【瀬戸市立古瀬戸小】 ハッピータイム

画像1 画像1 画像2 画像2
 「友だち大好き」「学校大好き」「自分も大好き」と言えるように自尊感情とソーシャルスキルの育成を目指して、「ハッピータイム」という時間を設けました。ハッピータイムは、毎週木曜日の業前の10分間、学級ごとに行います。月ごとにプログラムは変わります。ハッピータイムの約束は3つあります。
 1. うなずきながら聴く
 2. 友だちのよいところをみつける
 3. まじめにやる
 この約束を守って行います。プログラムは養護教諭が中心となり、子どもたちの実態に合わせて考えていきます。どのプログラムも子どもにとって少しゲーム感覚が入った活動です。子どもたちは、目と耳と心で話を聴き、友だちのことをより知って、良さをみつけ、自分のことを笑顔で受け止めてもらい、この時間は本当にハッピーな時間のようで、どの学級も子どもたちの笑顔でいっぱいです。

【常滑市立西浦南小】なかよし活動

画像1 画像1
 1年生から6年生までが、縦割りで8つの「なかよしグループ」に分かれています。1ヶ月に1回ある「なかよし活動」の日は、30分放課にこのグループの仲間で遊びます。毎回、楽しい遊びを6年生が考えてくれるので、みんなこの時間が大好きです。
 鬼ごっこやドッジボールはもちろん、宝探しや玉入れ・しっぽとりゲーム・くつとばし・ぐるぐるタッチ・だるまさんの一日・・・、毎回みんなが楽しめるように工夫された遊びばかりです。学校が、子どもたちの歓声であふれます。
 そして、遊びの最後は、グループみんなで集まって、楽しかった時間を振り返ります。楽しかった感想を聞き合ったり、リードしてくれた6年生に感謝の言葉をかけたりします。ゲームで興奮した気持ちが心地よく静まるよい時間になっています。
 他にも、この「なかよしグループ」で読み聞かせを行ったり集会活動や運動会をしたりします。低学年の時に優しくしてもらった体験があるので、自分が高学年になったときはどの子も頼りになるお兄さん・お姉さんになります。
 楽しい時間の中で、他を認め、思いやりの気持ちを育むことのできるこの活動は、西浦南小学校の宝です。

【愛西市立立田北部小】心を育む運動会ペア学年競技

画像1 画像1
 本校では、毎年運動会で1・6年、2・4年、3・5年のペア競技を行います。今年の1・6年競技は「なかよく走る輪」という演技名のもと、フラフープを使って、1年生と6年生が一緒に中に入ったり、1年生がフラフープを10回まわすのを6年生が応援したりして競争をしました。6年生は、例年のことなので、今年は1年生とペアを組めることを楽しみにしていました。日記には「今年の1・6年競技は、自分のことよりも、1年生が楽しんでくれればいいと思って、1年生に声をかけながらやりました」「最初は、1、2回しかまわせなかったフラフープを、練習の後半では7、8回まわせるようになっていて、1年生ってすごいなと思いました」とあり、その微笑ましい姿は、見ている保護者にも伝わりました。運動会後の保護者アンケートには「…中でも、1・6年のフラフープの競技、1年生の子が真剣にフープをまわす姿がとても可愛くて、その傍らで応援している6年生との仲の良さが伝わり、微笑ましかったです。また、来年も楽しみにしています」という声があり、6年生が1年生と交流することの大切さを感じました。最高学年として学校を支える立場にある6年生が、緊張感のある中にも、心から運動会を楽しむ姿が見られ、学校行事を通しての心の成長を実感しています。

【犬山市立犬山西小】つなごう 心のバトン 〜ポートフォリオを活用して〜

画像1 画像1 画像2 画像2
 “Let’Go Go 5!! つなごう心のバトン”を合い言葉に,犬山西小学校5年生は,運動会で赤白対抗のリレーを行いました。この運動会では,ポートフォリオを活用し,自分の思いやお互いのよい点・がんばっていることを伝え合う実践をしました。実践の第一歩は学年オリエンテーションです。競技全体のイメージをつかみ,めあてを明確にすることから始めました。その後,一人一人が自分のめあてと思いをポートフォリオの表紙に書き,発表し合うことで,これから始まる活動への意欲付けをしました。休み時間になると,運動場には,ラップの芯をバトン代わりに,バトンパスの練習をするチームの姿があちらこちらに見られるようになりました。ポートフォリオには,励まし合う言葉やリードが上手になってきたこと,また,チームの悩みなどが書かれていました。運動会が終わると,学級会や学年集会を開き,ポートフォリオを見ながら,これまでの自分の取り組みやチーム,学年全体の取り組みを振り返りました。自分たちが成し遂げたことについて,話し合いをしたり,文に書いたりして交流し,一人一人の有用感や学級,学年の連帯感を高めることができました。

