最新更新日:2018/09/19
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「やる気の三中」を掲げ、地道・徹底を貫き、自立・貢献 できる生徒を育成します。

活きた学問(4.23 校長講話)

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徳川時代のわが国は、藩で構成されていました。
そして、その藩には、現代の大学に相当する学校として、藩校が設置され、江戸には、それら藩校の総元締めの大学として湯島聖堂がありました。
湯島聖堂は最高学府として偉容を誇っただけでなく、教授は天下に名を知られた学者ぞろい。学生も各藩からよりすぐった秀才ばかりを集めていました。もちろん教育施設も日本一整っていました。

それに反し、当時の吉田松陰の松下村塾は、松陰が罪人として幽閉されていた粗末な3畳ほどの部屋からスタートし、教師は吉田松陰ただ一人。松陰がおとがめを受けているため、大っぴらに生徒を集めることはできず、近隣の青少年や松陰を慕う青少年が集まって来たに過ぎませでした。
しかし、幕末から明治維新の激動の時代に当たって、わが国の命運を賭ける課題に立ち向かい、課題の解決に自分の命を賭けて活躍し、歴史にその名を残した、多くの人物は、立派な湯島聖堂からの出身者ではなく、粗末な松下村塾から巣立った者達だったのです。

坂本竜馬や西郷隆盛に影響を与えた、長州藩の中心人物、久坂玄瑞。
江戸幕府の倒壊を決定づけた、奇兵隊で有名な高杉晋作。
第9代内閣総理大臣となった、山縣有朋。
初代内閣総理大臣から、5代・7代・10代と4回にわたり内閣総理大臣となった、伊藤博文など、幕末の偉人を次々と輩出したのです。
現在の調査によると、松下村塾の塾生は、述べ90名程度で、その30%に当たる塾生が、後に歴史に名を残したといわれています。
しかも、松陰がその塾生達の指導に当たったのは、わずか2年にすぎなかったのでした。

では、その奇跡のような教育とはなんだったのか。
それは一言で言えば、松下村塾の学問は時代の課題に立ち向かう「活きた学問」であったということです。
「活きていない」学問というのは、たくさんの知識は身につけるけれども、その志は、よい就職口にありつきたいとか、学者としての名声を得たいとか、富や名声の欲に走り、または、物知り辞典のような立場に満足して、その時代の本当の問題や課題を知らず、これを解決しようとする心構えがない。つまり、世の中の人々を救おうとする「志」に欠けた学問を言います。

これに反し、松下村塾では、名声や利益を求める心を捨て、ただひたすら、世のため、人のために、今ある社会の課題に立ち向かい、その解決のために勉学に全力を尽くすとともに、「自分の持ち味」を活かして、社会に貢献しようとしたのです。
松下村塾では、10代の塾生が、世の中の問題について、堂々と議論していたといいます。そして、それはまるで、白熱教室と言えるものでした。

さて、ひるがえって今の私たちの勉強はどうでしょうか。
そもそも、私たちは、自分のことは心配しても、今の日本のことを心配したことがあるでしょうか。
諸外国との関係をどのようにつくっていくと日本の安全が保障されるのか。そして、そのために日本にとって必要なものは何か。そのために、私たちはどのような知識、どんな力を身につけなければならないか。
松下村塾の議論を現代に置き換えれば、塾生の間でこうした議論が展開されていたことでしょう。インターネットなどない情報不足の中で、大したものです。

しかし、皆さんだって負けてはいません。
なぜなら、皆さんは、テレビやネットで、ニュース解説や討論番組を見たり、様々な情報や意見を取り入れることで、日本の問題を自分の問題として受け入れることができるからです。
もっと身近な例では、皆さんの学校生活の中で、いかに次の行事を成功させるかを真剣に話し合うことや、学級内の人間関係や、いじめの問題に正面から取り組むことは、まさに「活きた学問」といえるのです。
こうした、現実の問題に目を向け、それを解決しようとする「正義感」や「使命感」こそ、吉田松陰が力説する「志」なのです。
つまり、勉強とは、世の中の問題を解決するため、自分らしく貢献できるよう、備えるためにあると思うのです。
皆さんには、自分だけのためという枠を突き破り、他者のため、そして、みんなのために貢献する誇りと喜びを、現実の学校生活の中で体験して欲しいと思います。

何のために学びますか(4.16 校長講話)

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ある日のこと、一通の手紙を読み終えた青年は、打ちのめされました。
「とてもかなう相手ではない」
自分がいちばん優れているとうぬぼれていたこの青年とは、後に高杉晋作と並んで松下村塾の双璧をなす、久坂玄瑞(げんずい)、17歳でした。

