【知多市立知多中】「人権の視点からネットいじめについて考える」生徒アンケートより、2学期になり、ネットいじめの被害にあう生徒が出てきたことを取り上げました。インターネットでの書き込み、無断での人物の写真や動画の投稿もいじめになることを学習しました。 人と人とが、関わりあい生活する中で必ず、人間関係のひずみは生まれます。そうなったときに、「いじめ」という手段を選び、関係を断つのではなく、相手の気持ちを考えて話し合いで解決し、関係を修復する大切さを生徒会執行部のロールプレイの実演により学びました。 集会後の生徒の感想からは、「インターネットの書き込みもいじめになることを知った」「いじめをしようとしている人がいたら声をかけて解決していきたい」といった前向きな意見が得られました。 今後もネットに関する問題は増えてくることが予想されます。今回のような取組を増やし、人と人とのつながりの大切さに気付いてくれることを願っています。 【津島市立北小】道徳教育と縦割り活動で育む心の教育活動道徳の時間では、提示された資料について児童自ら考え、進んで意見を述べるとともに相手の意見を聞き、意見を交流し合うことによって道徳的価値の自覚を深めます。本校では、このような道徳の時間を通して豊かな心を育むことに力を入れています。下の写真は道徳の時間の様子です。 「北っ子活動」は、1年生から6年生までの縦割りグループを作り、運動会や集会で活動することを通して上や下の学年との結びつきを強めるとともに、下級生は上級生を敬い、上級生は下級生に親切に接することにより互いを尊重する心を育むことをねらいとしています。上の写真はそれらの活動のうち、「北っ子クリーン大作戦」という、保護者の方と協力して学校周辺をきれいにする活動の様子です。この活動は、心の交流以外にも公共物を大切にしようとする心の育成にもつながりました。 【瀬戸市立品野台小】行事も清掃も力を合わせて4月の「1年生を迎える会」に始まり、3月の「6年生を送る会」まで縦割り班を中心に活動します。特に、年2回の児童会行事では、児童会運営委員主催の「ゲーム祭り」が人気です。1年生は、リーダーの児童と手をつないで校内を回っていきます。チームで協力してクリアしていくという工夫された手作りゲームに、各班が盛り上がっています。 9月の運動会でももちろん、縦割り班対抗競技があり、応援席も学年ごとでなく赤白の縦割り班ごとに座って応援します。「次の徒競争、がんばってね。」「1,2,3年のダンスかわいかったよ。」など学年関係なく話す姿が見られます。1年生に「今お茶飲んでいいよ。」とリーダーが声をかけたり、高学年の組体操では、下学年の児童が「あそこに○○くんがいるよ。」と同じ班の子のがんばりを見つめています。この運動会の前後や卒業式間近には、ランチスペースで「縦割り給食」も行われます。 一方、児童数減少により、掃除が手薄になりがちですが、縦割り班で担当することで、掃除の仕方を次年度につなげていくことができます。そのために、月1回清掃指導日を設け、新しい清掃場所の仕方を担当教師に聞きます。人数や道具、やり方を示した「清掃マニュアル」を数年前に作成し、どの教師、児童が担当してもしっかり掃除ができるようにしています。少ない人数で広い範囲を時間内に行うのはたいへんですが、気心知れた仲間と力を合わせて行い、「きれいになったね。」とほめられるとどの子もすっきりした顔になります。掃除の反省の後、昼休みに「一緒にサッカーしよう。」と誘い合う声も聞かれます。 縦割り班活動に限らず、異学年交流は生活・総合的な学習でも行われています。また本校の休み時間の校庭を見ると、1年生から6年生、そして男女の区別なく入り混じって遊んでいます。 このように、本校では縦割り班活動や清掃、遊びを通して、協力することの大切さを知り、そのために「相手を思いやり、相手のよいところを見習う」ということを、学級の中だけでなく学校全体で育てていくことが必要だと考えています。 