【豊田市立野見小】豊かな人間性を育む「なかよしタイム」&「法眼週間」

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(1)思いやりの心を育む「なかよしタイム」
 高学年の自主的・実践的な態度を育てるとともに、異学年の相手を思いやる心や認め合う気持ちを育てることをねらいとして、全校の子供たちが縦割り活動を行っている。「なかよしタイム」は、月に1回、64の縦割りグループで長放課に共に遊ぶ活動である。6年生がリーダーとなり、遊ぶ計画を立て、全校児童が楽しいひとときを過ごしている。1月末には、1年間一緒に過ごしたグループの仲間と協力して、「スペシャルなかよしタイム」を開催している。
(2)子どもの良さを広める「ほうげん週間」
 9月に「ほうげん週間」と銘打ち、子供たち一人一人が感謝、思いやり、礼儀、奉仕の心を育む機会を設けている。「ほうげん週間」はJRC委員会が主催し、児童朝会で、小さなボランティア活動(チョボラ)を具体的に紹介し、活動の意欲づけを積極的に行う週です。期間中、チョボラカードに実践した活動内容を記入し、熱心に取り組んだ子供たちに、JRC委員会が「ありがとうカード」を渡している。

【春日井市立藤山台小】メールで伝えるときに配慮したいこと

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 クラスの子どもたちとの何げない会話の中で、スマートフォンやインターネットについての話題をよく耳にすることがある。そこで、メールに関して事前にアンケートを行ったところ、
 ・ 自分でメールを送ったことがある   19人
 ・ 家族がやっているのを見たことがある 12人
 ・ 全く知らない             3人
という結果となり、4年生でも多くの児童が実際にメールのやりとりをしていることが分かった。今後はもっと多くの児童が利用するようになると予想される。
 そこで、4年生を対象に「事例で学ぶNetモラル」を使い、メールのやりとりでトラブルになりやすい言葉の表現について学習した。
 「友達からの誘いに対して、返事をメールで送る」という具体的な状況設定の中、「いいよ」という曖昧(あいまい)な表現から生まれた誤解に対して、どのように伝えればよかったのかを考え、グループで意見交換を行った。
 感想を書く場面では「勘違いされない言葉を使う必要がある」「相手に送る前にきちんと内容を確認した方がよい」「曖昧にならないように言葉を付け足すことが大事だと思う」など、自分の学びをしっかり書くことができていた。
 今後も児童がNetツールを正しく活用していけるよう、情報モラル向上についての啓発に努めていきたい。

【大府市立吉田小】インターネットの利用の仕方について学びました

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 情報化の進展に伴い、本校においても携帯電話やスマートフォンを所持して会話やメールのやりとりを楽しんだり、インターネットに接続可能なコンピュータやゲーム機で遊んだりする児童が増えています。しかし、情報機器は便利な一方、危険な面があるということをよく理解せずに利用し、トラブルになることも心配されます。
 そこで、講師を招き、6年生及びその保護者(希望者)を対象に「インターネットを使うときに気を付けること、考えること」という内容でお話をしていただきました。円滑なコミュニケーションに必要な要素、インターネットの特徴、トラブルの際の影響範囲や注意点などについて学びました。
 質問に挙手で答えたり、少人数で話し合ったりしながらの講演だったので、児童は自分のこととして考えるよい機会となりました。この講演を終えて、「人によって言葉の捉え方が違うなんて、初めて知りました。相手の言葉の捉え方や気持ちを考えないといけないことが分かりました」「SNSなどを使うときは、相手の顔が見えないからこそ慎重になりたいです」「インターネット上に写真を載せると、消してもどこかで残っているなんてびっくりしました」などの感想が出されました。

【新城市立鳳来中部小】地域のお年寄りの方との交流(ミニデイサービスへの参加)

