【南知多町立篠島中】 福祉実践教室

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 福祉実践教室を通して、障がいの種類や障がい者の暮らしについての理解を深め、福祉の心の育成をはかることを目的として、全校生徒を対象に福祉実践教室を行いました。
 学年ごとに分かれて福祉についての学習を深めました。
 1年生は視覚障がい者ガイドヘルプの体験を行いました。ガイドの仕方や気を付けることを学習した後で、二人一組で一人が目隠しをして、校舎内を歩きました。階段や障がい物の手前では声をかけながら、ペアの子をガイドすることができました。
 2年生は車いす体験を行いました。車いすでの生活の様子や車いすの仕組み、使い方を教えていただいた後で、実際に車いすに乗って、体育館に設置し、コースを回りました。少しの段差でも車いすを乗っている人には大きな障がいになることを体験することができ、車いすの方の大変さを知ることができました。
 3年生は手話体験を行いました。手話でのいろいろな言葉や表現を学習し、手話での会話にも挑戦しました。
 講師の方の話を聞いたり、実際に体験したりすることを通して、障がいをもつ方に対しての理解を深めることができました。

【江南市立草井小】草の井っ子の五つのきまり

 草井小学校では「草の井っ子の五つのきまり」として、1.自分からあいさつ、2.くつやスリッパの整とん、3.チャイム着席、4.静かに右側歩行、5.ハンカチ・手洗い・うがい、の徹底を行うため、毎日の帰りの会で専用のボードに○×で振り返りをしています。
 今年度は、生活委員会が週毎に、トイレのスリッパの点検をしたり、静かに右側を歩けているか廊下で見守ったりしています。どの結果も、給食の放送で発表されるので、全校でがんばって取り組んでいます。
 また、毎月10日は北部中学校の生徒も参加し、小中連携あいさつ運動を行っています。校内3箇所の門に中学生や係の児童、教師が立ち、元気よくあいさつを交わします。朝の元気のよいあいさつは、気持ちのよいものです。一日爽やかに過ごすことができます。
 これからも、学校全体で「草の井っ子の五つのきまり」に取り組み、充実した生活を過ごせるようにしていきたいです。
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【岡崎市立竜海中】 情報モラル・言の葉日記

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(情報モラル)
岡崎市では、道徳部と学習情報部で連携をとり、毎年学期末に情報モラルの授業が提案され、市内の全学校、全学級で授業が行われている。本校でも、全学級で情報モラルの授業を実施した。今回の学習については、次のような内容であった。題材「親しき仲にも」…普段の話し言葉の中で、汚い言葉を使うことが習慣となっている主人公が、いつもの悪ノリのつもりで携帯の画面いっぱいに「死ね」という文字を送ってしまった。それから、その友達からの返信がなくなってしまったというものである。
そういった状況に陥ったことのない生徒が多いと思われるが、実際に起こりうる内容だったので、生徒にとって身近な題材であり真剣に状況を考えながら意見を交し合うことができた。以下は、授業の感想である。
●インターネットやメールでのやり取りでは感情が分からないので、親しい友だちでも一度考えてから送るようにするなど、言葉づかいに気をつけて生活したい。
●どんなに親しい人や親でも、超えてはいけないボーダーラインがあって、言葉や行動がその線を超えてはいけない。そして、「超えた、超えていない」というのは自分が決めることではないということが分かった。
●普段汚い言葉を無意識に使っているから、メールでも人を平気で傷つけてしまう文章になってしまうのだと思う。普段から、相手を思いやる言葉を選んでいきたいと感じた。
(言の葉日記)
竜海中学校では、10月の学校保健委員会で「言の葉墨彩画家 ひろはまかずとしさん」を講師にお招きした。そして、その会に向けて、普段友だちが何気なくかけてくれた言葉をつづる「言の葉日記」を書いた。以下は、その「言の葉日記」に書かれた仲間への気づきである。
●「大丈夫?」体調が悪そうな子に気付いて、大丈夫と声をかけてあげていていいなと思ったし、気づいてあげられることがすごいと思った。
●「一緒に走ってきます!」体育の授業で一人遅くなってしまったMに、みんなで声をかけていた。WとAは、この言葉を先生に伝え、声をかけ続けながら一緒に走っていた。すごくいいなと思った。Mにとっての大きな力になったと思う。
クラスの中で一人ひとりを大切に見守ることができる有意義な活動であるので、人権週間にも「言の葉日記」に取り組んだ。何気ない日常の中に、実はこんなにも温かい言葉があふれていると感じる生徒の姿が見られた。日常生活において、言葉を大切に使うことや、相手を思いやる気持ちを養うことが、そのまま情報モラルにもつながっていくと信じ、今後もこの取組を大切にしていきたい。