【安城市立桜井小】一筆入魂 〜地域の書家に、書、そして生き方を学ぶ会〜講師を引き受けてくださったのは、書道家の横山夕葉(せきよう)先生。体育館の校歌額を書いてくださった先生です。市役所前の市民憲章を始め、市内のいろいろな場所の書を手がけてみえる、大変有名な先生です。 子どもたちは、この日のために「自分の一文字」を選んでおきました。これからの人生で大切にしたい一文字を、字のもつ意味や響き、形を考えて決めていきました。中には、家族と話し合って決めたという子もいました。 12月6日(木)、体育館に敷かれた大きな下敷きの前に、緊張して正座をする子どもたちに横山先生が話しかけました。 「墨をたっぷりつけて、思い切って書いてね。」 「楽しんで、とにかく楽しんで書けばいいですよ。」 書く前は、草書や行書、隷書など、初めて書く字の形に戸惑っていた子どもたちですが、先生の言葉に勇気をもらい、見事に筆を動かしていきました。できた作品は、どれも個性あふれる芸術作品。「自分にもこんな字が書けるんだ。」と、どの子も自分を見直した気持ちが表情に表れていました。 作品を書き終えた後、横山先生から「十年磨一剣(じゅうねんいっけんをみがく)」という言葉を教えていただきました。「どんなことでも、十年同じことをこつこつと続けてみることで何かに気付く。自分の心も変わってくる。すぐに諦めてしまわないで、続けるということには大きな価値がある。」と、心を込めて話されました。60年近くも書道に打ち込んでみえた横山先生の言葉には重みがあり、子どもたちの心に響きました。 作品には、先生のお弟子さんによって、子どもたちが手作りした落款が押されました。その後表装され、子どもたちの元に届く予定です。 出来上がった作品を見て、もう一度「十年磨一剣」という言葉の意味をじっくりと考えさせてみたいと思っています。 【愛西市立永和中】携帯電話を正しく安全に使う方法を学びました。
平成24年12月10日(月)、津島警察署生活安全課から講師を招き、情報モラルと人権についてお話をしていただきました。お話の内容は、大きく分けると次の5点でした。
(1)ケイタイは電話としての機能のみを使用するには安全であるが、インターネットに接続すると様々な問題が起こること。 (2)身に覚えのないサイトから請求が来たら、不正請求であるので無視すること。 (3)これから大人になるにあたって、出会い系サイトには十分注意を払うこと。 (4)ネットにのめり込むと、生活が不規則になり、勉強ができなくなること。 (5)無料ゲームといったものでも有料の部分がある。それに同意して行った場合は、契約であるから料金を支払わなければならないこと。 なかでも、出会い系サイトでの被害者が、年間1000人以上にのぼり、そのほとんどが女の子であるというお話は、どの生徒も驚いたような表情で聞いていました。 また、 ・アイホンやスマートホンはパソコンであること。 ・知らないゲームソフトにはウイルスが組み込まれていることもあること。 ・ゲームの書き込みも人の悪口を書くと、いじめにつながったり、全国的に広がるので名誉毀損にあたる場合があること。 などのお話は、特に興味をもって聞き入る姿が見られました。 入学説明会でも、同様の話を新入生と保護者に行い、早めの意識付けをしていきたいと思います。 【東浦町立片葩小】心の教育 学校公開日に朗読会を開いています
本校では、毎年11月に心の教育学校公開日を設定し、道徳教育を中心とした授業公開を行っています。今年は、昨年に引き続いて、低・高学年別の朗読会と道徳授業参観を行いました。