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 本校では、地域のお年寄りの方と交流する機会(ミニデイサービス)を通して、相手を思いやる心を育てる活動をしています。1学期にも4年生が地域のお年寄りの方と交流させていただく計画をし、24名の地域のお年寄りの方と楽しい時間を過ごしました。前半は「ふれあいコンサート」を実施し、全員で合唱したり、グループで発表したりしました。後半は、「ふれあいタイム」として、小グループに分かれてお年寄りの方と折り紙をしたり、トランプをしたりして楽しく交流しました。最後にお年寄りの方と4年生で「炭鉱節」を踊りました。

 子どもの感想「最初は緊張したけど、楽しかった。また行きたいです」

 10月13日(木)にも、ミニデイサービスに4年生が訪問し、お年寄りの方と交流をしました。学校公開日にリハーサルの様子をお家の方に見ていただき、アドバイスをしていただいたことや反省したことを生かして、今回の訪問を迎えました。お年寄りの方は、歌やリコーダー、ダンスや自由研究の発表、ソーラン節を温かい眼(まな)差しで見てくださり、子どもたちものびのびと楽しんで発表していました。また、「ふれあいタイム」では、お年寄りの方と、子どもたちが考えた遊びで楽しみました。1回目の経験を踏まえて、ふれあいタイムでは、お年寄りの方に遊び方を丁寧に説明したり、よく聞こえるように近くに行って話しかけたりするなどの姿が見られました。こういった活動を通して、子どもたちは自信をもつことができ、いろいろな方とふれあおうとする意欲がより一層増してきました。

【瀬戸市立品野中】伝統を引き継ぐ応援合戦

 品野中の伝統は幾つもあります。そのうちの一つが応援合戦です。学年を三つに分け、異学年混合の赤、青、黄組で応援の演舞を競い合います。3年生は、夏休みに学校に集まり、4分間の振り付けや掛け声を決めます。また、1、2年生の応援団に夏休み明けにどう教えていくかの計画も立てます。

 そして、2学期が始まり、時間の制約のある中、後輩に教え込んでいきます。本番が近づくにつれ、真剣な眼差(まなざ)し、そして熱気。より良い演舞にするためのこだわり。そういった上級生のがんばりに触れ、今年も後輩へと伝統が受け継がれていく過程が見られました。来年は、9月23日(土)です。是非、御来校ください。お待ちしております。
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【豊橋市立章南中】ケータイリテラシーを身につけよう

 近年急増する携帯電話(スマホ・タブレット等)の使用。2年生では、「スマホ・タブレット等を使わない」という生徒は数名で、多くの生徒が「スマホ・タブレット等を使っている」という現状にある。「友達といつでも連絡がとれる」「いつでも知りたい情報が得られる」等の便利さが魅力的な携帯電話。しかし、通話やメール・動画鑑賞だけでなく、ブログや掲示板、SNSなど、インターネットを介した多彩なコミュニケーションツールを悪用した犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性が心配される。
 そこで、生徒がトラブルに巻き込まれないよう、生徒が携帯電話とうまく付き合う力(ケータイリテラシー)を身につけることが必要と考えた。
 今回、「ケータイ安全教室」という資料の一部を鑑賞した。ケータイの無料ゲームアプリにはまってしまい、日常生活が脅かされる男子中学生の様子が描かれた内容である。鑑賞後は、「自分はケータイに振り回されてないか」について話し合う時間を設定した。

〈生徒の振り返り〉
・ドラマの中に出てくる男子中学生のようにならないためにも、毎日時間を決めてゲームをしたり、月に何円までということを親と相談したりして使いたい。そして、暗い部屋 でやったり、長時間やり続けたりするのではなく、少しやったら目を休めるなどの工夫 をして、スマホの達人になれるようにしたいです。(自分専用のスマホ使用者)
・スマホを使用していて依存してしまうことがあるので、ちゃんと時間などを制限して使うことを心がけたい。自分の生活や友情に、支障が出ないよう、優先するべきことをきちんと決めて使っていきたい。(自分専用のスマホ使用者)
・今の社会はスマホが主流になっています。私のクラスの人もたくさん自分の物をもっています。でも、LINEなどを一度始めてしまうと、時間があっという間に過ぎると思います。寝る時間が遅くなり、生活リズムが乱れてしまいます。もっと、慎重にスマホなどを使えるといいと思いました。スマホ依存症にならないよう将来気を付けたいです。(ケータイ未使用者)
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【西尾市立白浜小】 情報モラル教室を開催しました