【知立市立知立南小】 計画委員会「boxプロジェクト」

本校の児童会活動では、計画委員会で「BOXプロジェクト」という活動を行っています。各学年の廊下に投書箱(以下BOX)を置いて「うれしかったこと」「すてきだと思ったこと」「こんな学校にしたい」の3つの内容について投書を募集しています。また、「みんなのものを大切にしよう」「みんなと外で遊ぼう」など、テーマを決めて募集する月もあります。
そして、BOXに集まった投書は、低学年・中学年・高学年に分け、投書内容を昼の放送を利用して、全校に紹介しています。自分が見つけたよい行いや友達が見つけてくれた自分のよさを紹介されることは、とてもうれしく心温まるものです。また、発表の仕方も工夫されています。善行者のすばらしさだけでなく、投書者の気付きの良さを認める発表の仕方を意識しており、毎回、誰の投書が読まれるのか、放送を楽しみにしています。次は、「自分がよい行いをしよう」「友達の良い行いを見つけよう」と意欲を高めています。この活動は、帰りの会の日直の話や道徳や学級活動の授業などで活用されています。
   【投書用紙】   【投書箱(BOX)】 【昼の放送で全校に流す】


画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3

【西尾市立室場小】 ネット上での情報の広がりについて考えました。

 情報モラル学習として、4年生で「大人向けの情報に気をつける」、5年生で「悪口を書くのをやめよう」を学習してきた6年生は、中学校への準備段階として、「ネット上での情報の広がり」について考える授業を実践しました。
 最初に、『友達から来たメールを早くみんなに知らせたくて電子掲示板に書き込んだが、それがまちがいと分かり、消そうとした。しかし、既に次々と転載され、大きな出来事に発展してしまう』という映像クリップを視聴しました。ネット上での情報が広がるしくみを知り、その時々の掲示板に書き込む人の気持ちを考えていきました。
 子どもたちは、「インターネットでの情報の広がりはこわいと思った。」「しくみを知った上で使った方がいい。」「情報が正確なものか確かめてから発信することが大切。」「軽はずみに書き込みをしない方がいい。」等の感想をもちました。ネット上では、一瞬にして情報は広がり、取り消すことは難しいことを知ったことで、よく考えて、慎重に責任をもって正しい情報を発信することの大切さに気づきました。

画像1 画像1

【東郷町立春木中】地域清掃美化活動

画像1 画像1
〈ねらい〉
 本校では、地域を美しくする校区内清掃活動を毎年行っています。その実践を通して、生徒が地域の環境に目を向ける機会をつくるだけでなく、地域の一員であることを再認識し、郷土愛を高めることをねらいとしています。
〈生徒の実践〉
 当日は、生徒全員で、教職員も一緒になり活動を行います。活動中は、地域の方と協力してゴミ拾いや草とりを行ったり、通りがかった地域の方に、生徒が大きな声で挨拶を交わしたりするなどの場面があります。その中で、地域の方から「きれいになるから感謝しているよ」といった声をかけられることもあり、その表情から充実感をみてとることができます。こうした活動を通して、生徒が地域の一員であることを再認識し、郷土愛を高めることにつながっていると感じます。生徒からは、「日ごろ使っている公園をきれいにできてよかった」という声がありました。
〈今後の経過〉
 このような取組も一つの良い機会と考え、今後もさまざまな場面で行われる学校教育活動を通して、郷土愛を育む教育活動につなげていきたいと考えます。