朗読会には創作童話作家であり詩人・朗読家の「鬼頭隆」さん瑞希さん親子を招いて、2作品を鑑賞しました。鬼頭さんは、本年度の中日教育賞を受賞された方で、子供たちの心に響く話を瑞希さんのピアノの音色に合わせて語りかけてくれました。 子供たちだけでなく保護者の方も話にのめりこみ、つらい場面では涙を流し、感動の場面ではほっとした表情を見せていました。 本当に心の洗濯ができる会なので、今後とも新作登場に合わせて、機会があればぜひとも続けていきたいです。 【豊田市立高嶺小】「もっと友達になろう」〜あいさつは、相手を思いやること〜小学校に入学すると、子どもたちはあいさつの練習をします。そして、国語科や生活科、音楽科でもあいさつについての学習をします。道徳では特にあいさつによる心の変化を考え、その大切さを話し合います。 話し合いでは、「もっと友達になれる」「友達とつながることができる」など、1年生とは思えない素敵な意見を聞くことができました。また、心のノートを活用して、「ありがとう」「よろしくね」などのあいさつを行うことで、友達を思いやることばがどんどん増えています。 みんなとっても仲良しの1年生です。次は、自分たちを守ってくれる地域の方々にしっかりとあいさつができるようにしていきたいです。 【岡崎市立三島小】ふれあいタイムで仲良く交流写真は6年生の子がデイサービスの施設を訪問した時の様子です。今年度は1学期に1回、2学期に1回、同じ施設を同じメンバーで訪問し交流を深めようという企画です。学校の学習の機会とは別に自主的に夏休みにも訪問して来た子もいるので、多い子は3回訪問しています。回を重ねていくと、お年寄りがどんなことをやれるのかがだんだんわかってくるので計画が立てやすくなりました。このグループはあきかんボウリングを考え、点数がうんととれるように工夫しました。お年寄りの方々にも喜んで頂き、子供たちに達成感が生まれました。 【豊田市立小渡小】 情報モラル教育6年生はあと半年余りで中学校へ入学する。中学生になると携帯電話を持つ児童が増える。そして、「無料」と謳われたゲームや音楽のダウンロードなど、児童が取り付きやすい環境に危険性が溢れている。本校の児童はほとんどが携帯電話を持っていないが、中学校へ入学する前に知っておいてほしいという願いを込めて取り組んだ。 授業の導入では、小学校の児童が被害にあった事例を紹介した。その後、インターネットサイトの「ネット社会の歩き方」の「無料ダウンロード」という教材を使用し、無料になる仕組と危険性を学んだ。その後、豊田市の小学校に導入されたベネッセコーポレーションの「学習探検ナビ」の「情報モラルナビ」内にある教材「無料ダウンロード」を使用し、無料ダウンロードの違法性や被害について学んだ。 どちらの教材も、アニメーションを見ることで、情報モラルについて考えられ、最後には分かりやすく要点がまとめられているので、活用しやすい教材となっている。 最後に、ICT支援員が「身近に起こった問題はありますか。」と児童に問いかけると「友達の携帯電話で、チェーンメールを見たことがあります。」という意見が出され、その児童から実際のチェーンメールの内容が伝えられると、児童たちは身近な問題として捉えていた。その後、ICT支援員はインターネットサイト「チェーンメール大倉庫」から、実際のチェーンメールをいくつか紹介した。 児童たちは「こんなのありえないよ。」と冷静な判断をしていたが、このような実際の事例を知っているかいないかで、実際に対処するときに大きな違いがでてくると思われる。 【阿久比町立南部小】きらめきカード日頃の友達の行動に関することをカードに書いて,ボックスに入れます。そのカードを,全校児童がよく目にする掲示板に掲示しています。 児童は,「○○さんが帰りの会のしたくを手伝ってくれた。」「○○さんが,算数の問題を解けるように,分かりやすく教えてくれた。」など,感謝や感心した友達の行動を書いています。 友達に褒めてもらうことで,自己肯定感を高めるとともに,みんなのために行動したいという気持ちを育てたいと考えています。 【大府市立大府西中】 いじめゼロの学校を目指して本校においても,これまで折をみて,道徳や学活の時間に「いじめ」をテーマにした内容を取り上げてきました。2学期からは,様々な立場の人の考えや思いを全校生徒に伝えたいという考えで,教師が全校集会や学年集会で「いじめ」についての話をしています。