わが長州藩(現在の山口県)に吉田松陰という優れた人物がいると聞いた久坂玄瑞は、吉田松陰に手紙を送ったのです。
「今日の日本は、綱紀が乱れ、士気も低下しております。しかも西洋列強がすきあらば侵略の手をわが国に伸ばしつつあるのに、何もできていません。アメリカの使者などは斬って捨て、断固として外国を排除すべきだと思いますが、いかがでしょうか」

自分の意思をきっぱりと示し、松陰の共感を得ようとした手紙でした。松陰からの返信はただちに来ました。しかし、それは思いがけない内容でした。

「あなたの議論は軽薄です。本当は自分の名誉と利益を求めているのと変わりありません」それを読んだ玄瑞は、松陰など評判ほどの人物でもないと怒りましたが。再び反論の手紙を書きました。

1ヶ月半が過ぎて、ようやく見覚えのある手紙が届きました。

「今、日本に必要なことは、まず国内を固めることです。まして外国と和親条約を結んだからには、相手を切り殺すと国際信義を失います。あなたは医学生でありながら、天下の重大事に感心を持っているのは大変すばらしいので、私はあなたに望みをかけ、この手紙を書きました。しかしあなたは言葉が多く雄弁ではありますが、一つとして実践で結果を残していません。すべて口先だけの空理空論ではないですか。元気があるのはいいですが、歴史の方向性を冷静に見つめ、日本の未来を切り拓くことができる人間になってほしいのです」

玄瑞は衝撃を受けました。
言葉だけで何も実行したことが無いという松陰の指摘は事実だったからです。しかし玄瑞は懲(こ)りずにまた、長々と激しい意見を松陰に返信したのです。それに対して、松陰から送られてきた手紙は、玄瑞に覚悟を迫る、いわば最後の挑戦状でした。

「僕があなたを口先だけの人間だと疑ったのは間違いでした。では今後、あなたは外国人を斬ってみてください。私はあなたの才能を見させていただきます。私も以前、江戸でアメリカ人を斬ろうと思いながら、利益よりも害悪が多いと気がつき、止めました。あなたが言葉通り実行できたら、あなたの名は後世に残るでしょう。しかしそれは自分の名誉や利益を求めるだけの行為だと思います。そして、もしそれができなければ、あなたは私と同じ無能の人です」

この手紙は久坂玄瑞を打ちのめしました。
後に深い絆で結ばれる松下村塾の師弟関係がここに誕生した瞬間でした。

吉田松陰は、それが自分より年下の17歳の青年であっても一人前の大人として扱い、全身全霊で誠実にぶつかり、忍耐強く相手の気持ちが熟すのを待ち、厳しい言葉を送りました。誰に対してでも変わらぬその一貫した誠実な姿勢が、相手の魂を揺り動かしていったのです。

吉田松陰が指導した松下村塾は、八畳一間ほどの小さな塾でした。松陰が松下村塾で直接弟子たちを教えたのは、わずか二年半ほどに過ぎません。しかしその間に、この久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文をはじめとする明治維新の原動力となった人物が次々と育ったことは驚くべきことです。

松陰は門をたたいてきた若者に、必ず聞くことがありました。
それは、「何のために学問をするのですか」という質問です。
そして、「単なる物知りになってはいけない、実行が第一だ」と諭(さと)しました。そして、自分の名誉や利益を捨てて物事に接すれば、人も周囲の状況も必ず動くということです。

さて、皆さんは、松陰や玄瑞の時代とは比べ物にならない程、豊かな環境の中で育ち、体格などは当時とは比べものにならない程立派です。しかし、大人として自立する覚悟や社会で貢献しようとする志はあるでしょうか。

私は、松陰先生が皆さんに言っているような気がします。
「何のために勉強するのですか」と。

地道・徹底(4.5 校長講話)

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二年生、三年生の皆さん、進級おめでとうございます。

今、新入生を迎え、尾西第三中学校総生徒数五六四名が、新しいスタートを迎えました。新しいクラスも決まり、後は、担任の先生は誰なんだろうと、期待と不安で一杯のときだと思いますが、発表する前に一つだけお話をします。
これからの一年間、私が皆さんに期待することはたくさんありますが、先ほど述べた「自立」と「貢献」を実現するため、そして君たち自身の夢をかなえるためのキーワードを一つだけ述べます。

それは、「地道・徹底」です。

これは、地道に、しかも徹底して行うという意味です。自分のすべきこと、そして、自分にできることを見つけ、それを徹底して繰り返し、習慣化すること。これこそが勉強においても、スポーツにおいても成功への近道だと思います。また、逆にやってはならないことについては、決してやらないと決意をし、守り切ることが大切です。例えば、いじめ等、卑怯な振る舞いは決して許してはなりません。