【犬山市立東部中】「男らしい」「女らしい」ってどういうこと? 道徳の時間で考える。

画像1 画像1
「男子は泣いたらすぐにバカにされるよ」「でも女子は、字が汚いと『女子なのになぜ?』みたいに言われて気になる…」グループになった生徒たちからは、いろいろな意見が聞こえてきます。
11月2日(月)、犬山市立東部中学校2年2組の教室では、道徳の教科書「明るい人生」の中の題材「たまたま女に生まれただけ」の授業が行われていました。
 男子にけんかでも勉強でも負けたことがなかった主人公は、ある日、初めて男子にケンカで負け、泣き出してしまいます。一方、負かした男子生徒は「ひどい」「謝れ」と周りにひどく責め立てられ、結局、泣いてしまいます。女性は泣くと同情を集めるけれど、男性は泣いただけで「男のくせに」といわれるのはおかしいのではないか、と主人公は思います。
 生徒たちは、この題材を通して自分たちが日常生活のなかで「男らしさ」「女らしさ」というフィルターを通して人を判断していないか、ということを改めて考えました。生徒たちは男女混合の生活班になって「男の子(女の子)もけっこう大変なのだ」と感じた場面を話し合い、発表しました。「女性でも、お裁縫が好きじゃない人もいるよね」「力仕事はいつも男にまかされる…」担任の塚原菜月先生が「お互いを認め合うことが大切だね」と話すと「性別にこだわるより、その人の心や考えに関わっていきたい」といった意見が出されました。
【授業後のワークシートから】
● 「男のくせに」「女のくせに」と人をバカにせず、その人の個性をしっかり見つけて、互いに相手のことを認め合うことが大切だと思った。普段の生活で互いのいいところを見つけていけたらとよいと思う。
● 「女だから静かにしてなさい」と家族によく言われるたびに「また、それか」と思う。女の子だって元気にしたいし、男の子だって強くなければいけない、と決めつけるのはよくないと思う。
● 男女で得意な分野があるとしたら、互いに助け合って生活するのが大切だと思う。

【尾張旭市旭丘小】異学年交流行事「エンジョイ旭丘」

画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3
 本校では、特色ある学校づくりとして「心育て」に取り組んでおり、毎年10月には「エンジョイ旭丘」と題する異学年交流行事を行っています。今年度は10月21日に、児童会や高学年の学級委員がたくさんのゲームを企画して、全校児童を楽しませました。各ゲームブースを、通学班の小グループで体験し、スタンプをもらいます。全部体験しようと意気込み、積極的に活動していました。毎日一緒に登校する仲間であっても、あまり話す機会や遊ぶ機会が無いためか、上級生が下級生を上手に面倒みたり、友達同士仲良く過ごしたりできない状況が、時折見られます。この活動では、笑顔で話し合いながら一緒に行動し、下級生をうまく導きながら接している高学年の姿が印象的でした。このような活動を通して、思いやったり助け合ったりすることを学んでいます。

【一宮市立三条小】ゲームを行う際の安全と健康への配慮

画像1 画像1
 本校では4年生を対象に、「ゲームを行う際の安全と健康への配慮」について学習をしました。映像クリップ「ゲームに熱中すると」を視聴し、「ゲームをするときに気をつけるべきこと」について考えました。
 学習後、「寝不足にならないよう、夜遅くまでやらない」「家の人と約束を決め、守ることが大切」「ゲームをやり過ぎると健康ではなくなってしまうので、やり過ぎないようにする」という感想が多く出ました。
 携帯型ゲームに加え、スマホゲームも流行してきたことで、子どもたちがゲームをする時間は、これまで以上に長時間化しているように思います。映像クリップを視聴した時には「やり過ぎてはいけない」と考えることができても、いったんゲームを始めたらやめられないことの方が多いのではないかと思います。
 今後も教師と保護者が一体となって「情報モラル」について取り組んでいきます。

【一宮市立小信中島小】なかよしペア活動(なかよし読書)

画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3
 10年ほど前まで、友達とうまくかかわれない、トラブルを起こしやすいという児童が何人もいた。そのような現状で少しでもよくなるように職員が話し合い、「自分だけよければ」という意識から「みんなで一緒に」という意識が高まるように、異学年交流の取り組みを始めた。当初、月に1回授業時間を活用して、1〜6年まで全員が入る縦割り班を編成して、児童たちが考えて仲良くなる遊びを行う「なかよし活動」を実施していた。
 今ではしっかり落ち着き、授業時間を確保するためなどにより、学期に1回授業時間を使うことにし、組み方も1・6年、2・4年、3・5年で組むペア学年交流を行うことにした。
 基本的には学級間の交流とし、1対1の対応がしやすいように、そして教師の指導・支援が入りやすいように変更した。このことで、教師・児童の工夫次第で、授業時間外にも自由に交流できるようになった。
 現在はペアで、主に、1学期に高学年たちが考えた遊びを行う活動、2学期に地域清掃ボランティア活動、「なかよし読書」、3学期に全校大縄大会を行っている。
 その他に、1・6年では、卒業前に「なかよし給食」も行い、できるところで工夫している。就学時健診や体験入学のときは、入学後のペアを考え、5年生が担当してお手伝いをしたり、園児との交流をしたりしている。
 今回取り組んだのは「なかよし読書」「お兄ちゃんは上手によんでくれて楽しかった」と、普段上手に読めない高学年も低学年の子に褒められ、何とも言えないうれしそうで、少し恥ずかしそうにしています。どんな子も高学年は優しいお兄さん、お姉さんに変身です。

