、情報モラル教育を進めています。特に、高学年においては、「情報モラルを守り、正しい判断力と望ましい態度で情報を活用すること」に重点を置いて指導しています。
 5年生の実践においては、「Netモラル」の題材を用いて、著作権への理解を深めることができました。今回の題材は、主人公が友達に教えてもらったファイル共有ソフトを使い、楽曲を違法にダウンロードしてしまい、担任から「それは、法律違反だ。」と指導される内容で、動画を使用して提示しました。動画を見終わった後、「えっ、これが違法なのですか。」と驚く児童が半数近くいました。急速にインターネットが日常生活に浸透していく一方で、児童の情報モラルへの意識が追いついていない様子が見受けられました。 しかし、ある児童が、「著作権」と発言したことから、他の児童の関心が著作権に向かい、人が創作したすべての物には著作権が発生することや、著作権を守る法律の存在すること、著作権侵害により罪に問われる可能性があることなどを学ぶことができました。
 最後に、著作物を使用する場合に必要なことについて、「著作権者の許可をとる」「売られている物なら、お金を払って買ったり、使ったりする」「インターネットからダウンロードするときは、大人に相談して、違法な物でないことを確認する」などの意見がありました。
 今回の著作権についての実践を通して、その根底には「互いを大切にしようとする気持ち」があるのだと思いました。児童の心の成長を促し、情報モラル教育への意識も高めていきたいと思います。

【大治町立大治西小】あいさつ運動

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 本校では毎朝、児童会役員、生活委員会の児童、そして職員が登校時刻に合わせて門の近くに並びあいさつ運動を行っています。登校の見守り、付添いをしてくださる地域の方々も参加してくださり、元気なあいさつが交わされます。
 さらに、9月12日(月)〜16日(金)を「ハッピーあいさつ週間」とし、あいさつ強化運動に取り組みました。
(1)自主的に気持ちのよいあいさつをすることで、笑顔のあふれる学校にする。
(2)あいさつをきっかけによりよい人間関係をつくる。
 この二つをねらいとして、児童会役員を中心として取り組みました。登校時に校門付近であいさつ運動を行いました。それに加え、全校児童はあいさつができたら、「あいさつカード」のコスモスの花びらに色を塗る活動を行いました。
 回収されたあいさつカードをもとに、児童会役員が花びらの数を集計しました。児童会掲示板には37213個のコスモスが咲きほこりました。それを見た児童から「みんながたくさんあいさつしたからだね」という声を聞くことができました。
 あいさつに関する取組を通して、自分からあいさつができる児童が増えてきました。今後もあいさつ運動を継続し、更に笑顔広がる学校づくりをしていきます。

【春日井市立大手小】ひつじ大作戦〜児童会活動を中心とした教育活動〜

 児童会で「ひつじ大作戦:ひつじは群れで行動する。しかし、群れだからといってただ集まっているのではなく、協力することを通じて、みんなが仲よくなっていくことができる。大手小学校も学年・男女を問わず、みんなが仲よしの学校にしよう」というスローガンを掲げました。その一つとして「あいさつ運動」に取り組みました。

 まず、5月の執行委員会で「仲よくなる第一歩は、あいさつだ」ということで、意見交換をしました。「男女のハイタッチのあいさつもいいよね」「横断歩道などで登校の見守り活動をしてくれている保護者の方にもあいさつしたい」「心のこもった温かいあいさつってどんなあいさつだろうか」等々、いろいろな意見が出ました。「高学年から始めないとやっぱり駄目だろう」「まずは、児童会執行委員が手本を見せよう」「あいさつをするといいことがあるとわかるといいなあ」そんな話合いを経て、執行委員が、児童集会であいさつ運動の呼びかけを劇で行いました。楽しく工夫された劇は、大いに受けました。

 そして始まったあいさつ運動。朝の登校時の呼びかけが始まると、日常のあいさつも増えていきました。子どもたちの間で、先生に対して、来校者に対して・・・。地域の方からも「子どもたちのあいさつがよくなったね」という声がありました。

 温かいあいさつができた様子を写真で残して、活動期間中、廊下の掲示板に掲示していくと、一層あいさつを意識する子どもたちが増えていきました。児童会が主体的に取り組んだあいさつ運動ですが、これをきっかけに、子どもたちの自主自律の精神が育まれ、よき伝統となって温かい学校が築かれていくことを願ってやみません。
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【一宮市立大徳小】福祉実践教室

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 障がいをもった人や子ども、高齢者等様々な人が暮らしている社会で、「共に生きる」明るい社会をみんなの手で築き上げることが今日的な課題となっています。本校では、児童が「車いす体験」「高齢者疑似体験」「視覚障がい者ガイドヘルプ体験」をすることにより、日常的な実践活動への契機とするために、社会福祉協議会の方々を招いて、4年生を対象とした福祉実践教室を行っています。
 「車いす体験」では、二人がペアになって、段差や障害物を通りました。子どもたちは、「3cmの段差を越えるのが大変だった」と、少しの段差が大きな障害になることを身をもって知りました。「高齢者疑似体験」では、年齢を重ねたときに、身体はどのような状態になるかを学びました。階段の上り下りや手先の操作、新聞を読むことなど、日常生活の一つ一つにとても時間と労力がかかることを感じました。「視覚障がい者ガイドヘルプ体験」では、目の不自由な人を案内するときにはどうすれば良いか、見えないとは、どのような状態になるのかを学びました。子どもたちからは、「アイマスクを付けた友達をガイドするのは、とても怖かった」「目が見えないと、どこまで階段があるか分からず、すごく緊張した」と話していました。
 今回の体験は、福祉活動を身近に感じる貴重な機会になりました。いろいろな人との出会いと経験が、子どもたちの成長にとって欠かせないものであると改めて感じた時間でした。