【清須市立新川小】放送委員会として知っておくべき情報モラル

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 5月の放送委員会で『情報モラルクイズ』を実施しました。実施理由は、放送委員の児童が、校内放送や運動会のアナウンス等を通して、情報モラル(特に著作権の問題)と関わるからです。
 クイズの内容は、BGM・楽譜・映像等の著作権に関するものです。正解の発表と具体例を挙げた解説をしていくと、児童からは、「ほとんどの場合にお金がからんでいるね。」や、「今まで気にしたことがなかったけれど、考えてみると面白い。」などの感想が出ました。学校放送や運動会でそのとき流行している音楽等を流したり、ブラスバンド部がそのような楽譜を使って演奏したりしても、営利目的の放送ではないので、著作権侵害にはならないということに児童は気付きました。
 個人名の使用・キャラクターの利用・楽譜や問題集の複製・ホームページへの写真の投稿・児童作品のスキャン等、教師は教育現場において情報モラルを意識して職務を遂行していかなければなりません。一方で、児童にとって情報モラルは、「触れない限り・指導しない限り無関心に近い」と感じました。今後も放送委員と共に、情報モラルを意識した活動や全校児童への呼びかけをしていこうと思います。

【豊橋市立東部中】人とのかかわりあいを大切にし、自己を高めようとする生徒の育成〜道徳「チェーンメールと思いやり(画面の向こう側)」を通して〜

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 平成24年5月25日(金)、3年4組教室にて、チェーンメールを題材に扱った道徳の授業を行いました。
 前時の学習において、生徒達は「チェーンメールは、相手に迷惑をかけるもので、いけないもの」と十分に認識することができました。そこで本時は、友人から送られてきたチェーンメールの内容が「東北の人達への援助を呼び掛ける善意のもの」と設定し、それを送るか、送らないか、小グループやクラス全体で話し合いの場をもちながら、生徒達の心情を追っていくことにしました。
 「送らない」と答えた生徒達は、「自分が受け取り、どうするべきか悩んでいるのだから、それを送られた人も同じように悩み、結果、相手に迷惑をかけることになる。」「他にも支援の仕方はあるから、正しい方法を考えるべき。」といった理由をあげました。
 また、「内容によっては送ってしまうかもしれない。」と答えた生徒達の中には、「『送らない』という意見は正しいと思うが、もし自分が被害を受けた時は送ってもらいたいと思うのに、他人の事なら送らないというのは自分勝手な考えではないか。」という意見をもつ生徒もいました。
 むろん、チェーンメールそのものは良いものではありません。2回の授業で両者が共に「画面の向こう側」にいる誰かの事を思い、自分の行動の仕方を考えることで、他との関わりの大切さを深く学ぶことができました。

【豊田市立下山中】茶摘み体験学習が行われました。

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 下山中学校では、毎年5月に地元下山の茶畑で茶摘み体験学習を行っています。下山中開校当初から、40年近く続く伝統行事です。地元の特産である「下山茶」の畑で、県の茶品評会に出品するための茶葉を摘みます。
 今年は5月21日(月)に行いました。初夏の日差しの中、「一芯二葉」(いっしんによう)という摘み方を地元の茶業組合の方に教えてもらいながら、2時間以上にわたり作業を行いました。畑が斜面に作られているため足元は不安定で、さらに中腰のつらい姿勢での作業にも、「品評会に出される大切なお茶を摘んでいる」という責任感から、最後まで真剣に取り組む姿が見られました。
 昨年度の1年生は、総合的な学習の時間で下山茶について追究しました。導入では「なぜ下中生は茶摘みをするのだろう」というテーマで話し合いをし、「地元の特産品を中学生に知って欲しいから」「伝統を受け継ぐため」といった郷土愛に関する視点や、「作業を体験して、労働の大変さを知るため」「ボランティア精神を養うため」といった勤労の視点から考えを深めることができました。

〜生徒の感想〜
・ 一芯二葉を探していると、自然と前かがみになってしまうので、腰が痛くなりました。それに、今日は暑い中作業をしたので、とても体力が奪われました。普段なにげなく飲んでいるお茶にはたくさんの苦労があることを実感しました。私たちが摘んだ葉がおいしいお茶になるのが楽しみです。
・ 昨年の学習で、摘まれたお茶は加工されてスーパーで売られたり、アイスやパンの原料になることを知りました。今日お茶を摘みながら、スーパーに売っているお茶も、すべてはこうやって一つ一つ大切に摘んでいるということを感じました。そう考えると、食べ物は絶対に粗末にしてはいけないと思いました。

【豊橋市立牟呂小】みんなで目指そう、あいさつ名人!