【豊橋市立南陽中】茨城県への義援金を募る活動

画像1 画像1
 本校は、「NOS」(Nanyo Only Student)を合言葉に、生徒主体の活動に力を入れている。学校行事をはじめ、全校集会も生徒会役員を中心に企画し、実行することが多い。そんな中、前期生徒会役員の一人が、9月に発生した台風18号で被害を受けた茨城県への義援金を募る呼びかけを始めた。放送で全校に呼びかけると共に、登校時間には昇降口に立って全校に訴えた。その結果、全校生徒がその活動に協力し、4日間という短い期間だったにもかかわらず、15,120円の義援金が集まった。

 下は中心となった生徒会役員の思いである。
○ニュースで台風被害を聞き、同じ中学生で困っている人が多くいることを知りました。少しでも力になりたいと思い、全校生徒に呼びかけようと決心しました。
○呼びかける際に、特にいくらもってきてほしいというお願いはしなかったのに、多くの人が100円を持ってきてくれたので、みんなの助けたいという強い気持ちを感じました。また、友達の親戚の方が茨城県に住んでいて、被害にあったという話を聞き、募金活動の話をしたら、お礼を言われ、さらにやりがいを感じました。短期間で多くの義援金が集まって、南陽中生はボランティアの意識が高いと思いました。
○自然災害はいつ起こるかわからないことで、起こると困るけど、みんなで協力すれば乗り越えられることもあると思いました。もしも、またどこかで災害が起こってしまったら、募金活動や私たち中学生にできることを積極的に行っていきたいと思います。普段の生活にも、思いやりの気持ちを生かしていけたら、よりよい学校を作っていけると思います。

【扶桑町立山名小】親子スマホ教室

画像1 画像1
 10月26日(月)に(株)縁(ゆかり)エキスパートさんから講師をお招きして、親子スマホ教室を行いました。
「会って話せば、表情や声のトーンで気持ちが伝わりますが、メールなど文章だけでは、誤解が生じる可能性があります。『何で来るの?』と書くと、『どんな方法で来るの?』と『あなたはどうして来るの?』という意味があって、相手を怒らせてしまうこともあります。この表現はよいのか、もう一度よく読んでから、相手に送るといいですね」
と具体的な話を通して気を付けることをいろいろと教えていただきました。他にも
・インターネットに載せた写真は、消せない。
・名前を載せなくても誰が載せたか分かる。
・写真から位置が分かる。
・個人情報を載せない。
・アプリを入れる時は、保護者に確認する。
・フィルタリングを使う。
・危険を知って安全に使う。
などたくさんのことを学ぶことができました。
 インターネットにつながるゲーム機も同様の危険性があります。親子できちんとルールを確認し、危険な目に合わないよう安全に使うことを考えるきっかけとなりました。

【日進市立東小】スマートフォンのメッセージのやりとりから学ぶ

画像1 画像1
 Webサイト「NHK for School」では、教育番組をいつでも見ることができます。今回は葛藤場面での自分の生き方を考える道徳の番組「ココロ部!」を活用し、6年生の情報モラル学習につなげました。番組は、無料通信アプリのグループトークで、友達とメッセージをやりとりする中で友情について考える話です。無料通信アプリを使っているうちに仲間はずれを作り、次いでそれに同調しない者を仲間はずれにしていく様子が描かれています。現在、中学校・高校で問題となっているいじめの一つの形です。
 番組を見た後、「勇気を出していじめを止めたい」という意見と、「自分だったら同調してしまうと思う」という意見が出ました。また、今までの学習から「直接コミュニケーションしないからおかしくなる」という意見も多く出ました。さまざまな意見が出る中、「こんなふうにならないように使いたい」という点は共通していました。便利な道具を上手に使える子どもたちを育てていきたいと思います。