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 本校では、5・6年生と保護者(希望者)を対象に、講師の方をお招きし、情報モラル教室を開催しました。自分にも起こりうる身近なトラブルに気付き、スマートフォンや携帯電話を安全に利用することができるように、教えていただきました。

 まず、メールでのトラブル。短い言葉でメールを送ったり、表情が伝わらなかったりするので、自分の本当の思いが伝わらず、友達に誤解されてしまった例について考えました。何がいけなかったのか、そして、どのようにしていったらよいのか考える中で、相手のことを思いながらメールを書こうということに気付いていきました。次に、インターネットゲームについても学びました。無料ゲームとなっていても、対戦し、勝つためには、有料のものを取り入れないといけない。勝ちたい思いで、どんどん取り入れてしまい、とんでもない金額になってしまうことがある。このことから、お家の方と約束をし、約束を守ってゲームをしないといけないことを学びました。他にも、お店の名前や電話番号、知らない人の顔が写真に入っていて知らないうちに個人情報をブログなどにアップしてしまうことがある。個人情報に関しては十分気を付けないといけないことなども学びました。「ちょっとしたことで、友達をなくしてしまうことがあるんだ」と感想を述べる子もいました。

 講師の方から子どもたちに、今日ここで聞いたお話をお家で話題にし、正しくスマートフォンや携帯電話を使うようにしようと言われました。メールやゲームなど、インターネットについての正しい知識を学ぶ機会となりました。

【愛西市立八開中】アクティブ・ラーニングの視点を生かした道徳授業

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 本校では生徒が主体的に課題に取り組み、友達との対話を通して協働的に解決(納得)を導き出す「考え、議論する道徳」授業の実践を行っています。毎回の授業に一人一人がめあてをもって臨み、級友との激論を交わした末に、振り返りで成長実感を語ります。一人では思いつかない、深い学びを実現したときの満足感・達成感は個・集団の成長へとつながっていきます。
 1年生の実践「美しい母の顔」(出典:明るい人生)では、「家族の愛情に対して、自分ができることは何か」という課題で話合いをしました。「まず家族の愛情とは何かを明らかにしたい」というめあてからは、「無償の愛」「心の支え」「ふだんは気づかないけれど常にあるもの」といった考えが出てきました。「家族愛」という価値について、多面的に考え、形がはっきりしてきたところで、今度は「自分ができること」について考えました。「お手伝い」や「手助け」といったもののほかに、「心配をかけない」「自立する」「頑張っている姿を見せる」など、一人一人多角的な意見が出てきました。振り返りでは、「家族に頑張っている姿を見てもらって、安心させたいという意見に共感しました」や「時には甘えたり、悩みを相談したりして安心させるのも一つの考えだと分かりました」といった深い考えが出されました。

【愛西市立草平小】異学年交流

 本校の児童会では、みんなが安心して生活できる環境づくりの一つとして、異学年交流キャンペーンを積極的に進めています。

 児童会執行部では、外遊びができない梅雨の時期でも他学年と仲良く楽しく交流できるものとして、「すごろくゲーム」を企画しました。「すごろくゲーム」を通して、低学年は高学年と一緒に遊ぶ楽しさを感じたり、優しさに触れたりすることができました。一方で高学年は自分たちだけが楽しむのではなく、周りの人への思いやりの気持ちをもって一緒に遊ぶよい機会となりました。