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 本校では、「あいさつ名人になろう」という運動を行っています。
 「あいさつ名人」とは、ただあいさつをすればいいというわけではなく、名人の段階ごとに目標が定められていて、それをすべて達成すると、あいさつ名人の「師範」になれるというものです。どのようにすれば「師範」になれるのか、紹介します。

・段階1 「元気」名人
      (元気よく大きな声で、心をこめて、あいさつができる。)
・段階2 「顔」名人
      (段階1ができて、さらに、相手の顔・目を見て、笑顔であいさつができる。)
ここまでが初級です。
・段階3 「先がけ」名人
      (段階1〜2ができて、さらに、相手より先に進んで言うことができる。)
・段階4 「名前」名人
      (段階1〜3ができて、さらに、相手の名前も付け加えて言うことができる。)
ここまでで中級です。
・段階5 「ひとこと」名人
      (段階1〜4ができて、さらに「簡単なひとこと」を付け加えて言うことができる。)
ここで上級です。

 5段階のそれぞれの名人の目標が達成できたら、それを証明してくれる先生や友達など2人以上の人から証明としてサインをもらい、最後に校長先生の面接で合格すると、「師範」としての表彰状がもらえます。学年ごとに努力目標が設定してありますが、どの学年の子どもたちも上を目指して頑張り、昨年度は88人の「師範」が誕生しました。

 今まではただ軽い気持ちでしていたあいさつが、この取り組みを通して、相手のことを考えながら思いやりをもってあいさつができるようになりました。中には、学級全員が「あいさつ名人」になった学級もあります。また、登下校中に、地域の方に元気良いあいさつをして、とてもほめられている通学班の子どもたちもいます。今後も気持ちのよいあいさつができる「あいさつ名人」が増えるよう、活動を推進していきたいと考えています。

 

【春日井市立山王小】学校全体で情報モラルに取り組んでいます。

 本校では、道徳などの時間を利用して全学年で情報モラルの学習に取り組んでいます。教材として『事例で学ぶNetモラル』を活用し、「情報安全」「責任ある情報発信」「健全な情報社会の形成」について、発達段階に応じた具体的な場面を取り出してマナーやルール・トラブルの対処法などを学んでいます。
 今回は、「人の作品を大切にする」を学ぶ2年生の授業を紹介します。
 コンピュータで作った友だちの絵を、もっとよくしてあげようと書き換えてしまった事例です。このお話の感想を交流させる中で、勝手に書き換えたら相手を傷つけてしまうこと、そして、相手の立場を尊重し、相手の意志を確認して行動することの大切さを学ぶことができました。
また、高学年については外部講師による携帯電話のマナー講座も予定しています。