【日進市立南小】インターネットを使うときの注意点

画像1 画像1
 日進市では、市内共通の情報教育に関する教育課程を作成し、それに基づいて学校ごとに指導を行っています。本校では、ICТサポーターの協力の下、各学年が児童の発達段階に応じて情報モラル教育を行っています。
 家庭用コンピュータの普及が進み、1年生でもインターネットを利用する機会が増えている折、10月には1年生が、「連絡先を教えないようにしよう」というねらいで、インターネットを使うときの注意点についての学習をしました。
 クイズ形式の分かりやすい学習内容で、メールアドレスやパスワード等は他人に教えてはいけないことや、インターネットは大人と一緒に利用すること等を学習しました。
 学習後、「インターネットは分からないことが多いので、親と一緒にしようと思いました」という感想が多く出され、情報モラルへの理解を深めることができました。

【春日井市立神領小】情報モラル授業「文字だけでつたえるたのしさやむずかしさ」

画像1 画像1
 3年生では文字だけを使ったやりとりをするときについて考える情報モラルの授業「このことばであいてにきもちがつたわるかな?」を行い、メールを使って気持ちを伝えるとき、どう書くとよいのかについて考えました。
 メールでは、気持ちが相手に伝わらないことがあります。今回取り上げたネットモラルの教材では、主人公が友達をドッジボールの特訓に誘ったところ、「特訓はいいよ。」という返事をメールでもらうことから始まります。主人公は、友達が特訓に来るのかどうかわからなくて悩みます。教室の子どもたちも一緒に悩みます。
「“いいよ”って言葉には、オッケーって言うのと、いらないって意味があるよ。」
「特訓に来るのかどうか、わからんね。」
「意味が二つあって、どっちでも取れる。行けないって書けばいいのに。」
 この言葉には、賛同と拒絶の意味どちらとも取られてしまうことに、子どもたちは気づけたようです。
「それじゃあ、自分だったらなんて書いてメールを送る?」
活発な話し合いが始まります。
 3年生の子どもたちの約半数は携帯電話やスマートフォンを使ったメール送信の経験をもち、2割の子どもたちが日常的にメールやラインの通信機能を使っているとのことでした。もしかすると、メールなどの情報技術は、私たちが想像している以上に、子どもたちの世界に浸透しているのかもしれません。
 今回の授業を通して、子どもたちは言葉で伝えるときに気をつけないといけないことをについて学びました。

【岡崎市立夏山小】 月一回のエンカウンターの取り組み

画像1 画像1
夏山小学校は全校30人の小さな学校です。だから、放課になると子どもたちは学年の枠にとらわれず、サッカーやケイドロをしたりオセロやトランプをしたりしてやりたいことで集まって遊んでいます。しかし、固定化された人間関係の中でいつも一緒にいる気軽さから、相手の気持ちを考えない言動で友だちを傷つけてしまうことがあります。そこで、自己肯定感を高め、よりよい人間関係を築く機会として月1回のエンカウンターを取り入れています。その取り組みも今年で4年目になりました。
子どもたちはエンカウンターを毎回楽しみにしていて、『全校フルーツバスケット』や『仲間をゲットするぞ』、『新聞使って1,2,3』、『人間コピー機』など、縦割り班対抗で行ったり、くじで班を決めたりして全校みんなで楽しんでいます。先回行った『暗やみでドッキリ』では、ペアになった片方の子がアイマスクをし、手を取って連れて行く活動をしました。これは、連れて行く子が相手のことを考えて、信頼関係を高める活動です。ふり返り用紙からは、「階段があるよとか、次に○○があるよと教えてくれたので、安心して行けました」「前が見えないのでドキドキしたけど、ゆっくり連れて行ってくれたのでうれしかった」など、子供たちの信頼関係もぐんと高まりました。

