【豊田市立井上小】「あいさつ運動」と「ちょボラ」でさわやかな朝

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井上小学校では、登校時から子どもたちが活発に活動しています。まず初めに紹介するのは、年間を通して行っている「あいさつ運動」です。毎朝高学年の子がずらりと並び、登校してくる子たちにあいさつをする光景は、井上小学校の伝統になっています。本年度からは、生活委員もあいさつ運動をさらに盛り上げようと一役かっています。到着した通学班ごとに整列し、生活委員とあいさつを交わします。「今日も一日がんばりましょう!」と声をかけられ、気持ちがしゃきっと引き締まります。
 秋が深まってくると、「ちょボラ」が盛んになってきます。井上小学校の校舎まわりには、立派に育ったシンボルツリーのユリノキが何本も植わっています。夏には心地よい日陰をつくってくれるユリノキですが、この季節には大量の葉を落とします。そこで「ちょボラ隊」の出動です。環境委員の呼びかけに多くの子どもたちが応え、「ユリノキさん、今年も日陰をありがとう」という感謝の気持ちを込めて落ち葉掃きに勤しんでいます。
 井上小学校の朝の活動は、子どもたちの心を育む大切な時間です。

【岩倉市立五条川小】サイバー犯罪防止講習

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 本校では、10月26日の5時間目に5、6年生を対象に、江南警察署生活安全課から2名の方に来ていただき、サイバー犯罪防止講習を行いました。近年増加しているインターネットでのトラブルについて、具体的事例をもとに、トラブルに巻き込まれないための注意・対応を学ぶとともに、インターネットやスマートフォンの正しい使い方について教えていただきました。
 児童からは、「もし自分の携帯を持ったら、むやみに個人情報をネットにあげない」「困ったときはすぐに親や先生に相談する」「迷惑メールがきたら、無視する。絶対に開かない」などの感想が出されました。
 また、児童の下校後には、現職教育として教員もサイバー犯罪について学びました。「情報を守るためには、スマホや個人のパソコンに必要以上の情報を入れておかない」「ちょっとした行為も犯罪として処罰される」など、サイバー犯罪を防止するために子どもたちに伝えたいことなどを教えていただきました。
 今後も、子どもたちが事件に巻き込まれることなく、安心・安全に過ごしていけるよう、サイバー犯罪防止を含めた情報モラル教育を推進していきたいと考えています。

【安城市立梨の里小】 「生きる力」を育む道徳授業

 梨の里小学校では、「命の大切さ」「個性の尊重」「ルールの大切さ」など、子どもたち一人一人の『豊かな心』『生命を大切にする心』を育むよう、「道徳」の授業や「学校生活の中」で様々な活動に取り組んでいます。 
 6月には、「思いやる心」「奉仕の心」「正直・誠実な心」「愛校心」など、全校一斉に道徳の授業を公開しました。
 1年生では、「はしの うえの おおかみ」の話を読み、ロールプレイを取り入れて、登場人物の気持ちを考えました。心優しいくまの行動を見て、考えが変わるおおかみの気持ちを考える中で、子どもたちは、思いやりの気持ちや親切心をもつことができました。
 3年生では、「学校自まん集会」の資料をきっかけとして、梨の里小学校の良いところをみんなで話し合いました。自分たちの学校の好きなところや良いところを、クラスの友達と見つけることができ、自分たちの学校が大好きになりました。
 今後も、継続的な取り組みで、子どもたち一人一人の「規範意識」を育んでいきたいと考えています。

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【一宮市立大志小】親子読書会の開催(読書月間)