【西尾市立平坂小】親子で学んだ「ケータイ安全教室」

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 今年度もNTTドコモの方を講師としてお招きし、4・5・6年生を対象に「ケータイ安全教室」を実施しました。携帯電話を使う上でのルールやマナーとともに、メールやSNSを使用する際に気をつけることを、実際の事例をもとにわかりやすく教えていただきました。子どもたちは、「メールは文が短いので、誤解されやすいことがよくわかった。」「SNSはいろいろな人とつながるけれど、相手は本当はどんな人かわかならないのは怖い。」などの感想をもったようでした。
 1年生からの6年生までの保護者の方も約60名ほどご参加いただき、フィルタリングサービスなど、子どもたちをネット上の危険から守る手立てについての情報も教えていただきました。

【大府市立東山小】情報とのかかわり方

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5年生が道徳の授業で,「情報のかかわり方」について考えました。
導入では,事前にクラスで行ったアンケートの結果を担任の先生が紹介しました。「3DSやスマートフォン,PCの情報機器で,あなたが普段使えるものはなんですか。」という質問に対して,「3DSを使える子」が37名中32名,「スマートフォンを使える子」が37名中19名,「PCを使える子」が37名中3名でした。多くの子どもたちが情報機器を活用していることが分かりました。
その後,子どもたちにも起り得るトラブルの事例を挙げて,話し合いをしました。一つ目は,チャットで友達を遊びに誘ったが,相手から断られて,「え〜,遊べないの?せっかく誘ったのに。あ〜あ。まあしかたないね。じゃーね」と返信してしまい,相手から返事がなかった事例です。メールのやりとりの中で,どうして思いがすれちがってしまったのかを考えました。
二つ目は,チャットの例で,友達から自分の顔に落書きをした画像と一緒に「この顔,ちょーおもしろくない?」とメールがきて,「きもっ!笑える」と返事したら,友達から返事が来なかった事例です。どんな気持ちで友達にメッセージを送ったのかを考えたあと,友達に謝罪のメッセージを送ったときにどんなことを思ったのかを考えました。
振り返りでは,情報機器のいいところを考えました。「遠くの人とも話ができる」「インターネットで調べられる」「ニュースなどの情報を知ることができる」「ゲームを楽しめる」などの意見が出ました。その後,情報機器が多く出回っている社会の中でも,上手に使っていくにはどうしたらよいかを話し合いました。「相手を傷つける言葉を使わない」「文を繰り返し読み,大丈夫かよく確かめたい」「自分が言われたらと考えるようにしたい」など,考えをもつことができました。
「情報機器を使うときのマナー」を日頃から大切にしていきたいです。

【瀬戸市立南山中】著作権について理解し、情報モラルの適切な判断力を身につける子どもを育てる実践(3年技術)

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 本校では、技術の授業で「著作権について考えることをきっかけに、情報モラルで正しい判断力を身につける授業実践を行い、職員でその授業について協議しました。
 授業では、著作権にかかわる事例を提示し、それが正しいかどうかを電子掲示板上で子どもたちが意見を出し合い、考えを深めます。その後、小グループでその事例について話し合い、最終的な判断を個人でしました。子どもたちからは、「友達の写真をネット上に公開するのも本人の許可がいるなんて知らなかった」「普段自分がスマホで行っていることは正しいかどうか迷ったことがあるけど、今日の授業で迷うことが減ると思う」などの感想が聞かれました。
 授業終了後には、教員で情報モラル教育の在り方について研究協議を行いました。情報社会の中で生きる子どもたちに、どのようにしたら正しい判断力を身につけさせることができるのかや、通信機器の正しい使い方などについて活発な討論がなされました。今後も学校全体で情報モラル教育について実践を深めていきたいと思います。