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【高浜市立南中】「サイバー犯罪防止教室」を行いました。

 平成24年5月24日(木)、「碧南警察署生活安全課の方」をお招きし、「サイバー犯罪防止教室」を行いました。中学1年生205名がこの教室に参加し、体育館で「サイバー犯罪」に巻き込まれないようにするためにはどうしたらよいかを、映像資料をもとに学習しました。
 5月に入って、「中学生の携帯電話の所持率が50%を超えた(日本PTA全国協議会の調査)」という報道がありました。本校生徒の携帯電話所持率も、どの学年においても50%に迫る勢いです。実際に生徒から話を聞いてみると、中学校入学と同時に、携帯電話を持つ生徒が多いこともわかりました。
 このような現状から、本校では携帯電話を所持し始めるであろう中学1年生を対象に、この教室を行うことが効果的であると考え、計画・実施をしました。
 会のはじめには、警察官のおおよその仕事や装備品について紹介していただきました。装備品については具体的に使用場面を熱演され、その迫力に警察官の仕事の大変さを実感しました。そのお話のなかでサイバー犯罪が広域化していること、決して本市でも他人事でないことなどがよくわかりました。
 映像資料を使ったお話からは、携帯を使うことで巻き込まれる可能性のある事件や架空請求の手口についてわかりやすく学ぶことができました。
 まとめとして署員の方から「ビデオの中のことは決してドラマではなく、実際に起きている。遊び心で出会い系サイトやコミュニティサイトを使わないこと、メールで知り合った人と直接会ったりしないことが大事。もし身の危険を感じるようなことがあれば一人で悩んでいないで、すぐに親・先生・友だちそして最後は警察に相談してください」とのお話がありました。
 最後にご自身が阪神淡路大震災のときに「被災地の方を助けるために節電しよう。このメールを友人に送ってください」という内容のチェーンメールをもらったことを例に出され、「内容にかかわらずチェーンメールは出さないことが基本」と教えていただきました。生徒は「自分は大丈夫だと思っていると大変なことになってしまう。どんな場合でもチェーンメールを送らない」などと今日の会をふりかえっていました。
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【一宮市立貴船小】 「ともに生きる(エイズの学習)」

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 6年生では,エイズという病気の学習に取り組みました。
 この授業は、偏見や差別をなくしてともに生きようとする態度を育てることをねらいとしています。専門的な内容は、養護教諭をゲストティーチャーに招いて説明してもらいました。授業の中では、写真を見ながらエイズに感染している親子の話を聞くなかで,エイズという病気から生じているさまざまな偏見や差別に気づくことができました。そして,エイズの病原体,病原体がいるところ,発病までの期間など,病気についての基本的なことをしっかりと学習しました。
 また,エイズに対して偏見を持たず,差別せず,理解し,支援するための世界的な社会運動であるレッドリボン運動の取り組みについても学習し、エイズメッセージキルトなどの実物を見ながら,エイズに対する偏見や差別をなくし,理解し合ってともに生きることの大切さについて考えました。本時の最後に,レッドリボンのついたメッセージカードに,本時の感想やこれからどのように人と接するかなど,子どもたちが考えたことを子どもたち自身の言葉として書いて掲示をしました。
 授業後の感想には,「エイズのために仲間外れにされるようなことがあると思うと悲しくなりました。差別をしないで,人として生きていくことが大切だと思いました。」などがあり,多くの子どもたちのなかに、エイズやエイズにかかってしまった人に対する理解や思いやりの気持ちが広がってきていることがわかりました。

【田原市立神戸小学校】 無料!?迷惑メールに気をつけよう

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 5年1組で迷惑メールについて、Netモラルを活用して行いました。
 この題材は女の子の携帯に、無料で遊べるというゲームや占いができるというメールがおくられてくるところから始まります。携帯電話に送られてきた無料のゲームや占いに登録すると、その後架空請求などの迷惑メールが届くことを疑似体験することができるものです。
 授業後の感想では「無料って書いてあったのに全然違ってお金を取られるのは怖い。」「おもしろいからついやってしまいそうだけど、気がつかないうちにいろいろな所に自分のことをしられていて、びっくりした。」「お母さんの携帯電話にも変なメールがくるので、そういうのはどうしたらいいのかなあ。」「自分が携帯電話を持ったら、メルアドや電話番号を簡単に教えないようにしたい。」といった感想がたくさんありました。
 携帯電話を持っている児童は少ないため、今すぐという緊急性は感じられないようでしたが、将来に向けて、いい経験ができたようでした。体験することによって人が嫌がることはしないという生き方(モラル)についても気づくことができました。

【小牧市立味岡小】ソーシャルゲームに気をつけて!