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 本校では、心豊かな子どもの育成を目指し、読書活動の充実に努めています。6月、10月、3月を読書月間とし、本に親しみ、進んで読書する習慣をつけるためのいろいろな取組を行っています。
 10月は、「どんぐり読書まつり」と題して実施しました。今回は、子どもたちが楽しみにしていたPTA図書委員会とボランティアのお母さん方による「親子読書会」を開催しました。低学年と高学年の2つのグループに分かれ、それぞれの会場でお母さん方に3冊ずつ読んでもらいました。お母さん方が、登場人物に扮した衣装で登場したり、小道具、映像、キーボードによる効果音などの演出があったりと、子どもたちは大喜びで大きな歓声を上げていました。教室へ戻った子どもたちは、今聞いた話の感想を友だちと話すのに夢中になるほど楽しく印象深い読書会になりました。参観していただいた保護者の方からは、「子どもが、家で読んでいただいた本の内容をたくさん話してくれました。本に触れるありがたい機会があったことをうれしく思います。」「楽しい時間を過ごすことができました。帰宅後も動物の体重の話など共通の話題ができ会話が弾みました。」などの感想をいただきました。
 今回のように、家庭や地域の協力を得て行う活動は、子どもたちを大きく成長させる力があるということを痛感させられました。家庭や地域と学校が一緒になって子どもを育てていくことの大切さを改めて感じ、今後も家庭や地域と力を合わせて心豊かな子どもの育成に努めていきたいと思います。

【半田市立岩滑小】友だちの情報も大切に

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 「友だちの情報も大切に」について,小学校4年生で実践を行いました。
 本時の目標は,「個人情報とはどのようなものであるかを知り,公開の危険性に気づくことができる。」「自分はもちろん,他人の個人情報にも慎重に対処する態度を身につけることができる。」です。
 まず,個人情報にはどのようなものがあるかを考えました。子どもたちからは,住所,氏名,電話番号,学校名,生年月日,親の仕事,親の名前,兄弟姉妹の名前,写真,ID,パスワード,マイナンバーなどたくさん出ました。
 次に,グループごとにタブレット端末を使って,アニメーション「友だちの情報も大切に」(資料:「あんしんあんぜん情報モラル」オンライン版,スズキ教育ソフト)を視聴しました。そこでは,インターネット上に顔写真や名前,電話番号,住所などを漏洩させるシーンがありました。
 そこで,このストーリーにはどこに問題点があるのかをワークシートに記入してから,グループ内で話し合いました。話し合った内容はグループ代表が全体に発表しました。
 ワークシートや発表から,全員が個人情報漏洩の危険性について気がつくことができたことがわかりました。
 子どもたちの感想から,「個人情報が漏れると怖いと思った。」「個人情報を大切にしたいと思った。」「個人情報がもれると家族や友だちに迷惑をかけるから気をつけないといけないと思った。」「インターネットはだれが見ているか分からないから個人情報は書かないようにしないといけないと思った。」など,個人情報公開の危険性に対する心構えをもつことができたことがうかがえました。

【豊橋市立牟呂小】自分も相手も気持ちよく!あいさつぴかぴか牟呂っこたち!

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 牟呂小学校では、あいさつに力を入れています。
4月から子どもたちが登校する時、門に校長先生や運営委員会の子どもたちが大きな声であいさつ運動をしています。「おはようございます。」と朝からすがすがしい声が響きわたります。
今年は朝のあいさつ運動だけではなく、各クラスを回ってあいさつができているか確認するあいさつチェックにも取り組みました。この取り組みは、
「夏休み明けはきっとみんな疲れていて声が小さくなっちゃうよ。」
「大きな声であいさつをしてもらうにはどうしたらいのかな?」
という運営委員会の子どもたちの一言から始まりました。ただあいさつをするのではなく、「大きな声で」「相手の目を見て」「相手よりも先にあいさつを」「笑顔で」の4つのポイントを決め、ポイントをしっかりできたら賞状をもらえるという工夫をし、全校の子どもたちの意欲を高めました。
また、1年生と2年生の教室には、牟呂小学校の人気キャラクターのムロロンとムロリンが応援に駆けつけてくれ、子どもたちはとても嬉しそうでした。1年生のある子は
「先生今日は相手の目を見ることをチェックするんだよね?僕大きな声で相手の目を見てあいさつするよ!」
と朝から目を輝かせていたようです。結果発表の放送では、上位のクラスからは「やったー!」という歓喜の声が聞こえてきました。地域の方や保護者の方からも「牟呂小の子どもたちは、あいさつがよくできるね。」とたくさん褒めていただいています。これからも、“あいさつぴかぴか牟呂っこたち”がさらに増えるよう、あいさつ運動に力いっぱい取り組んでいきます。