また,子どもたちだけではなく保護者や地域への啓発を目的として,教師をはじめ,スクールカウンセラーや心の教室相談員がまとめた「いじめ」に関する啓発文を,学校便りや学年便りに掲載しています。 以下は,10月に発行された学校便り『西風』に掲載した文章の抜粋です。 「いじめられて傷ついていたり,悩んだりしていても『親には話していない』という子が多いです。親に心配させたくない,みじめな気がして知られたくない,言いつけたと思われたら嫌だ,など様々な理由があります。晩ご飯どきに家族が話をしたり,のんびりした雰囲気だったりするのも良い環境だと思います。そんな時間を過ごす内に,気持ちが楽になり悩みが半減することもあります。また話せるようになるかもしれません。」 日頃から『いじめは絶対に許さない』という強い気持ちを大切にし,学校,保護者,地域が互いに手を取り合って,いじめゼロの大府西中学校を目指していきたいと思います。 【半田市立乙川中】情報モラルについて学習しました普段からインターネットに慣れ親しんでいる生徒は多いのですが、知っているのはその利便性ばかりで、その向こうにある危険性について考えたことのない生徒がほとんどでした。 実際にパソコンを使いながらの体験なので、教科書や教師の話から得る知識よりも、よりリアリティを感じられたようで、生徒からは、こんな危険もあるんだという驚きの声も聞かれました。 防犯講座や、学活では情報モラル教育を実施できましたが、今回のように通常の授業の中でも情報モラルについて考えさせる機会を作っていくことが重要だと思います。 大型ディスプレイが導入されたので、効果的に活用したいと思っています。 【西尾市立東幡豆小】食育を通して命の尊さを学ぶ
東幡豆小学校3年生は、道徳教育推進活動として総合的な学習「いただきます・ごちそうさまの感謝の心」に取り組んでいます。この学習では、次のような学習計画を立てて実践しています。
1 ねらい 元気に生活するために、バランスよく食べることの大切さと、食事を作ってくれる人がいること、大切な命をいただいていることに気付かせる。 2 学習の展開 (1) 社会科学習との関連 地域のスーパーマーケットへ見学学習に出かけ、多くの食材があり、私たちの食生活を支えていることに気付くことができる。 (2) 国語科学習との関連 図書ボランティアの方に「ばばばあちゃんのむしぱん作り」という本を読み聞かせしていただき、実際にその本に書かれているとおりの蒸しパンを栄養教諭の指導で作る。そうした活動を通して、調理への興味を高めると共に、料理をしてくれる人たちの苦労の一端を体験し、感謝の心を持つことができる。 (3) 道徳の時間との関連 金子みすゞの詩「お魚」「大漁」を読み物資料とし、毎日おいしく食べている魚の命について考え、生命尊重の心情を高めることができる。 (4) 総合的な学習の時間の展開 ア 食事の栄養と大切な命をいただくことへの畏敬の念を育てる授業 自分の好きな料理には、どんな食材が使われ、その食材にはどんな栄養が含まれ、私たちの体にとってどのような影響があるのかを追求していく。また、自分たちの命が、多くの動植物の大切な命をいただいていることに気付き、命の尊さを感じることができる。 こうした授業は、栄養教諭と連携を取り、TTによる授業を計画し、栄養素の専門的な知識や食事のバランスなど子どもたちに理解させていくようにする。 イ 愛知牧場での体験学習 愛知牧場で搾乳体験をしたり、牛たちの命の話を聞いたりして、乳牛とふれあうことで命の尊さに気付き、食事の大切さを理解することができる。 【豊橋市立天伯小】情報モラル教育実践
実践1