 小学生の携帯電話の保有率は年々増加の一途をたどっている。特に高学年ともなると2割以上になっている。それに伴い、利便性の反面、潜在的に多くの問題を抱えている。最近の携帯電話の利用は、通話以外の利用(メール、インターネット)が増え、音楽データを携帯電話に取り込んで聴いたり、パソコンと同等の機能を持つブラウザでインターネットを見たりとパケットの使用量が増加している。
 また、スマートフォンの普及に伴い、ソーシャルゲームにおける問題が急浮上している。消費者庁が7月から規制の対象としているコンプガチャ(コンプリートガチャ)はソーシャルゲームの中でアイテムなどを簡単に購入できることから、1か月に数十万円を課金された小学生など大きな社会問題となった。
 本日は教師が自らオンラインゲームを体験し、その危険性を実感した感想を交え、子どもたちに注意を促した。コンプガチャでは、ゲーム進行に伴い、アイテムを知らず知らずのうちに購入していく仕組みがあり、子どもたちが認識のないまま多額の契約を結ぶ危険性がある。こうした、子どもたちが携帯電話、特にスマートフォンを利用するにあたり、被害に合わないための知識と方法を身につけさせていくことが急務である。本校では、こうした指導を今後もタイムリーに行っていきたい。

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【春日井市立松原中】よく考えて!その書き込みは許される?

 情報モラル教育の実践にあたり、本校の1年生に携帯電話やパソコンに対するアンケートを実施しました。携帯の所持率は約50%で、使用目的は、通話とメールがほぼ同じ割合でした。また、個人用を含め、家庭でパソコンが使用できる者は約85%で、調べ物をする他に、多くがメール・ブログ・掲示板などを利用していることがわかりました。
 こうした現状を受け、体育館に1年生全員を集め「よく考えて!その書き込みは許される?」と題して授業を展開しました。
 まず、電子掲示板やブログで起きているトラブルについて学習しました。
 次に、こうしたトラブルが起きてしまう電子掲示板やブログの問題点を考えました。少なからずトラブルに巻き込まれた経験や、今までそこまで考えなかったこと、知らず知らずのうちに誰かを傷つけていたかもしれないなど、生徒の素直な意見が出てきました。
 最後に、アンケート結果を示し、今後電子掲示板やブログを使う時、どんなことに気をつけたらいいかをまとめました。所々に、簡単な問題を入れながら展開したことで、集中して取り組むことができました。また、「ネット依存・メール依存」の問題も考えることもできました。
 本校では、6月に全校生徒を対象にして、「ネット利用安全・安心講座」を開催することにしており、地域の方や保護者の皆さんにも参加していただき、より一層意識を高めていきたいと考えています。
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【江南市立古知野東小】思いやりの心を育てるペア交流

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 古知野東小学校では,心と心の絆づくりを進める取り組みとして,異学年交流を行っています。ペア給食,ペア読書などいろいろな活動を行う中で,絆を深め,思いやりの心を育んでいます。昨年度の1・6年の交流について紹介します。

・ ペア学年とのなかよし遊び集会
 入学したばかりの1年生と6年生のつながりを深め,仲よくなるために,6年生の実行委員が計画し,クラスごとに一緒に遊ぶ集会をしました。

・ 清掃活動
 清掃時,6年生が1年生の教室に出かけ,一緒に清掃を行いました。6年生に掃除の仕方を教えてもらいながら,徐々に自分たちで掃除ができるようになりました。

・ ペア読書
 読書週間には,高学年が低学年に読み聞かせを行う取り組みをしています。1年生に寄り添って読み聞かせをする姿にはほほえましいものがあります。

・ ペア給食
 学期に1回,ペア学年で一緒に給食を食べています。6年生の手際の良い配膳の様子やもりもり食べる様子に1年生も尊敬の念をもったようです。

・ 大縄跳び練習
 2学期に児童会主催の大縄跳び大会があり,毎年大変盛り上がります。6年生が1年生に見本を見せたり,跳び方を教えてあげたりすることができました。

 こうした取り組みを通して,下級生は上級生に対する感謝や尊敬の念を持ち,上級生は下級生に対する思いやりの心を育むことができます。今後もこうした活動を推進していきたいと考えています。