【犬山市立楽田小】情報モラル教育の取り組み

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 本校では、情報モラル学習として、2・3・4年生は「あんしん・あんぜん情報モラルオンライン」から「しらない人に連絡先をおしえない」を視聴しました。ほとんどの子どもが様々なゲーム機器を持っており、その機器の中にはインターネットにつなげることができたり「すれちがい通信」や「いつの間に通信」などといった勝手に人の情報や通信データを受け取ることができるものもあります。子どもたちはその機能は知っていても,そのことによってどんなことが起きるかは理解していません。そのなかに潜む危険について学習しました。体験型「ゲーム機です」を使った学習では、機器に自分の本名や住所や電話番号などを登録することによって、自分の情報を簡単に読み取られてしまうことを知りました。本名を登録している人は、変えたほうがよいことを学習しました。
 高学年は、「インターネットの危険性」についてパワーポイントの資料をもとに、インターネットの仕組みを知り、「やってはいけないこと」の理解を深めました。その後、NHK for Schoolのスマホ・リアル・ストーリーから「たった一言のちがいが・・・」を視聴し、顔の見えないインターネット上のメッセージのやりとりだけでは、ふとしたことで誤解が生じることがあることを知りました。

【新城市立東郷中】人とのコミュニケーションに関する全校集会

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<ねらい>
 6月上旬に、全校生徒を対象にして「こころの健康」に関するアンケート調査を行いました。その結果を集計してみると、次の質問に対してマイナス面の強い回答をした生徒が、予想以上に多いことがわかりました。
 ・ 自分には、よいところがあると思いますか?
 ・ 自分は「だめな人間だ」と思うことがありますか?
 ・ 自分は、誰かの役に立っていると感じる時がありますか?
 学年による差もありますが、自己肯定感が低く、他者との関わり方に自信のもてないところが、本校の生徒の大きな課題であることがわかりました。そこで、他者とのコミュニケーションスキルを高めることで、人間関係の円滑化を図り、個々の生徒の心の安定や成長につなげたいと考えました。

<実践>
 8月17日(月)、新城市適応指導教室「あすなろ教室」で指導員をされている方を講師としてお迎えし、体育館で全校集会『コミュニケーションスキルに関する講話とワークショップ』を行いました。
 最初に、ウォーミングアップとして、講師の先生がいろいろなゲームを行ってくれました。講師と関わるじゃんけんゲームから始まり、隣の生徒とペアで関わるゲーム、全校が動きすれ違った生徒と関わるゲームなど、関わる相手を広げながら楽しくスキルアップの体験ができました。
 ゲームの次は、「どうしたら豊かなコミュニケーションがとれるか」をテーマに、わかりやすい講話をしてくれました。「相手の目を見る」「笑顔」「うなずく」などの人の話を聞くときの大切なコツや、自分が思っていることをきちんと話し、自己主張できることも大切なことであることを、具体的な場面を演じながら教えていただきました。
 集会の後、生徒たちが書いた感想は次のようなものでした。
・ 楽しいゲームのおかげで、まだしゃべったことのない人と友だちになれました。コミュニケーションのとり方を教えてもらったので、これからは知らない人とも話ができると思いました。
・ 今日は、とても勉強になりました。私は、人と話をするときにうまく話ができません。今日のお話で、話し方や聞き方のポイントがわかりました。私にとっては、とても重要なお話でした。
 生徒たちにとって、コミュニケーションスキルを学ぶための、とてもよい機会になったと思います。友だち関係に悩む生徒も、ここで学んだことを生かし、2学期の学校生活の中で、学級の仲間や他学年の生徒たちとの関係が良好になり、それが学校行事の成功につながっていると思います。

【一宮市立浅井南小】 優しい気持ちで使おう 携帯やスマホ

 携帯電話やスマートフォンが普及し、小学生でも、自分専用のものを持っている児童が年々増加しています。それらは便利がゆえに、利用によるトラブルも多く、中には深刻ないじめにつながっているケースもあります。そこで、本校では、学年の発達段階に応じて、具体的な例を示しながら、携帯やスマホの上手な使い方について学習しています。
 5年生では『言葉と伝わり方を考えよう』という授業を行いました。児童がよく使っている『メール・ライン』のやり取りを例に、考えを深めました。『一緒に遊ぼうと誘った児童に対して【無理】の一言だけの返信があった時、受け取った児童はどんな気持ちになるか』という問いをきっかけに、話し合いました。児童の意見は、『ムカつく・感じが悪い』『落ち込む』『なんでだろう』『仕方がない』の4つに分かれました。児童は、互いの言い分を聞き、【無理】だけでは気持ちを伝えることが難しいこと、ごめんの一言を添えたり、笑顔のスタンプをつけたりすると相手の気持ちが和らぐことなどを学習しました。
 このように、携帯やスマホでのコミュニケーションについて考える機会をつくることにより、児童が実生活の中で、相手のことを考え携帯やスマホを利用することができるよう、今後も指導を継続していきたいと思います。