このように、徹底して身に付けた良き習慣こそが、皆さんの本当の力となり、その後の人生を実り多いものにしてくれるものと思います。

さあ、自分にできないことを数えることは、もうやめましょう。
今の自分にできることがあります。それを見つけ、徹底してやり切り、習慣にし、自分のものにしていきましょう。

三中の先生は、頑張る皆さんの目標達成のために、全力で応援します。
共にがんばりまょう。

自立・貢献(4.5 校長講話)

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命あるものすべてが大きく躍動する春爛漫の季節を迎えました。
そんな中で、本日、入学式を挙行できることを大変うれしく思います。
一七八名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは、今日から晴れて、この伝統ある尾西第三中学校の一員となり、義務教育の仕上げをする、中学校生活の第一歩を踏み出しました。このスタートにあたり、私から皆さんに二つのことを提案します。

まず一つ目は、「自立を目指すこと」です。

明治維新を成し遂げた最大の功労者、西郷隆盛が死ぬときまで肌身離さず持っていたのは、一通の手紙でした。それは、西郷より七歳年下の、しかし西郷が最も尊敬する人物、橋本左内からもらった手紙でした。橋本左内は、当時、諸外国から侵略される危機にあった日本に対して、開国をして強い国と同盟を結ぶことを提案したり、世界に国際連盟ができることを五〇年も前に予見したりするなど、後に、日本を救うことになる幕末でもっとも優れた志士でした。

その橋本左内が、たった十五歳のときに、自身の決意を『啓発録』という手記にまとめました。そして、これこそが彼を「福井の一少年」から「日本の橋本左内」へと大変身させるきっかけとなったのです。
その手記の中で佐内は、一番初めに(去稚心)「幼い心を捨てよ」と述べています。幼い心とは、怠ける気持ちや、甘える気持ち、また、失敗の原因を人のせいにし、人の悪口をいうことにより自分の行為を正当化しようとする幼い心をいいます。
新一年生のみなさん、みなさんが十五歳で卒業するまでの三年間で、「幼い心」を脱ぎ捨て、自分で考え、自分で決め、自分で責任を持って行動できる、自立した若者を目指してほしいと思います。人は放っておいて自然に大人になるものではありません。自分からなろうと覚悟を決めなければ立派な大人にはなれないのです。

二つ目の提案は、「貢献する喜びを知ること」です。

貢献とは、簡単に言えば人の役に立つことです。自分の利益ばかりを追求し、他人のことを考えず、自分の欲望を満たそうとしている人の生き方は、実は寂しく、本当の心の安らぎは感じられないものです。
一方、家族のため、友人のため、より多くの人々のために、自分を役立て、貢献できる人は、自分のことだけを考えている人より、深い喜びを得ることができ、幸せに生きることができると思うのです。

中学校には、皆さんが自分を役立て、貢献できる機会や活躍の場がたくさんあります。部活動や生徒会活動、各種の行事など、自分たちの手で作り上げていく活動が数多くあります。こうした機会や場をとらえ、学びあい、貢献するよろこびを一つでもたくさん味わってほしいと思います。

「幼い心を捨てて自立すること」、そして「貢献するよろこびを知ること」、この二つの目標を忘れずに生活していけば、皆さんの中学校生活は、きっと充実したものになるはずです。

二年生・三年生の皆さん、後輩が希望に燃え、大きな期待を持って入学してきました。新入生は、今、喜びと同時に不安で胸がいっぱいだと思います。どうか、新入生のよき相談相手として、やさしく接し、先輩としてのよき手本を示してください。そして、共に楽しい学校生活が送れるようにがんばってほしいと思います。

最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。新しい制服に身を包んだお子様の凛々しい姿に、感慨もひとしおのことと拝察いたします。
今後三年間、皆様とともに、お子様の健やかな成長を願って、教職員一同、力を合わせて、全力を尽くしてまいります。皆様の本校教育活動へのご理解とご協力を心からお願い申し上げ、式辞といたします。
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学校行事
6/30 国民安全の日
7/2 期末テスト
第3回PTA役員会
第3回PTA理事会
7/3 期末テスト
避難訓練(不審者対応)
熱中症予防講話(学校保健委員会)
7/6 部活動激励会

お知らせ

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2年学年通信

PTA

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保健室

部活動

生徒指導

一宮市立尾西第三中学校
学校長 岩原豊起
<生徒数> (H29.4.1)
 男子 266名
 女子 285名
 合計 551名
 18学級
 (含む特別支援2学級)
〒494-0001
愛知県一宮市開明字村上54番地
TEL:0586-28-8768
FAX:0586-62-9142