【幸田町立北部中】一生懸命はかっこいい〜心を磨く無言清掃〜

 北部中学校では、昨年度から「一生懸命はかっこいい」という生徒訓を掲げ、それをよりどころとしてさまざまな活動に意欲的に取り組んでいます。授業や部活動、学校行事等に一生懸命取り組むことはもちろんですが、何気ない日常を大切にしようと、あいさつや清掃、給食、チャイム前着席といった生活のベースとなることにも、一生懸命取り組んでいます。
 なかでも、無言清掃は北中生の心を育てる大切な活動の一つになっています。無言清掃は、5年前に生徒会執行部による提案から始まりました。全校生徒が無言で集中して15分間の清掃に取り組みます。清掃中はBGMも流さないため、生徒の足音や机・椅子を動かす音などが聞こえるだけで、話し声が聞こえることはまれです。
 こうして毎日無言清掃を続けることで、生徒たちは自分と向き合い、仲間と向き合い、思いやりの心やがまん強さを身につけていきます。汚れているところをみつけて進んで清掃をし、ごみや草がなくなったり、雑巾が汚れたりするのを見て達成感をおぼえ、働くことの喜びを感じることができます。さらには、自分が多くの人のために役立っているという自己有用感を感じることができます。
 すでに無言清掃は北部中学校の大切な伝統の一つになっています。今後も、北中生の誇りある伝統として受けつがれていくと思います。

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【東海市立名和小】情報モラル教室〜インターネット6つの約束〜

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 愛知県警サイバー犯罪対策課の協力を得て,サイバーボランティアの大学生を講師に招き,情報モラル教室を行った。この学生ボランティアによる講座は全国初の試みで新聞・テレビで報道された。
 講座では,インターネット犯罪にあわないために,インターネット利用の際,掲示板に悪口を書き込まれた場合はどうするとよいのか,ネットで知り合った友達に会いたいと言われたらどうするとよいのかなど,小学生が巻き込まれそうなトラブルについて,クイズを織り交ぜながら講座を進められたので,児童は楽しみながら対応の仕方を考えることができた。
 ネットゲームのIDやパスワードは,たとえ相手が自分の親しい友達でも絶対に教えないこと,音楽やゲームなどの違法なファイルをコピーすると犯罪になることなども知ることができた。
 学習のまとめとして,
   (1)人を傷つけない。
   (2)個人情報を教えない。
   (3)ネットで仲よくなった友達に会わない。
   (4)人のパスワードを勝手に使わない。
   (5)違法ファイルをダウンロードしない。
   (6)知らない人からのメールに注意する。
以上の6つの約束を児童全員で唱和した。児童は「インターネットには危険がたくさんあることがよくわかったので,これからは気をつけて利用をしていきたい」と感想を述べていた。

【岡崎市立梅園小】自分のこと、大好きになったよ

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 本校では、毎年2月末に「梅っ子タイム発表会」と題し、総合的な学習・生活科の時間に学習した成果を発表する場を設けています。2年生の発表テーマには生活科と道徳の時間を横断的につなげた「じぶん大すき」があり、多くの子どもがこのテーマを選んで発表を行います。
「じぶん大すき」の学習では、生まれたときの様子や年齢ごとのエピソードを家族から聞き取り、それをもとに「世界に1つだけの自分アルバム」作りを行います。同時に、赤ちゃんの頃の自分と、2年生になってすぐの自分を模造紙で実物大に描いて作り、発表時、現在の自分と比較します。2年生になってすぐの自分は、4月の授業参観の折、親子共同作業で家族に写し取ってもらったものです。模造紙の人型作りは、子どもたちが視覚的に自分の成長を捉えられるだけでなく、成長した過程を家族も一緒に実感することができます。
 家族からのメッセージや、自分の名前に込められた思い等に触れる中で、一人一人は違うけれど、みんな大切にされている命であること、多くの人に支えられていることを子どもたちは実感することができ、次のように感想を書きました。
・お母さん、私を大切に育ててくれてありがとう。私のお世話をしてくれてありがとう。
・お父さん、お母さん、お兄ちゃんがいたから私が生まれてこられたよ。世界に1つしかない生命を今以上に大切にするね。
 子どもたちの発表する姿に涙を流して参観する保護者もみえ、その姿に心動かされた子どもも多くいました。命の大切さ、支え合う家族の存在のありがたさ、支えられている自分の良さを実感できたすてきな時間になりました。
 この学習は今後も大切にし、豊かな心を育んでいきたいと考えています。