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【一宮市立神山小】 あいさつ運動

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 神山小学校では、10月26日(月)〜10月30日(金)の5日間に、中部中学校区の三校で連携をしながら、あいさつ運動を実施しました。児童会が中心となり、代表委員やあいさつボランティアに申し込んだ児童が、校門や昇降口のそばであいさつ運動を展開します。そこへ先生が加わり、中学生が加わり、保護者が加わり、地域の人が加わり、一つのコミュニティを作り上げていました。あいさつの声が日に日に大きくなりました。あいさつカードにも「気持ちいい」「あいさつをすると、(相手が)にっこりするので、それがとてもうれしい」など、あいさつのよさやすばらしさを感じた児童がたくさんいました。保護者からの一言にも、「地域の人にもあいさつをするようになって、とてもうれしく思いました」と成果を感じた方や、「元気のいいあいさつができることを期待しています」「自分からあいさつできる子になってください」など、さらなる成長を望むものがありました。あいさつ運動に参加した保護者の方からは、「普段、無意識にできていると思い込んでいるあいさつ。本当にできているかな?と自分を振り返る良い機会となりました。ボランティアで東門に立たせてもらい、たくさんの子とあいさつをかわして、すがすがしい気持ちになりました。ありがとうございました」「あいさつ運動に参加し、明るい笑顔の中学生の方たち、いつも温かく見守ってくださる地域の方たちと共に、『あいさつ』を交わすことの大切さを子ども達に伝えられた良い活動だったと感じました」という言葉をいただきました。たち三校で連携したあいさつ運動は、本年度で3回目です。子どもも大人も、先生も保護者も地域の人も一体となって活動することに、大きな意義を感じます。あいさつ運動を一つの機会にし、今後も学校が核となってよりよい地域社会を築くことをめざしていけたらと思います。

【碧南市立棚尾小】東日本大震災の被災地支援

 本校は、2011年から東日本大震災の被災地支援に取り組んでいます。市の水田や個人の畑を借り、地元の農協などの協力を得て、5年生が米を育て、1年生と6年生がサツマイモを育てました。秋になって収穫し、10月30日、収穫した米300キロとサツマイモ50キロを交流のある岩手県釜石市の釜石小学校へ発送しました。みんなで心を込めて作った作物を食べて、少しでも元気になってほしいという思いを届けました。
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【安城市立安城西中】ケータイ・スマホの使い方を話し合おう

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 本校では、昨年度、本校独自にケータイ・スマホ宣言を作成し、携帯電話、スマートフォンの使い方について、保護者へのお知らせと、生徒への呼びかけを行ってきました。生徒の多くが携帯電話やスマートフォンを所持している現状から、使用の仕方や危険性などを生徒自身が考える機会を継続してつくっていくことが大切だと考えています。そこで、年に3回行っている生徒の代表者、教師、保護者が決められたテーマで話し合いをする、ふれあい会議で、ケータイ・スマホの使い方について取り上げました。
 会議では、「ケータイ・スマホの使い方をどのように考えるか」というテーマで、3年生の生徒が司会をつとめ、ケータイ・スマホが自分にとってどんな存在か、使い方についてどのように考えているかなどについて意見を交換しました。異学年のグループでしたが、和やかな雰囲気で進み、上級生が自分の体験を語るなど、異学年グループならではの有意義な話し合いが行われました。
「スマホであった、実際のトラブルを聞き、使い方を見直したいと思いました。」「ケータイ・スマホの使い方や持ったらどうするのが一番いいかなど話し合えて、これから持ったときに役立つなと思いました。」など、持っている生徒も持っていない生徒も、改めて携帯電話やスマートフォンの使い方について考えることができました。また、参加した保護者からも、「ほとんどの生徒が持っているようですが、勉強の邪魔という3年生の本音を聞くことができ、下級生にとってよかったのではないかと思います。」という意見をいただきました。今後も、生徒たちが安心して過ごしていけるように、生徒自身で使い方について考えることができる機会を設けていきたいと思います。