【常滑市立常滑東小】5年「相手の気持ちを考えて。」の授業

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 児童の中でLINEを使っている子が,30名中,9名いることを踏まえて,ネットモラルについて考える授業を行いました。
 「事例で学ぶネットモラル」の教材を使って,まず,「ついつい熱くなって」という動画を見せました。動画の内容は,LINEで交友を深めている3人の間に「あらし」という別の人物が登場し,「あらし」の言葉によって,3人の感情が高ぶり,つい不本意な言葉を言ってしまうという内容でした。
 次に,この場面を数名の児童に役割演技でさせました。児童からは,「顔を見て言うのは,言いにくい。」という声が聞かれました。面と向かって言うことを難しさを考えさせることができました。チャットの類似体験をさせることで,相手の顔が見えないとつい言い過ぎてしまうことがあることに気付かせました。
 携帯電話やスマートフォンでやりとりすることが当たり前になってきている子どもたちに,LINEやメールのやりとりに気を付けることを確認するよい機会になりました。

【一宮市立今伊勢中】人権週間の取り組み 〜思いやりの心を育てる〜

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 本校では、いじめをなくすとともに、思いやりの心を育てるために、12月の人権週間にあわせて次のような取り組みを行いました。
《人権集会》
 はじめに、校長先生から、「利他の心」についての心温まる話を聞きました。続いて生徒会が、全校生徒に行ったいじめに関するアンケート結果を、全国平均と今中生を比較しながら発表しました。その後、いじめに特化した寸劇を行い、最後に生徒会長から、「お互いの違いや良さを個性として認め合っていきましょう。」という力強い言葉がかけられました。
《人権作文の朗読・絵本の読み聞かせ》
 朝の読書タイムの時間に、生徒会役員による全校放送を使った人権作文の朗読や、担任による人権に関する絵本の読み聞かせを行いました。
《いじめ追放宣言書作り》
 各学級で、「いじめ追放宣言書」を作成し、これを持ち寄り、生徒議会で今伊勢中の「いじめ追放宣言書」を採択しました。そして2学期終わりの集会で全校に発表しました。
《道 徳: 資料「優しい心が一番大切だよね」》
 15歳でいじめによって命を絶った小森香澄さんのお話を、道徳の時間に皆で考えました。
 <生徒の感想>「皆の中に埋もれるだけじゃなく、自分なりの個性を出して、尚かつ人それぞれのよいところを認め合って、誰とでも仲良くしたい。」「言われた側の気持ちを考え、悪口は言わないようにしたい。」
 以上のような取り組みを通して、いじめを許さない心や、思いやりをもって周りの人たちに接していこうという心が育ってきています。

【岡崎市立六ツ美北部小】自分の気持ちを相手に伝える方法を考えよう

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 1年生から学年が上がり、たくさんの友達と遊ぶ姿が見られるようになった2年生の子供たち。1年生の時とは異なり自分たちで定めたルールを守って遊ぶようになりました。しかし、ささいな言葉の擦れ違いや、思いの擦れ違いからトラブルになることもしばしばあります。子どもたちや保護者の方にアンケートを取ると、まだ携帯電話をもっている子どもはほとんどいないようです。しかし、これから携帯電話でコミュニケーションを取ることになった時、どのような言葉や思いの伝え方をすれば自分も相手も気持ちよくコミュニケーションをとることができるのかを考えさせたいと思い、今回の授業を考えました。
 わたしたちの道徳に掲載されている、「おつきさまとコロ」の読み取りを進めて心情を考えました。
【資料】「お月様とコロ」コロはとてもわがままなことばかり言うので、今では友達はギロしかいなくなってしまいました。ギロは毎日コロを遊びに誘いますが、コロは不満ばかり言っています。ある日気のいいギロもさすがに我慢の限界を超えて「コロとはもうあそばない」と怒ってしまいます。コロはギロが去って初めて、「これではいけない」と気が付きます。
 話はコロが「ギロにあったらあやまろう」というところで終わります。子供たちとは、コロとギロのこの後の会話を考えて、役割演技を行いました。役割演技をする際には、自分がコロの役になってセリフを考え、そのセリフをコロになって言います。また反対に友達がコロになった時はギロ役になって相手のセリフを聞いて返事をします。
 コロの役もギロの役も、どちらの役も経験することで、これから自分がどうするといいのかを実感をもって考えることができました。
【児童の感想より】
・ごめんねと言えてすっきりしました。
・謝ることには勇気がいるんだなぁと思いました。
・コロ役もギロ役も嬉しい気持ちになりました。
・友達がやっているのを見て、嬉しそうだなと思いました。
 子供たちは、自分が嬉しい言葉を掛けると、相手も嬉しくなり、自分が嫌な言葉を言うと、相手も嫌な気持ちになるのだということに気が付いたようです。これから先、携帯電話やスマートフォンをもった時にも、自分も友達も大切にするコミュニケーションツールとして活用してくれることを期待します。