 3・4年生は一緒になってすごろくを振り、コマを進めるたびに盛り上がっていました。2・5年生、1・6年生は高学年がルールを教えたり、マスに書かれた文章を読んだりしていました。低学年はとても喜んで参加することができ、高学年には他を思いやる気持ちが芽生えました。今後も様々な機会を通して異学年交流を進めていきたいと思います。

【尾張旭市立東栄小】スマホ・ケータイ安全教室を実施して

 スマホやケータイを使用したことがある子どもたちが増え、少なからずトラブルが起きています。そこで、スマホや・ケータイを使用する上でのマナーを身に付けてほしいという思いから、本校では、講師を招き、4、5、6年生を対象にしたスマホ・ケータイ安全教室を始めて3年目になります。学校公開日に行い、保護者にも呼びかけをしていたところ、年々参加される方が増え、保護者の関心の高まりも感じています。

 スマホ・ケータイ安全教室で、子どもたちは、インターネットの良いところや気を付けるところを中心に、考えることができました。特に、写真を載せる危険性、個人情報公開の危険性、文字だけで気持ちを伝えることの難しさなども教えてもらいました。保護者の方にもフィルタリングサービスや子どもたちの使い方について改めて考えていただく場となりました。
 6月3日にスマホ・ケータイ安全教室を通して学んだことを10月末の段階でどのように生かしているか子どもたちに尋ねたところ、「言葉遣いに気をつけ、勘違いされないかを考えています」のように、気持ちの伝え方について答えた子どもたちが最も多くいました。また、「大事なことは、電話で伝えるようになりました」「何気なく送ったものが、世界中に広まることを忘れないようにしています」などの応えもあり、学んだことが、子どもたちの心にしっかりと根付いています。
 スマホやケータイを使用するのは便利なことですが、正しい使い方について、繰り返し親子で話し合ってもらえるような環境づくりをしていきたいと思います。
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【東郷町立諸輪小】メッセージアプリを使うときに大切なことは何だろう

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 本校の5年生のある学級では約3分の1の児童が、スマートフォンを持っています。これから成長するに従い、ますます所有率が高くなることが予想されます。そこで、メッセージアプリの良い面と危険な面を学ぶ機会を設けました。電子黒板にスマートフォンの画面を映し、教員2名が楽しくメッセージをやり取りする様子を見せました。また、メッセージの返し方次第で、仲間外れが起きてしまう場面も見せました。こうして、メッセージアプリの便利で楽しい面と、使い方次第で大変危険になる面を学ばせました。

 次に、メッセージアプリを使うときに何が大切かを考えさせる道徳の授業を行いました。返信の有無がきっかけで、相手に冷たい態度をとった主人公が、「相手にも都合があるのでは」という友達の言葉によって、どんな気持ちを抱いたのかを話し合いました。相手の立場や気持ちを思いやる大切さや、ルールを決めてやり取りをする必要性に気付くことができました。
(児童の感想)
・メッセージアプリを使うときは、ルールを決めた方がいいなと思った。
・もし友達とメッセージアプリでやり取りをするなら、相手の気持ちを一番に考えて行動したいと思った。無視やいじめなどは絶対にやらないと決めました。

【弥富市立日の出小】よりよい学校をめざして〜自分たちからプロジェクト〜

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 開校4年目を迎えた本校には、桜が両サイドに立ち並ぶ「緑のプロムナード」があり、毎朝、児童はここを通って校舎に向かいます。その緑のプロムナードにある植え込みの草とりを放課に行いました。学年が違っていても、「一緒に持っていってあげるね」「この袋にいれてね」などと声を掛け合い協力して取り組むことができました。