岡崎市立常磐中学校 人の気持ちを考えてSNSを使おう

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 五月、ライン仲間から、仲間はずれにされたという相談をしてきた生徒がいた。詳しく話を聞いてみると、ラインをしているうちに、一人の生徒に悪口が集中して、仲間外れにしようという事で盛り上がったという。さらに、初めての中間テストのテスト週間に、ラインがひっきりなしにきて、勉強ができないという話もあった。
 そこで学年でスマートフォンや携帯の使い方について、一度話し合った方がいいということになり、学年集会をもった。教師主導でなく、生徒からラインの良い点、良くない点について意見を出してもらうことにした。
 その結果、良い点については、スピーディーに連絡し合うことができる。別々の所にいながら、一緒に話している感覚がもてる。良くない点は、顔が見えないのでことばに刺激を受けることが多く、相手の気持ちを考えずにラインを送ってしまう。
 生徒は自ら、夜九時以降はラインを送らない、相手の気持ちを考えて言葉を選ぶなど、大切なこと踏まえて約束事にした。
 生徒の感想 相手の顔を思い浮かべながら必要なことを送るようにし、賢い使い方をし携帯の奴隷にならないようにしたい。

【南知多町立日間賀中】正しいスマートフォンの使い方

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 11月10日(火)の5・6時間目に、NTTドコモから講師をお招きして、「いいね!と言える関係作り」をテーマに、全校で正しいスマートフォンの使い方を学習しました。事前のアンケート結果によると、生徒のスマートフォン等の通信機器の所持率は90%を超えており、1日に2時間以上使用する生徒が約70%いることがわかりました。
 前半は、中学生にスマートフォンは必要か、否かについて、保護者の代表を交えて、賛成派と反対派に分かれてディベートを行いました。賛成派が「気軽に友人と連絡が取れる」「知りたいことをすぐに調べられる」といったメリットを主張する一方で、反対派が「直接のコミュニケーションの大切さ」や「知識を体系的にとらえることの重要性」を唱え、活気あるディベートとなりました。
 後半は、講師の先生のから、携帯電話・スマートフォンを使う際に起こりやすいトラブルの事例とその防止策や対処法、文字と言葉の伝わり方の違いによるトラブル、インターネットでの個人情報流出などについて、動画を用いてわかりやすく説明していただきました。生徒の事後感想文では、「安全と危険の見極めをしっかりと心がけたい」「親からの信頼を裏切らないような使い方をしたい」といった感想がありました。
 この時間は、スマートフォン使用について改めて考え直すきっかけとなりました。

【西尾市立鶴城中】命を大切にするとは(臓器移植の授業を通して)

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2年生の道徳の授業で、臓器移植にかかわる様々な人たちの立場を考え、命を大切にするとはどういうことかを話し合いました。
授業は4時間完了で、愛知県臓器移植コーディネーターの西山幸枝先生にゲストティーチャーとして参加してもらいました。
1時間目は臓器移植とは何か、どういう仕組みなのかを、西山先生の話をもとに学びました。2時間目には、脳死になってしまった家族の臓器を、病気で苦しんでいる人へ提供した人のビデオを観て、臓器提供を承諾したことで長い間苦しんでいる人の存在を知りました。3時間目には実際に臓器移植をして助かった人の体験談を読み、そのあとに臓器を提供することを断ってしまった人たちの思いを知りました。4時間目には実際に日本で行われている臓器移植の現状をデータをもとに知り、臓器移植を待っている人たちの思いを知りました。
臓器移植に対する4つの立場、「臓器提供を承諾した立場」「臓器移植をして助かった立場」「臓器移植・提供を断った立場」「臓器移植を待っている立場」のそれぞれの人たちの思いを確認して、授業の最後に命を大切にすることはどういうことなのかを考えました。
授業が終わるごとに、家庭に問題をもち帰って家族と話をする時間を設けました。生徒たちは様々な考えに触れ、その中から自分なりの答えを出そうと精いっぱい考えました。
Aさんの授業記録
私は初め臓器移植ってなんてすばらしいんだろう、命が助かるのだから反対なんて全くない、と思っていました。でもお母さんの話を聞いたら、実際に自分の子どもが臓器を提供するとなったら絶対に反対すると思う。いろいろな立場があって、その立場によって考えがわからなくなってしまう。臓器移植を待っている立場だったら、何が何でも絶対に臓器移植をしてほしいと思うし、とても複雑です。
Bさんの授業記録
僕はいろいろなことを聞いて、いろいろなことを考えたけれど、やっぱり臓器移植には賛成です。人の命の重さは、どんなものよりも重いと思うし、その命をつなぐ臓器移植はすばらしいことだと思う。自分の母親が脳死になって、臓器を提供することになると、母親の死を自分で認めてしまうかもしれない。でも命をつなぐことが一番だと考えています。
Cさんの授業記録
私は臓器を移植して助かることも、提供することにも反対です。臓器移植をするとなると様々な人に迷惑をかけ、特に海外へ移植に行くとなると、莫大な費用と迷惑をかけてしまう。そこまでの迷惑をかけるのなら私は自然のままに死を受け入れたい。臓器提供をして助かる人がいることも、待っている人がどんな気持ちで待っているのかもよくわかる。でも臓器提供者の死をまっているその現状は自然ではないと思う。わたしは自然の摂理に従いたい。