学研『みんなのどうとく』の「ある日のこくばん」をもとに、2年生に情報モラルの 授業を行いました。いたずら書きを見た人はどう思うか、書かれた人はどう思うか、書いた人はどう思っていたのか、それぞれの気持ちをみんなで考えることで、勝手に人の名前を公の場に書くと、みんなが嫌な気持ちになることを学びました。 今後、コンピュータを使い始めたとき、多くの不特定多数が見るようなものに、名前や住所、電話番号などを安易に書かないことも学びました。また、楽しいからと軽い気持ちで行動せず、正しいことかどうか判断して行動することの大切さを指導しました。 実践2 3年生の道徳の時間に、情報モラルに関する授業を実践しました。導入として、コンピュータ室前の掲示板に貼られているポスターを利用し、携帯電話やインターネットで起こるトラブルについて考えました。次にどうすればトラブルを起こさずに済むか、どうすれば解決できるかを考え、話し合いました。 児童の感想には、「もし携帯電話を持っても、相手の気持ちを考えた言葉を使いたい」「これからもルールを守ってインターネットをやりたい」という感想がありました。今後も、学年に応じた情報モラル教育に取り組んでいきたいと思います。 【一宮市立南部中】家族愛、強い意志について考えました作品は、新潟県小千谷市片貝町を舞台に、実際にあった話に基づいて描かれたもので、主人公の一家が妹の病気の治療のために東京からこの町に引っ越してきたが、うまくなじめなかった主人公がひきこもりになり心を閉ざしてしまう。病弱な妹から勇気をもらい徐々に再生していくが、そんな中、妹は白血病を再発させてしまう。そんな妹のために、主人公は地元で開かれる花火大会で大きな花火を打ち上げることを決意する。 生徒の感想には、「明るい妹がお兄ちゃんのひきこもりを何とかしようと行動している姿はすばらしいと思いました。そんな妹が白血病で亡くなってしまい、本当にかわいそうだと思いました。」など、命の大切さについても考えている感想がたくさんありました。 今後も道徳の時間や行事を通して生徒の心を育てて生きたいと思います。 【半田市立亀崎中】サイバー犯罪から生徒を守る取組講義では、実際に起こっている事例を挙げながら、サイバー犯罪の手口や対応法について生徒の視点に立ってわかりやすく説明していただいています。来年度入学予定の6年生と保護者については「身近な問題としてサイバー犯罪」を考えてもらい、中学校入学後もサイバー犯罪に巻き込まれない、ネット犯罪の被害者、加害者にならない機会になればと考えています。 このような取組を通して、今後も「未然に犯罪を防ぐ」という視点を重視して、学校全体の取組を充実させていきたいと強く感じました。また事件に巻き込まれる前に「一人で悩まず、とにかく周りの人に相談する」という体制を整え、学校で生徒が相談しやすい環境づくりをさらに進めていく予定です。 【一宮市立南部中】「インターネットの利便性と危険性を確認」本校の生徒の多くは携帯電話やパソコンで、手軽にインターネット機能を利用することができ、欲しい情報を瞬時に手に入れることができる利便性を十分に感じています。しかし、インターネットに潜む危険性を認識している生徒はとても少ない状況です。そのような生徒にインターネットの特性と正しい使い方について話していただきました。 ・ インターネットは、匿名性があるため、情報の真偽を確認することは難しい。正しい情報ではない可能性もあることを認識した上で利用する必要がある。 ・ インターネットは瞬時に全世界に情報が発信されるため、個人情報は絶対に掲載してはいけない。犯罪に巻き込まれることがある。また、他人の誹謗中傷は絶対に掲載してはいけない。逮捕された例もある。 ・ コミュニティーサイトにおけるIDやパスワードは家の鍵のようなものである。他人に簡単にわかるようなものではいけない。他人に教えることは家の鍵をわたすことと同じである。 ・ 出会い系サイトのような危険なサイトにはアクセスしてはいけない。中高生の女子が犯罪に巻き込まれている例がたくさんある。 ・ スマートフォンはインターネットに接続されているので、ウィルス対策をしておかないと個人情報が漏洩することがある。 生徒の感想には、「インターネットは便利であるけれど、危険であることがわかりました。今日の話をしっかり覚えておきたいと思います。」