【刈谷市立刈谷東中】生徒会主催の環境奉仕活動「プリカン」

 本校の校訓は「プリキュー精神」です。プリキューとは「プリーズ」「サンキュー」「エクスキューズミー」からなる造語です。そこから派生した「プリキュー精神で環境奉仕活動」を略して「プリカン」といいます。月に一度、土曜日の朝に自宅から学校までの通学路のゴミ拾いをしながら登校する活動を行っています。生徒会が中心となって参加を呼びかけ、毎回全校の生徒80%以上が参加をし、地域への貢献活動に一役買っています。
 毎年、学区の桜地区の住民の方と合同でプリカンを行っています。今年度は3年生から80名以上の参加申込があり、地域の方と協力しながら約2時間かけて周辺道路などの清掃活動を行いました。小さなゴミも見落とさないように、注意深く歩いたり、側溝のふたを持ち上げてゴミを拾ったりするなど、積極的に参加する姿が数多く見られました。
 また、今年度は生徒会の提案により、2学期から日常の清掃時間中、無言で行う「無言清掃」に取り組み始めました。生徒たちは、生徒会執行部の呼びかけに応え、無言で清掃を行い、以前に増して、清掃に対する意識を高めることができました。年度途中からの変更にもすぐに対応できたことから、「プリカン」として環境奉仕に力を入れてきた精神が根付いていると感じました。

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【東海市立名和中】福祉実践教室を通して

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 本校では、毎年1年生が地域の福祉施設をたずね、交流を行っています。高齢者や障がいをもつ方々との交流を通して、福祉に対する理解を深め、日常的な実践活動への契機とするのが目的です。
 今年度も12月に、各クラスで地域のデイサービスや老人ホームなどを訪問しました。準備の時間には、どうしたら施設の利用者の方々に喜んでもらえるのかを考えたり、どういうことをして楽しむのかを決めたりしました。当日は、12月という季節に合わせて、利用者の方々と一緒にクリスマスカードや松ぼっくりツリーを作ったり、トランプやビンゴゲームで遊んだりと、笑顔あふれる楽しい交流にすることができました。はじめは緊張してなかなか話すことができなった生徒も、時がたつにつれて利用者の方々との会話を楽しむことができました。
 活動を終えた生徒からは、「はじめは何をしていいかわからなかったけれど、話をするうちに楽しいと思えた。いろいろな話が聞けて良かった。」や「お年寄りの人たちの苦労を知ることができた。これからはお年寄りの人たちにもっと優しくしたい。」と言った感想が聞かれました。この活動を通して、生徒が福祉をより身近に感じ、これからの生活に生かしていけたらと思います。

【春日井市立東高森台小】 「けいたい安全教室」 6年生

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 本校では、毎年6年生が「けいたい安全教室」に参加しています。メールなどの使用について、気をつけなければならないいろいろなことを学んでいます。
 児童の感想を紹介します。
「今日の授業で、私の心に残ったことは二つあります。一つ目は、ほかの人に自分が載せた写真を保存されてしまうと、消せなくなるということです。むやみに写真を載せないよう、気をつけなければならないと思いました。二つ目は、自分の思っていることが、相手に勘違いされてしまうことがあるということです。一方通行のメールでは、伝えきれないことがあるということです。わたしはこのことを教えてもらいよかったと思っています。私もメールをすることがあります。その時は、何も考えずにやっているので、次にやるときは、相手の気持ちと、送る文をよく考えてやっていこうと思います。今日教えていただいたことを忘れずに、安全に使っていこうと思います。」
 他の児童も、ゲームのやりすぎや、知らない人とのつながり(ライン)などいろいろなことを学んだようです。
 家庭で使い方のルールをつくり、上手に使っていってほしいと思います。