 また、本校の6年生は、「自分たちからプロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトとは、学校をよりよくするための活動を学級活動の時間を中心に話し合い、計画書を立て実施する取組です。昨年度贈呈していただいた「人権の桜」があるプール北側の植え込みのところを、「自分たちからプロジェクト」の一つとして、草とりをしてくれました。子どものひざ上まで伸びていた雑草をもくもくと取ったあと、短い雑草まで丁寧に取ってくれました。お昼過ぎの活動でとても暑い時間で、みんな汗をかきながらの活動でしたが、どの子も活動を終えた後、すがすがしい笑顔を見せてくれました。
 草取り作業を人に押し付けるのではなく、それぞれが役割を担って活動をしていました。最高学年としての自覚があふれるボランティア活動となりました。

【蒲郡市立西浦中】インターネットを安全に利用するために

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【蒲郡市立西浦中】インターネットを安全に利用するために
 本校では、5月23日(月)全校生徒を対象として生徒指導講演会を行いました。青少年センターから講師を招いて「インターネットを安全に利用するために」という演題で講演をしていただきました。プレゼン資料を使いながら、実際にあった例をもとに、具体的にわかりやすく話をしていただき、生徒達もとても真剣に聞き入っていました。 
 「今日、教えてもらったことを忘れず、これからに生かしていきたいです」という生徒の感想が多かったです。

<講演の内容>
(要点1)危険を遠ざけるフィルタリング
(要点2)文字だけで、自分の気持ちを伝えるには
(要点3)ネットへ書き込むときは、世界に公開しても問題ない内容に!
(要点4)使い過ぎに注意!
(要点5)インターネットとは…

<まとめ>
(1)フィルタリングは「おまもり」 
(2)作文力と「想像力」を磨け!
(3)発信は他人に見られてもよい内容で
(4)「健康第一」、使いすぎない
(5)「人に役に立つ使い方」ができる人に

【みよし市立南中】人間の弱さに気付き、よりよく生きようとする気持ちを育てる。

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 本校は平成27年度に道徳の授業づくりについて研究し、発問を大切にした本校の道徳授業スタイルを確立した。その結果、教師の道徳に対する意識が高まり、ねらいとする道徳的価値について生徒が授業の中で話し合う姿が見られるようになった。また、生徒は自分の思いをワークシートに今まで以上に記述するようになり、考え合う授業づくりが徐々に実を結んできている。

 平成28年度は、平成27年度で実践してきたことを生かし、更に研究を深めてきている。道徳の内容項目と生徒の実態から授業のねらいを明確にし、生徒の思考の流れを大切にしながら道徳的価値に迫る授業を追究した。本校では「道徳的諸価値」とは、経験や道徳の時間を通して獲得し、発達段階とともに理解や自覚が深まっていくものであると定義している。そこで、道徳の時間で過去の経験を振り返ったり、仲間の思いを聞いたりする活動から、道徳的価値を自分との関わりで考え、道徳的価値の自覚を深め、自分の心の中にもよりよく生きようとする心があることに気付かせようと考えた。時には、人間は自分のすべきことなどから逃げたり避けたりしたいという弱い気持ちに流されてしまうこともある。しかし、そのようなときでも、自分の心の中にあるよりよく生きようとする心に気付けば、自分に改めて自信がもてるようになり、それによって、自分の存在に誇りがもてるようになると考えた。
 そこで、教材中の登場人物の心の弱さに気付かせた上で道徳的諸価値についての理解を深めていく授業を行った。内容項目「自主、自律、自由と責任」の実際の授業では、教材中の登場人物について「責任から逃げた」や「嫌なことから逃げた」と人間の弱さに気付くことができた。その後、「責任をもって生きていこうとするよさとは何だろう」と発問すると、責任を伴う自主的な行動をとることで、「自信をもって行動できる」や「目標をもって生きていける」と発言する生徒がいた。振り返りの感想でも、自分の行動には責任が伴うことを理解し、自主的に行動し、よりよく生きていこうとする記述が見られた。
 本校では、本年度、生徒会活動が、これまで以上に活発に行われている。また、生徒アンケートでは、「自分によいところがあると思う」や「自分を見つめ、向上心をもって、努力している」の項目が昨年度より、高い値を示している。このことから「人間の弱さに気付き、よりよく生きようとする気持ちを育てる」道徳の授業を行うことは生徒たちの自信と向上心を育てることが分かる。今後も継続して研究に取り組んでいきたい。 