【刈谷市立富士松北小】「ケータイ教室 安心・安全講座」

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本校では、10月19日(月)に、4・5年生の児童と希望した保護者を対象に、「KDDI ケータイ教室 安心・安全講座〜初級コース〜」を開催しました。
 事前に4・5年の児童の実態調査を行ったところ、「携帯電話・スマートフォンを使っている:60%」、「SNSを使っている:29%」、「ルールが決まっている:30%」という結果でした。また、児童の中には「迷惑メールやチェーンメールに困っている」という切実な問題も抱えていることもわかりました。
 講座では、携帯・スマートフォンを持ち始めて間もない児童に起こりやすいトラブル事例を紹介したり、どんなルールやマナーが必要か考えたりしました。最後に、児童が困っていた問題について、講師の方から具体的な解決策を教えていただきました。
 児童には、講座で聞いた話を家庭で話題にして、家族で使い方のルールを考えてもらいました。児童からは「家族でルールを決めたのできちんと守りたい」、保護者からは「分かりやすくて勉強になった」という感想が寄せられました。これを契機に、各家庭でのルール作りが進み、問題に巻き込まれないことを願っています。

【豊田市立萩野小】学校公開日に情報モラル教育の実践

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 本校では、毎年6月、学校公開日に道徳の授業(情報モラル)の公開をしています。コンピューターや携帯電話の正しい使い方、情報の安全な扱い方、コンピューターや携帯電話の使用が健康に及ぼす影響など、それぞれの学年に応じた内容を取り扱っています。
低学年では、コンピューター室を使う頻度は少ないが、コンピューターの使い方だけでなく、「人の作品を大切にする」「個人情報を守る」といったモラル面でも指導しています。そうした取り組みが、高学年になってから、情報モラルを学んでいく素地になると考えています。
高学年では、インターネットの安全な使い方、携帯電話のLINEやSNS(ソーシャルネットワークサービス)に注目し、実際のよい事例を知ったり、拡散した情報が、悪口や間違った情報だった事例を知ったりするなど、トラブルに巻き込まれないように情報と上手に付き合っていく方法など、利便性と危険性について理解を深めました。
学校公開日ということもあって、両親で授業を見られ、家庭に帰ってからもコンピューターの使い方やモラルの面で子どもとの話し合いをされている家庭もあり、家では教えることは難しいが学校で指導してもらえるのでありがたいと言う保護者の意見もありました。
今後も学年に応じた情報モラル教育を推進し、情報化社会における正しい判断や望ましい態度を育てていきたいと考えています。