【尾張旭市立旭小】「にじの森」へ集まれ

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本校には、にじの森と呼ばれるエリアがあります。芝生で覆われた青空広場、屋外学習を行うひまわり観察台、学年菜園、ビオトープを総称した場所です。これらを活用した教育活動で、子どもたちは自然の仕組みやすばらしさを体験的に知り、環境の大切さや命の尊さを学んでいます。低学年では、「きせつとあそぼう」「めざせ!生きものはかせ」など生活科の学習の場として、ザリガニ釣りをしたり、ドングリ拾いをしたり、花や虫を調べたりして楽しそうに自然と触れ合っています。中学年では、「春の自然にとびだそう」「あたたかくなると」などの理科学習の場として生き物の観察や話し合いを行っています。高学年では、「植物の成長」「花から実へ」をはじめとした多くの理科単元で、観察したことを観察したことを観察台でまとめています。また、総合的な学習では、「太古のくらしを体験しよう」などの活動の場として青空広場で火起こし体験にチャレンジしています。これらの自然環境は月1回の芝生ボランティア、美化・緑化委員の見回り・清掃活動などで守っています。
子どもたちからは「知らなかった、びっくりした!」「もう一度見に来よう!」の声が挙がっています。活動を通して人や自然とのかかわり合い、いろいろな気づきが生まれます。子どもたちの心の育ちを支える場としてだけではなく、新しい知識を得る場、予想したことを確かめる場、課題を見つける場としてずっと大切にしていきたいです。

【豊川市立小坂井中】感謝の気持ちをもとう(2年生)

 本学年では、心を育てる教育活動の一環として「感謝の気持ちと奉仕の精神をもとう」という主題のもと、2年生のすべてのクラスで道徳の授業実践を行いました。
 実践では、いまから4年前に起こった新燃岳の噴火によって、実際の中学生の女子生徒が体験したエピソードを題材としました。はじめは「人は一人では生きていけない」という言葉に強い反発を感じていた女子生徒が、“道路に降り積もった火山灰を誰のためでもなく黙々と掃除する人の姿”を見たり、“自分自身が火山灰の除去作業をすること”を体験したりすることで達成感や満足感を感じ、人は多くの人の善意によって支えられて生きていることに気づきます。そして、「助け合うこと・支え合うこと」の本当の意味を理解することができたというものです。以下に生徒が書いた感想の一部を示します。

・自分は無意識のうちに周りの人から助けてもらっているんだと思いました。これからはみんなにもっと優しくしたり、助け合っていけるように心がけたいと思いました。
・人は一人では生きていけないということを感じたし、みんなと助け合っていけないなと思いました。私は親や友達の大切さや温かさがよくわかりました。
・人と人はつながって生きているんだと思いました。私はみんなと助け合うとトラブルがあったり、面倒くさいこともときどきありましたが、この授業を聞いて少し考え方が変わりました。

 このように、普段の何気ない行動が誰かを助けたり、支えたりしていることに気づくことができたという感想を多く見ることができました。このような実践を学年全体で積み重ねていくことで、自分の仕事や役割に責任をもち、一人一人がみんなのために自主的に行動しようとする集団を築いていきたいと感じています。
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【安城市立安城東部小】  写真撮影のマナーと肖像権について

1年生の児童にとって、写真を撮られることはあっても、自分が写真を撮る体験は少ない。しかし、小学生になり、学校でデジカメを使って先生や地域の方を撮影する機会も出てくる。そこで、写真撮影のマナーや肖像権についての授業を行うことにした。
始めに、児童にデジタルカメラを見せ、何に使うものかを問いかけた。多くの児童が「写真を撮るもの」と答え、家族や親せきに写真を撮ってもらった経験を話した。その経験をもとに、教師が「では、知らない人に突然、写真を撮られたらどう思いますか。」と問いかけた。多くの児童が、「嫌だ」「気持ちが悪い」「どうしてそんなことするのと思う」などと、不快に思うことを発表した。
その後、写真を撮るときに相手を嫌な気持ちにさせないためにはどうしたらよいかを考えた。児童の「ニュースを作る人とかだったら、撮られてもいい」という意見から、写真を撮る側が名前を名乗り、どのような目的で写真を撮るのかが分かれば嫌な気持ちにならない、という意見でまとまった。
次に、ジャストスマイルを使い、写真のデータに落書きされる様子を見せた。児童は大きな声で「やだ。」「やめて。」などと叫び、自分たちの写真が他人に加工されると、とても嫌な気持ちになるということを実感した。その後、自分たちの写真に自分で落書きをする体験を行い、気持ちの違いを問いかけた。多くの児童が、自分でやるなら嫌じゃないという思いをもち、他人の写真を勝手に加工してはいけないことを学んだ。