平成24年度愛知県道徳教育推進会議について及び第1回開催案内

平成24年度第1回愛知県道徳教育総合推進会議について

■開催の目的
 本県の学校における道徳教育をより効果的に推進するとともに、道徳教育の充実・振興に向けて、県民全体で取り組む気運を醸成するために開催するものです。
■構成員
 中野 靖彦    愛知淑徳大学 教授

 久利 恭士    愛知県臨床心理士会 常任理事

 西脇 正導    丸進青果株式会社 代表取締役

 中原 浩子    愛知県小中学校PTA 連絡協議会 副会長

 長田 良次    碧南市教育委員会 教育長

 谷   直衛    東郷町教育委員会 教育長

 坂野 重法    名古屋市立東桜小学校 校長

 河合 健治    阿久比町立南部小学校 校長

 鳥居 和男    安城市立錦町小学校 校長

 大久保 康之  稲沢市立明治中学校 校長

 水藤 彰啓    蒲郡市立塩津中学校 校長

 吉田  環    豊山町立豊山中学校 養護教諭

 橋本 吉太郎   名古屋市教育委員会事務局学校教育部指導室 指導主事

 加納 和仁    愛知県県民生活部社会活動推進課 主任主査

■会議の公開
 公開
■開催日時
 第1回  平成24年5月29日(火)午後2時から午後4時まで

 第2回  平成25年1月30日(水)午後2時から午後4時まで

■協議題
 平成23・24年度  「公共心を育む道徳教育の在り方について」

■第1回開催案内
 □協議題 「公共心を育む道徳教育の在り方について」

 □開催場所 愛知県自治センター 8階 D会議室

 □傍聴定員 10人

 □傍聴手続 
  ・ 傍聴をご希望の方は、会議の開始予定時刻の10分前までに会場に
   お越しください。
  ・ 受付は、開催予定時刻の30分前から20分間で、開催の10分前に
   締め切ります。
   ※申込者が傍聴定員を超えた場合は、抽選とさせていただきます。


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【岡崎市立根石小】郷土の偉人に学び、豊かな心を育む道徳の時間

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 本校の卒業生である木村資生博士の話を資料化し,4年生で道徳の授業を行いました。
木村博士は,周りに理解されなくても自分の研究への追究をあきらめず努力を続けました。しかし,導き出した答えが当時絶対的だった「ダーウィンの進化論」を覆すものだっただけに,世界中に大きな論争を巻き起こし,長い間批判され続けました。それでもくじけることなく,強い心で自分の研究の正しさを主張し続け,晩年,世界中に認められ,進化研究のノーベル賞と言われるダーウィンメダルを受賞しました。
 資料を読み,3つの場面で資生の気持ちを話し合いました。授業後の感想には,「資生博士は,何事もあきらめずにがんばったからすごいなあと思いました。わたしも,あきらめずに2重跳びやエレクトーンの練習をしたいと思いました」と,この授業で学んだことを自分の生活に生かそうと考える感想が多くありました。

【犬山市立犬山中】豊かな心を育てる生徒の育成

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 犬山中学校では、豊かな心を育てる取組として、様々な分野で活躍されている方を講師としてお招きし講演会を行っています。今年度、最初にお迎えしたのは「半ケツとゴミ拾い」の著者である荒川祐二さんです。
 「夢なし」「自信なし」「希望なし」と誰もが認めるダメ男だった荒川さんが、日本一汚いとされる新宿駅東口で行ったゴミ拾いを通して、自らの手で生きる価値を手に入れていくというお話でした。
 夢を叶えるための一歩がなかなか踏み出せない人が多い世の中で、一歩を踏み出すためのヒントがたくさん詰まった講演を聞き、生徒たちは、多くのことを学んだようです。
【生徒感想】
・ 今日の講演会は、夢を見失いかけていた僕に夢を見ることの素晴らしさ、夢を見ることの楽しさを再び教えて下さいました。また、変わりたいと口だけで言っていてもだめだということに、心から共感しました。僕も叶えたい夢があるので、それを絶対にあきらめたくないと思いました。全力で夢へ向かっていきたいと思いました。(3年男子)
・ 講演会を聞いて、「できない」と「やらない」はちがうと改めて思いました。荒川さんは誰にでもできることを一所懸命やったことで、仲間も増えたし温かい言葉がかけられたんだと思います。この話を聞いて、一度決めたことはやり遂げることで幸運が訪れるし、分かり合える人が増えることがわかりました。(2年女子)
・ 僕がこの講演で学んだことは、何事もあきらめずやりぬくこと、どんなこともチャレンジすることです。僕は、これから荒川さんみたいに、今自分にできることをひとつ探してチャレンジして、それをあきらめずにやりぬきたいです。(1年男子)