【岡崎市立大樹寺小】 1年生の情報モラルの授業

1年生の情報モラルの授業です
情報モラルの内容には、相手を思いやり、自分の行動に責任をもつモラルの側面と、ネットワークから身を守り安全に利用するための情報安全の側面があります。今回、道徳の授業で相手を思いやる温かい心で他者に接することの大切さ・相手の立場を考えた行動がとれるようにと考え授業を実施しました。自分のものであれば何を書いてもよいのかという、ネットモラルにつながる内容について考えさせました。掲示板やチャットでは、相手が誰であるのか分からないまま、自分の意見を書き込むことができます。そのため、より一層相手の気もちを考えて発言することが求められます。日常生活においても同じであることを考えさせました。
1年生ということで身近に感じられるような資料を用いました。休憩時間に遊んだ仲間とのトラブルから、その腹いせに周りにいた友達と共に自分の自由帳に悪口を書いてしまう。その後、相手が謝ってくれたが、わだかまりが残るという資料です。
【授業の流れ】
導入  自由帳には、どんなことをかいているか思い出す。
○あきら君とけんかをした時の気もちを考え話し合う。
○友達に誘われ、悪口を書くように言われた時の気もちを考え話し合う。
○あきら君が謝ってきたときの気もちを考え話し合う。
○あきら君は、どうしたらよかったのか考え、シートに書き発表する。
授業後のワークシート
・じぶんのじゆうちょうだからって、わるぐちはかいちゃいけないね。けんかしたこともあやまって、わるぐちをかいたこともあやまろう。
・わるぐちかいていたとしったら、また、けんかになっちゃうよ。あやまらないといけない。
・いいたいことがあれば、ちゃんといったほうがいい。
・わるぐちをかこうとさそわれても、わるぐちをかいては、いけないな。


画像1 画像1 画像2 画像2

【常滑市立西浦北小】縦割り活動

画像1 画像1
1 ねらい
 ○全校を縦割り集団(10グループ)に分けて自主的な活動を経験させることにより、  高学年を中心にリーダーを育てる。
 ○異年齢の友達と遊ぶことにより、互いに思いやる気持ちを育てる。
2 児童の実態
 ○リーダー的存在が年々少なくなってきており、中心になって活動しようとする児童が  少ない。さらに、人との関わり方も苦手な児童が増えてきている。
3 実践の概要
 ○縦割り活動は、「たてわり遊び」と「ペア遊び」とする。
 ○4月に班編成をして、5月の「ペアよろしくの会」を皮切りに、ペア遊び年5回及び  縦割り遊び年4回を実施、3月の「ペアありがとうの会」まで毎月1回のペースで活  動している。
○10月の「たてわり遊び」では、6年生のリーダーは次のような感想を書いた。「何を  して遊ぶのか決めることは大変でしたが、「鬼ごっこ」をすることにしました。鬼か  ら逃げるために1年生の手を取って走りました。みんなが喜んで遊んでくれ、楽しい  時間になりました。」
   


【岡崎市立藤川小】正しい情報を伝える大切さを学んだよ

画像1 画像1
 本校の低学年(小2年)での情報モラル学習を紹介する。
 不正確な情報を発信することで、他人に多大な迷惑をかけるだけでなく、自分の信用を失うことにもつながってしまうなどの問題が起きることがある。
そこで、よく確かめて正しい情報を伝えようとする心情を育てたいと考え、道徳の授業において文部科学省資料『小学校道徳読み物資料集』より資料「みんなのニュースがかり」を使って授業実践した。
≪資料の概要≫
・本資料は、個人の情報を、よく確かめずにニュースに書いてしまい、友達に責められたニュース係のけいすけが、その後、ゆいさんの言葉をヒントに、みんなに喜んでもらえるよう作り直すという話である。
≪指導の流れ≫
・導入:「伝言ゲーム」を行う。情報を伝えることの難しさに気づくとともに、正しい情報を伝えるためには、どんなことに気をつけないといけないのかを考えるきっかけとなった。
・資料の提示:教師が資料を読み聞かせをした。
・展開(話し合い):みんなに喜んでもらおうとしたが、友達に責められた主人公の悔しい気持ちに十分に共感させた。
ゆいさんからの言葉をヒントに、もう一度みんなに喜んでもらおうとする気持ちが高まっていることを感じ取らせた。
ひろしに「みんなのニュースかかりだね。」と言われたけいすけの気持ちを話し合わせ、けいすけの気持ちにある「みんながよろこんでくれてうれしい。」を考え合った。
・まとめ:話し合いを通して、主人公けいすけの気持ちに寄り添い、不正確な情報を流すことが他人を嫌な気持ちにさせることに気付かせることができた。また、みんなを怒らせてしまったけいすけの悲しい気持ち、みんなに悪いことをしたと反省する気持ちを発表することができた。さらにけいすけが級友に励まされる場面では、みんなに喜んでもらえるニュースを書くためにがんばろうと思っている、今度はちゃんと確かめてからニュースを書こうと思っているといった意見が出た。
最後に「もし自分がニュース係だったら、どんなことに気をつけてニュースを書くか。」というテーマで感想を書かせたところ、子供たちからは、「友達が怒ったり悲しい気持ちになったりしないように正しいことを書くようにする。」「よく分からないことは確かめてから書くようにする。」などと書くことができた。