【犬山市立栗栖小】地域を愛する心を育てる活動

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 本校では、毎年7月に桃太郎発展会の皆さんと協力し、桃太郎公園芝生広場にある人工池「ジャブジャブ池」の清掃を実施しています。昨年度は雨で中止となり、今年は2年ぶりに行うことができました。当日は、全校児童18名と教員9名で、1,2時間目に実施しました。清掃といっても、児童らは池に生息する魚の救出活動が主な仕事となります。
 6年生代表児童の挨拶の後、説明や諸注意を聞き、さっそく活動開始です。3年生以上の児童は慣れたもので、どこに魚が逃げ込んでいるのかよく知っています。タモを自在に操り、魚を捕まえ始めます。低学年の児童は、魚の素早さに驚きながら楽しそうに活動を始めましたが、なかなか捕まりません。池の水がだんだんと抜かれ少なくなってきた頃、ようやく捕まえることができました。さすが、栗栖っ子です。物怖じせず魚を素手で捕まえバケツへ移動させていきます。なかなか捕まえることのできない児童には、6年生のお兄さんたちが捕まえやすい所へ誘い、捕らせてあげています。「○○ちゃん、こっちに大きな魚がいるよ!」と、実に微笑ましい光景です。この後、救出された魚は、すぐ近くを流れる樋ケ洞川へ放流しました。
 さらに学校の近くには、木曽川へ流れる栗栖川があり、地域の方とも草抜きや花植えも行っている憩いの場所です。ここでは、子どもたちもエビや小魚を捕まえ水遊びができるなど豊かな自然に囲まれた環境です。これらの活動を通して児童は、地域の方に見守られ、豊かな自然ともつながっていることを実感しているようです。

【豊田市古瀬間小】情報モラル・6年「うまく伝わったかな?」

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子どもたちは、日常生活において友達同士と対面して会話をしたり遊んだりしている。相手が発する言葉だけでなく表情や態度から、相手の気持ちを察しながらコミュニケーションを図っている。しかし、時に、内容や言い方で相手を傷つけたり悲しませたりすることもある。
 これが、非対面のコミュニケーションになった場合、対面のときと比べて、相手の状況を判断する情報が乏しく、相手の意図や状況を理解しづらかったり、誤解をしてしまったりして、トラブルが生じることが考えられる。
 そこで、よく知っている友達との非対面のコミュニケーションにおいて、起きそうなトラブルの原因を考え、今後どのように適切にコミュニケーションを取っていけばよいのかを考えさせたいと思い、実践した。
<インターネットを使うときに気をつけること(前時を思い出す>
・「メールの返信がなくても、いらいらしたり相手を責めたりしない。」
・「寝る前やご飯を食べる前など、中断する前にちゃんと伝えておけばトラブルにならない。」
・「相手の状況を考える。顔が見えないからルールを無視しすぎない。」
・「勝手に人のことを考えないでやり取りしてはいけない。」
<非対面でのコミュニケーションで、誤解が生じてしまう動画を視聴する>
ひろしの立場 
・「かずやくんはどうしてゲームをやめてしまったのか。どうして怒りマークを付けたのか。」
・「なぜ怒りマークを付けたのか。ぼくも付けよう。」 
かずやの立場 
・「アイテムを使うなんてひきょう。正々堂々とやってよ。」
・「怒りスタンプを送り返してくるから、もうひろしくんとはやりたくない。」
<どうして誤解が生じたか考える>
・「ゲームだと相手の表情や気持ちが分からない。」
・「ゲームが遊びだから、スタンプを送っても遊びと思って本当の気持ちは分からない。」
・「夜更かしして疲れていらいらしていたかもしれない。」
・「文字を書かずにスタンプだけ送ったから、理由が伝わらずけんかがおこった。」
・「お互いの気持ちを考えようとしなかった。」
<動画の続きを視聴し、どうしたら誤解が生じなかったかを考える>
・「相手の気持ちを考える。」
・「言葉を足さないと本当の思いは伝わらないから気をつける。」
・「実際に会ったときにちゃんと説明をする。」
<自分自身のコミュニケーションのルールを考える>
・会っての会話、手紙、メール、SNSのそれぞれの良さや特徴を適切に判断し、使い分ける必要性に気づかせると共に、相手や互いの気持ちを考えたコミュニケーションをとることの大切さを考えさせることでまとめとした。