【豊川市立小坂井中】みんなで考えよう、携帯電話・スマートフォン

近年、携帯電話やスマートフォンなどのアプリでメッセージを送り合い、誤解からトラブルになることが急激に増えています。何気ない会話から生じるトラブルもあれば、陰湿ないじめもあり、携帯電話やスマートフォンの使い方を学ぶことは大変重要になっています。今回の授業は中学2年生で、映像教材をもとにしてスマートフォンやメッセンジャーアプリについて理解し、その問題点やトラブルへの対応策を考えました。スマートフォンを所持していない生徒もいましたが、映像資料を用いたり、班で話し合いをしたりすることで、自分の問題として捉えることができました。授業に参加した全員が今後の自分とスマートフォンとの付き合い方について考えることができました。
<生徒の感想>
・僕たちもよくLINEを使うので、今日やったことに気を付けながら、安全に楽しく使えるようにしていきたいです。
・アプリの会話ですべてを決めつけないようにしたいです。困ったときには直接会って話すことが大切だと思いました。
・友達にメッセージを送る前にしっかりと誤解がないか確かめて送りたいです。友達の気持ちになって考えるようにしたいです。
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【蟹江町立蟹江中】情報モラル教室

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1 はじめに
 現在、子どもたちのトラブルの一番の原因はLINE等、情報機器を介したものであると言っても過言ではない。携帯電話があらゆる場面で使われるようになり、くらしのなかで欠かせない存在になっている。しかし、便利な反面、子どもたちの間でもインターネットを利用したトラブルが、急速に広がっていることも事実である。こうした社会状況にともない学校教育の中で発達段階に応じて、適切な『情報モラル教育』を推進していくことが益々必要となっている。そのために、本校では情報に関する専門的な知識や技能を有している特別非常勤講師を迎えて、全学年を対象に情報モラルに関する授業を行った。
2 授業実践(第1学年)
 第1時では、コンピュータ室で各クラス授業を受けた。内容は、生徒がよく使うSNSアプリの種類、用途の説明が中心だった。特に生徒の中でも利用者が多いLINEについて、便利さを伝えるとともに生徒があまり知らないLINEの脆弱性について実際にあった事例などをもとに教えていただいた。授業を受けた生徒はアカウントが乗っ取られた事例や、LINEのやりとりに慣れてしまったために就職活動時に企業とのやりとりに支障をきたしてしまう大学生が増えてきているという話を真剣に聞いていた。授業の終盤に講師の方が「LINEを利用することが悪いことではありません。危険性をしっかり理解して用途に応じて様々なアプリを使うことができるようになることが大切です。」とおっしゃっていたことが印象に残った。
 第2時では、学年全体での授業を体育館で受けた。第1時に引き続いてSNSアプリやスマートフォンの利用によって被害を受ける危険性や事例の紹介とともに、被害に遭わないようにするための対処方法をいくつか教えていただいた。さらに用途や決まりをあまり知らないために加害者になってしまう危険性があるという説明を受けた。写真をWEB上に載せる時の注意事項や最近増えてきて問題になっている「ながらスマホ」についての話は教員側もしっかり理解して適切な指導を行うことができるようにしていく必要があると感じた。2時間の授業を通して、危険性に関する話を聞いている時の生徒の反応が大きかったと感じた。生徒にとって便利さの陰に隠れた様々な危険性を知ることができた貴重な特別授業だと感じた。

【稲沢市立大里中】里中乱舞

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 里中乱舞は、平成12年度の3年生を送る会で北海道稚内南中学校がつくった「南中ソーラン(よさこいソーラン)」を本校2年生が踊ったことが始まりである。それから3年後には、現在の原形となる「里中乱舞」が完成し、大里中学校のよき伝統として先輩から後輩へと脈々と受け継がれている。
 生徒が里中乱舞に取り組むのは、2年生の学校祭後からである。学校祭での里中乱舞引き継ぎ式で、生徒は伝統の重みを感じ、里中乱舞の活動が始まることを自覚する。
 3年生に進級した4月には、入学式やPTA総会で披露する。里中乱舞は単に先輩から受け継いだものを模倣するのでなく、毎年、一部分に新しくアレンジした踊りを取り入れるということが暗黙のルールとなっている。
 そして、1年間の活動のまとめとして8月に名古屋市で開催される「にっぽんど真ん中まつり」に参加し、中学生らしい迫力のある踊りを披露している。
 里中乱舞は大里中学校に欠かせないものであり、保護者や地域の方も発表の場をとても楽しみにしている。先輩から後輩へ伝統を継承し、学年の仲間同士で主体的・創造的に取り組む活動は、自己の生き方を振り返ったり、今後の生き方を考えたりするために、とてもよい機会となっている。