第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

玉置崇先生セミナー9

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「具体的なわかりやすいゴールを示す」

「252枚(全校生徒と職員の数の合計)を取りだそう」というゴールを提示し、全員に方法を考えさせた。代表の先生の授業からも、子どもに意見を求めれば、「重さ」や「厚さ」を誰かが発表してくれることはわかっている。しかし、他にもどんな考えが出てくるのかを知りたいので、ノートに書かせた。全員の考えを知りたい時はノートに書かせる。そして、○つけ法で全員の考えを把握した。子どもたちとの距離を縮めるために、ポジティブな言葉かけを意識した。○つけをしながら、あらかじめ発表させる子どもにそのことを伝えておくことで、心の準備をさせておく。子どもの意見を把握しながら、どの意見から取り上げるか組み立を考えた。ほとんどの子どもは、「数える」という意見だった。

「かかわりを意識させる」

「全校生徒と先生に紙を1枚ずつ渡せばいい」という意見を最初に取り上げた。この意見に「なるほどと思った人は○、ん?と思った人は△を書きましょう」と全員に判断させた。ここで、意見を言った子どもに「○を付けた人が何人いると思う?」と聞いた。子ども同士のかかわりを意識させてのこと。1人が1枚紙を持つことは、数学的には「1対1対応」という意味がある。このことを取り上げて数学の舞台にのせ、板書した。子どもの意見で数学の舞台にのせたものは板書するようにしている。
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