というものがたくさんありました。 今後も、子どもたちをネット社会の危険から守るために、学校と保護者がしっかりと協力して指導をしていかなければならないと思いました。 【一宮市立西成東部中】 人権教育 道徳の時間資料は、中学生の人権作文コンクール入選作がもとになっている。Y子は、小学生のときに、病気で肌がひどく荒れていたことがあり、「しわ」というあだ名をクラスの男子からつけられる。言われ方は、さらにひどくなり、歌まで作られることになる。Y子は、何を言われても我慢をし、家では、毎日泣いてばかりいたにもかかわらず、みんなの前では笑って過ごしたという内容の作文である。 事前に「いじめ」に対する意識調査を事前に行い、生徒が日頃から、「いじめ」をどのようにとらえているかを把握したいと考えた。また、項目ごとの学年全体の集計を、生 徒たちに示すことを導入部分に位置づけることにした。 資料選びの段階で、学年で検討をする機会をもったことで、資料内容を検討しながら、生徒たちに今考えさせたいことはどのようなことかという観点で話し合うことができた。 通常は、資料を読むことから入る授業が多い中で、事前にアンケートをしたことは、授業内容を、より生徒たちの日々の生活に結びつけることに役立ったように思う。 どのクラスも、生徒たちは前向きに授業に取り組み、心に大切なものを残すことができたように思う。 【一宮市立大志小】 ペア学年活動を通して1学期は、ペア校外学習、なかよしランチ、廊下歩行運動、あいさつ運動、「ささのは集会」を行いました。特に「ささのは集会」では、1年生と6年生が協力して切子作りをしました。大きな紙に、はさみで切り込みを入れることが難しかったのですが、6年生が優しく手伝ってくれて完成できました。その後、6年生と一緒に短冊と切子を笹の葉に結びつけました。 全校児童の短冊や切子のついた笹の前で七夕祭りのお話やクイズを行い、楽しい集会となりました。 こうしたペア学年活動を積み重ねていくことで、いじめを生まないより良い人間関係作りにつなげていきたいと思います。 2学期には、どんぐり読書月間中のペア読書、ペア校外学習、ペアでのなかよし活動なども取り組みます。 【あま市立甚目寺中】人権集会 講演「真のバリアフリーとは」パラリンピックの陸上選手、鈴木徹選手をお招きし、私たちのためにお話をしていただきました。常に高い目標を掲げて自分とのたたかいに挑み続ける鈴木選手のメッセージは、熱く私たちに伝わってきました。話の一部になりますが、まとめて紹介します。 中・高でハンドボールを、国体では第3位に!将来有望の選手だった。でも、大学入学を控えた頃交通事故で右足を失うことに「命を残すか、足を残すか…」「障がい者」になってみると、見られる、指を差される、こそこそ話される。ひきこもり、人目につかないようにと考える。そんな時期がありました。僕は「ない」ことをさらけ出して生きていかなければならないのだ。なぜなら、僕にはやりたいことがあるから。 そう、最後は自分が強くなるしかない。みなさんも、実は同じでしょう。僕もあなたも同じ「ひとりの人間」。足が「ある」「ない」の違い。耳が「聞こえる」「聞こえない」の違い。そして誰もが必ず「いやなこと、深いキズ」をもっているもの。あなたのキズは何ですか。ぜひ、その弱いところを直さないでほしい。直そうとせずに、どうしたら自分らしく頑張れるかを考えて、やりたいことに向き合うこと。工夫すること。それがあったおかげで、自分は強くなれたと言えるように。 誰かのどうしようもない弱点を突いて「チビ」とか「バカ」とか…そんな言葉には全く意味がないですね。誰もそれを望んでそうなったわけではないのだから、どうなるわけでもないのです。また、不自由な人のためにスロープやエレベーターを作ることが本当のバリアフリーではありません。実は、相手を思いやり、その人が必要としていることに手を差し伸べることなのです。つまり真のバリアフリーとは、「心のバリアフリー」であるといえるのです。 |