【豊田市立高嶺小】発達段階に応じて情報モラル教育を推進する

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 本校の道徳教育の目標の一つとして、礼節を重んじ、自分で考え、正しいことを実践する態度を養うことを掲げています。情報教育と関連させ、情報社会を生きる子どもたちが情報モラルを重んじ、自分で考え、正しく情報機器を扱えるよう、発達段階に応じて指導の手立てを考えています。
 高学年では、様々な情報に対するモラルについて話し合う機会をもつことを手立ての一つにしています。今年は、携帯電話、メール、SNS(ライン、フェイスブック、ツイッター等)の正しい使い方について親子で話を聞く機会を、PTA教育講演会として設けました。子どもたちにとって、身のまわりにあるのが当たり前になっている情報機器のモラルを重んじた扱い方を学び、友達と話し合う機会となりました。子どもの感想には、「大人になっても学んだことを忘れずに使っていきたい」「これからもきまりを守って使っていきたい」という言葉が見られました。
 中学年では、ネットゲームとの向き合い方について道徳の授業で学習しました。文部科学省が提供している学習映像を視聴し、考えを伝え合いました。「ゲームに夢中になりすぎて体をこわさないようにしたい」「ネットゲームのつながりにしばられると、現実の友達とのつながりがこわれてしまうことがわかりました」という感想が聞かれました。
 低学年では、日頃から友達への思いやりの行動を認めていくことで、情報モラルの基礎となる心を育んでいます。全学年で、道徳の時間はもちろん、学校の教育活動全体を通じて、家庭や地域と連携しながら子どもたちに情報モラルを育んでいきたいと思います。

【安城市立里町小】「みんなにやさしい町 安城」〜福祉体験教室〜

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 3年生では、体が不自由な方の生活の様子を知り、障害がある方や高齢者への理解を深めたり、自分たちにできることやみんなに優しい町づくりについて考えたりすることを目的に、総合的な学習の時間に福祉について学習しています。その一つとして、10月26日に福祉体験教室を行いました。3年生107名が、手話・点字・ガイドヘルプ・高齢者疑似体験の4つのコースに分かれ、障害がある方から生活の様子についてお話をうかがったり、高齢者の立場を実際に体験したりしました。
 子どもたちからは、「目が見えなくても、料理をしたり、できるだけ体を動かしたりして、楽しみながら行動しているそうです。音が鳴る信号や点字ブロックなどを頼りにしているので、そういう設備がとても大切だと知りました。目の見えない人を案内するときには、自分が少し前を歩いて、危険を知らせてあげるとよいことが分かりました」「私は、目が見えるけれど、お年寄りは目が見えにくかったり、体が重かったりして、行動することが難しいということが分かりました。高齢者には、優しく接しようと思いました」等の感想が聞かれました。障害がある方々を支援する際の視点や相手の立場になって考えることの大切さを学びました。

【一宮市立西成東部中】〜心の教育を推進するために〜地域の活動を通して

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 10月29日(土)に一宮市立西成東部中学校の生徒たちは、地域のごみゼロ運動に参加し、地域の清掃を行いました。積極的に地域の方とコミュニケーションをとったり、ごみを分別しながら集めたりしました。
 このボランティアの活動を通して、また一つ心を成長させることができたと思います。