*インターネットでのコミュニケーションは、相手の顔や表情が見えないため、相手の考えは推測するしかなく、スタンプでは伝えにくい。
*相手の気持ちを思いやり、相手や場合に合わせたコミュニケーションツールを選んでいくことが大切である。





【東海市立上野中】 言葉の向こうに

本年度,中学二年生の道徳の授業の中で「情報モラル」に関する授業を行った。

 本校でも,多くの生徒が「インターネット」や「LINE」を活用することが多く,ネットによる「人間関係のトラブル」が多発している。そこで,「ネット社会」におけるよりよいコミュニケーションのためにはどうするべきかを考えさせた。

 授業で活用した資料は,文部科学省のホームページ上にある「中学道徳読み物資料集」の中から,「言葉の向こうに」をダウンロードして使用した。

 事前に「ネットによるトラブルが過去にあったか?」をアンケートをとり,授業の冒頭で一部を紹介した。また,近年,中高生に多く広がっている「ネット依存症」についても質問形式で話をし,「ネット依存症診断」も行った。


 授業後の生徒のプリントからは,以下の感想がえられた。
 ・相手の気持ちを考えることが大切である。
 ・自分の発言に責任を持とうと思う。
 ・インターネットの怖さが分かった。
 ・ネットの向こうの人たちの顔を思い浮かべて,自分の言葉が相手を傷つけないかを考えようと思う。
 ・自分がされて嫌なことは,相手にもしないようにしよう。
 ・「一」歩,踏み「止」まって,「正」しい行動をしようと思う。


 多くの生徒が「ネット社会の怖さ」や「自分の行動に責任をもつこと」「相手の立場に立って行動すること」などの前向きな意見をもつことができた。

 それぞれの立場を尊重し,いろいろなものの見方や考え方があることを理解して,寛容の心をもとうとする道徳的判断力を育てることができた。
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【東海市立明倫小】危険がいっぱい!

 12月10日、NTTdocomoから講師を招き、6年生を対象に情報モラル教室を開催しました。
 (NTTdocomo)の講師の方から、「インターネットに挙げた情報は自分が消去しても消えないことや、文字だけのやりとりでは誤解が生まれいじめにつながることがある。」などの事例を聞き、インターネットの危険性を感じていました。ゲーム関連で多額の請求がくることになってしまった事例は、自分たちと重なるところもあり真剣にビデオを見ることができました。
 また、肖像権や著作権、個人情報の取り扱いについてもクイズに答えながら、考えることができました。
 携帯電話やスマホなどで、メールでやりとりするのが当たり前になっている子どもたちに、自分たちの使い方が間違っていなかったかを振り返らせ、これからどのように使っていったらよいのかを考えさせるよい機会となりました。

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【東海市立加木屋小】広がるあいさつの声

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 本校では,総務委員会と生活委員会を中心にあいさつ運動を行っています。自分から進んで元気なあいさつをすることを目標にしています。
 委員会の児童を中心に,並んで,登校してきた児童に率先してあいさつをします。さらに,登校してきた児童が,ボランティア隊としてあいさつ運動に参加をします。終わった児童はカードをもらい,感想を書いてクリスマスツリーを飾ります。
 また,毎月最後の木曜日には「あいさつ隊」を作り,ペア学年で3つの門付近に並び,あいさつをします。
 明るいあいさつの声が,朝の加木屋小学校に響き渡ります。

【児童の感想】
  〈低学年〉
   みんなのこえが大きくてよかった。
   そとはさむいけどこえをだすとあたたかかった。
   あいさつは苦手だったけど,大きな声でできた。
  〈高学年〉
   みんなが元気に,笑顔なれた。
   あまり自分からあいさつをしたことがなかったので気持ちよかった。
   他の学年の人と心がつながった。
   加木屋小学校の雰囲気が明るくなった。
  〈児童会役員〉
   あいさつはコミュニケーションをとるのに大切な言葉だと思います。あいさつは人をうれしくさせるとてもすごい言葉だと思うので,これからももっと大きな声で人に伝わるようにあいさつしていきたいです。