【尾張旭市立三郷小】心を育てる「ハッピータイム」

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 「ハッピータイム」は、読書週間中の朝に6年生が1年生に読み聞かせをする時間です。6年生が、1年生と交流する中で、相手を思いやる心や最高学年としての責任感や自覚をもつことをねらいとしています。6年生は1年生の顔を見ながら優しく絵本を読み、1年生は夢中になって読んでいる6年生にどんどん近づいていきます。
 6年生は、「ハッピータイム」の準備として、絵本選びをします。低学年図書室で1年生が喜びそうな絵本を一生懸命探します。そして、選んだ絵本で読み聞かせの練習です。どうすれば、1年生が喜んで聞いてくれるかを考えながら練習します。

 迎えた当日、1年生は、朝からうきうきして6年生のお兄さんやお姉さんを待っています。読み聞かせが始まると、食い入るような真剣な表情で聞き入る1年生。それに応えるように優しい笑顔で真剣に読んでいる6年生。「ハッピータイム」は大成功。
 「面白かった。ありがとう。また、読んでね」という1年生。6年生への感謝と「自分も6年生になったら読んであげたい」という気持ちも芽生えたのではないでしょうか。
 「1年生が喜んでくれるか心配だったけど、真剣に聞いてくれてうれしかった」と満足そうな顔の6年生。「1年生の喜ぶ顔が見たい」「喜ぶ声を聞きたい」という思いで、6年生はしっかり準備をして「ハッピータイム」に取り組んできました。この姿勢は三郷小学校の伝統であり、これからも必ず受け継がれていくと思います。