【新城市立東郷東小】ネット上のコミュニケーションを安心・安全に

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 本校高学年児童の中には、スマートフォンを利用してゲームを楽しむ子や、メール交換をしている子も増えてきています。しかし、使い方のルールについては、あまり詳しく知らない子もいました。
 そこで、5・6年生児童を対象に「スマホのグループはずしトラブルについて」と「スマホの課金トラブルについて」をテーマに、NHKの動画サイト「NHK for school」に収録されている「スマホ・リアル・ストーリー」を視聴し、出てきた問題について話し合いました。
 実際にスマホのゲームで課金を経験している子や、メールのやりとりをしている子はもちろんのこと、まだ経験をしていない子も、今後の切実な問題として真剣に動画を見て話合いに参加し、これからの使い方について学習することができました。
《児童の感想》
・スマホは、言葉の誤解一つで、人の関係まで崩すから、怖いと思いました。
・スマホはとても必要なものだけれど、とても危ないものでもあると思いました。
・自分も、たまにゲームで課金しますが、親から許可をもらっています。でも、ビデオを見て課金の怖さがわかりました。
・ぼくは、1回ゲームの課金をやりたくなったけれど、がまんができて良かったです。やっていたら何回もやりたくなるからです。
・スマホやインターネットはすごく楽しいものだけれど、ルールを守らないと楽しくなくなってしまうことが分かりました。これからは、ルールを守って使っていきたいと思いました。

【弥富市立弥富中学校】 道徳の授業を通して生徒を育てる

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 弥富中学校では、「仲間と学び合い、よりよく生きる生徒の育成」というテーマを掲げ、平成31年度の教科化を見据えて道徳の授業研究を中心に取り組んでいます。道徳の取組については、「多様な価値に気付き、互いに高め合う道徳の授業を通して」という目標をもち、よりよい主発問の設定や話合いの場づくりを意識した授業づくりを実践しています。
 今回の取組の中心として、学年の担当教師が学年の全クラスを回って授業を行う「ローテーション授業」を実践しています。10月までに、担任が学年の全クラスで行った授業では、実践を重ねる中で無駄な発問が精選され、ねらいに迫る主発問を設定した授業が多くなりました。また、道徳を通じて頻繁に話合い活動をすることで、「自分の考えを話したり、発表したりすることが苦手」という生徒が少なくなっています。
 実際の授業では、ある教材で家族を守るために食べ物を盗んだ少女に対して、「家族のために食べ物を盗んでしまった優しい少女に罰を与えるのはかわいそう」と考えていた生徒が、仲間との話合いを通じて「自分はどちらかというと人を思いやることを優先してしまうけど、ルールというものはやっぱり大切なので、ルールの範囲内で人を思いやって行動できるようになりたい」と考えに変容が見られ、遵法精神と思いやりのバランスについて気付く等、道徳的価値の理解に深化が見られます。
 また、教師個々のスキルアップを目指して、8月には岐阜聖徳学園大学教授の玉置崇先生による「授業法研修」や南山大学講師の土屋耕治先生による「ファシリテーター研修」を実施し、私たちの日頃の授業の在り方や、話合いを円滑に進める方法について学びました。
 このような取組を通じて、仲間とともに学ぶことで自らの考えを深めることができる学校の長所を最大限に生かし、社会の中でよりよく生きる生徒の育成をより一層目指していきたいと思います。

【一宮市立赤見小】ネット時代の子育て

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 携帯電話がスマートフォンに代わり、ゲーム機や音楽プレーヤーまでもがネットにつながることが当たり前の時代になりました。このような電子機器が便利で欠かせない存在にある一方で、SNSへの依存症が大きな社会問題となってきています。LINEや掲示板を使った「ネットいじめ」だけでなく、「常に友達の書き込みに注意しなければならない生活」が青少年を脅かしています。
 そこで、本校では毎年6月に講師をお招きし、5年生の保護者を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。この講座では、子どもを守る大人として、携帯電話をどのように与えたらよいか、トラブルを避けるにはどうしたらよいか、スマホのどこが危ないのかなど、保護者として知っておくべきことを学びます。
 保護者や児童がネット時代の危険性を知って、安全・安心に生活を送れるよう、今後も情報モラル教育に努めていきたいと思います。