第6回(通算157回)鳴川哲也先生 講演内容
令和7年1月25日(土)、鳴川哲也先生をお招きし、「愉しい理科の授業づくり」と題してご講演いただきました。当日の様子を簡単に紹介させていただきます。
「じゃあカマキリは昆虫じゃないね。カマキリの鎌は鎌でしょう。脚は4本しかないよ」。この子供の意見を否定し、知識を教えることは簡単だが、果たしてそれは教育と言えるのか。はじめに問われたのは一人の子供の考えを大切にし、とことん付き合うことができているかということでした。先生はここで終わるのではなく、探究がこの後も続き、上記の意見をもとに、より深めていく授業の様子をお話しいただきました。 そして、教科として何を対象としているか考えると、特質・本質が分かってくる。理科の愉しさは人類がつくったものではなく、自然のものが対象であるためコントロールできない側面がある。その感覚を理科の見方(メガネ)で育むことを教えていただきました。 さらに、見方・考え方を働かせることで「知」が増えていく。「知っていること」が増えていくと「分からない・知らない」も増えていく。まさに知識欲につながる話だと感じました。 最後に、キャリア教育の視点で、夢=職業ではない。どんな在り方、どんなことを成し遂げたいかである。先生方はどんな教師になりたいですか。とても考えさせられるお話をいただきました。 鳴川先生、参加してくださった先生方、ありがとうございました。 |
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