【蒲郡市立蒲郡南部小】感謝の気持ちを育てる企画

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 子どもたちは、毎日の生活の中で、多くの方々にお世話になっている。しかし、日常のことであり、それが当たり前のように思っている子が多い。改めて自分たちが、どんな方にお世話になってきたかを考え、お世話になったことに対してお礼をして、感謝の気持ちを表したい。

★ ねらい  
◆児童が日頃からお世話になっている方々にお礼の気持ちを表す。
◆お礼の気持ちをことばや行動で表現することにより感謝する心を育む。

★ 全校の代表として、以下のようにかかわりの深い委員会や学年、学級に分担し、どんな方法(具体的に実行する人、時期、方法など)で感謝の気持ちを表したらよいかを決め、実施した。
・児童会役員・・・・・安全なまちづくり推進委員さん、交通指導員さん
             交通安全のボランティアの方々
・図書委員会・・・・・図書ボランティアの方々、読み聞かせボランティアの方々 
・給食委員会・・・・・給食のおばさん
・美化委員会・・・・・清掃ボランティアの方々
・特別支援学級・・・・学習ボランティアさん
・6年生  ・・・・・外国語学習ボランティアさん

 代表の子が手紙を書き、冊子にしたものを渡した。給食委員会は、年度の最後の給食の日におばさんを会食に招待した。交通指導員さんには、いつも立ってくれている交差点に代表が行き、お礼のことばを書いた色紙を渡した。

【安城・安城西中】携帯電話の正しい使い方

 本校の生徒は半分以上の生徒が自分用の携帯電話を所持している。しかし、携帯電話を使用する中でトラブルになっても、解決法や対処法がわからず困ったことのある生徒が多い。携帯電話は便利なコミュニケーションツールだが、使い方によっては犯罪に巻き込まれたり、知らないうちに加害者になったりする可能性もある。そこで本校では、携帯電話の正しい使い方や、インターネットの仕組みについて学習し、トラブルに巻き込まれることなく、ネット社会を生きる資質が身につくよう情報モラル教育を計画的に行っている。
 2年生の学級活動の授業では、グループに分かれて携帯電話のメリット・デメリットを考え、知らない間に被害者や加害者にならない対策を考える学習をした。携帯電話は簡単に連絡がとれたり、インターネットにつなげて情報を収集したりと多くのメリットがあるが、迷惑メールやチェーンメールが送られてきたり、使用料が高額になったりとデメリットも多くある。それに生徒が気づき、その上で、迷惑メールの事例でその対処法を考えた。生徒は、正しい知識を身につけ、困ったときは一人で考えず、信頼できる人に相談することで多くのトラブルを避け、正しく携帯電話を使用することの大切さを学んだ。

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【刈谷・雁が音中】迷惑メールの対処法について学習しました。

 刈谷市立雁が音中学校では、2年生の技術科で情報モラルの授業を実践しました。迷惑メールを受け取ったときの正しい対処方法を知り、迷惑メールがくるしくみと、個人情報を守る方法を学びました。授業では、「事例で学ぶNetモラル」(広島県教科用図書販売)の迷惑メールシミュレーターを活用し、迷惑メールの疑似体験をしました。迷惑メールの脅威を疑似体験することを通して、迷惑メールが来るようになった理由と、メールが来たときの対処法が分かりました。
 <授業後の生徒の感想より>
「僕は、携帯電話を持っていないのでメールはしないけれど、携帯電話を持ったときには気を付けたいと思います。ボタン1つで大変なことになってしまうので、とても怖いと思いました。」
「私は迷惑メールを受け取ったことがありますが、よく分からずそのままにしてあります。家に帰ったら、すぐに削除しようと思います。これから困ったときにはお母さんに相談しようと思いました。」
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