第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

野口芳宏先生セミナー6

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12月は黙読をすることから始まりました。

黙読の大切なこと、線を引いたり書き込みをしたりする「アクティブラーニング」
子供の読みには、「不備、不足、不十分」、これを「三不」という。三不がなければ教える必要がない。三不は、子供の力の抵抗と、限界。こう説明してきた。子供の力の抵抗と限界を、良いレベルに導くのが教育。
そこで、17に当たるものを「教師の読みの理想」と呼ぶことにしている。教師が、読みの理想を持てたときに、誤答が見つける。

野口芳宏先生セミナー7

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患者の「不備・不足・不十分」を知るために、医者が探るのが病因。そのためにレントゲンなどの検査をする。子供の「不備・不足・不十分」をわかるようにするのが発問。
子供の不備・不足・不十分は潜っている。見えないものを顕在化する。それが発問だ。
読みの理想を作るのを、「素材研究」といっている。
教材研究は、教師面の研究。教えるつもりでやっている。私の勉強会では、「いきなり教材研究はするな」。まず、一人の大人として作品として向き合え。だから、素材研究。素材がわかったら、教員として「教材研究」に移る。そして、授業者として「指導法研究」をする。3段階だ。

野口芳宏先生セミナー8

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「12月」
半年経っている。
1段落と2段落の関係は?
描写の手法。これは教えられなきゃ気が付かない。
1はまとめた述べ方。「括叙」:抽象的
2は細かな述べ方。 「細叙」:具体的  イメージできる。

適切なイメージを持つには文学には重要。不備・不足・不十分を指摘しないと、間違ったイメージのままでいることになる。
絵本では子供のくるぶしの深さ。だから月光も届く。
小さい蟹の世界だが、思想は大きい。小さいものを題材に、賢治の思想の大きさがある。今日はそこまで行きたい。

野口芳宏先生セミナー9

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「やまなし」をざっと読んだ。部分をたどったが、結局、これで何が言いたいのか。5月と12月。題名はなぜ「やまなし」か?かわせみは5月には出てこない。

2枚の幻灯が終わった後で、賢治は何も言っていない。
いろんな人の解説を読んで、「やまなし」と言う題は平和のシンボル。「かわせみ」は殺戮。
全体としては、ハッピーエンド。温かい平和な世界を志向している。5月に思いがけない殺戮がある。12月に実り豊かな命がある。そういうなかで、結局は、いいことがあることを忘れずに生きていこうよというメッセージ。

「やまなし」は40年という歴史を刻んだ。まず、光村からはずれない。これからも絶対残る。だんだんわかっていきたい。扉を開けきって来ないままに12時になった。これからも光を求めていってほしい。


野口芳宏先生セミナー10

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第二部は会員による発表 小学校6年生道徳「銀のしょく台」でした。

ジャン=バルジャンを許すべきだったのか・・ということを子どもたちに考えさせ、ゆさぶる授業を野口先生に授業のビデオを見てもらいながら、ご講評いただきました。


野口芳宏先生セミナー11

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第三部は、道徳の新しい方向についてでした。
「特別の教科としての道徳」としての答申をもとにお話しいただきました。

答えが一つではない道徳的課題を一人一人の生徒が自分自身の問題と考え、考える道徳。議論する道徳。それではいけない。一つの考え方を教師が示さなければ。

考える道徳ではなく、受容する道徳のほうがいい。
本も静かに読んで、疑うことなく受け入れることがいい。


野口芳宏先生セミナー12

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感謝という教育はとても大切。
感謝のないところに幸福はない。
同窓会も自分が元気でなければこれない。家族もまあまあ元気でなければこれない。お金に余裕もないとだめだ。過去に好意を持っていないと来たくもない。ここに集まれたのは4つの要因がある。それらに感謝しなければならない。

【第6回】 「小笠原豊先生」登壇

■日時 11月14日(土)10時〜12時
■会場 大口町立大口中学校
■講師 小笠原豊先生(中部大学現代教育学部児童教育学科 准教授)
■演題  「子どもが夢中になる理科の授業」
■プロフィール
刈谷市の理科教師として、常に子どもの目線に立ちながら楽しい授業づくりを追究し続け、中学校長、県教委教育事務所の行政職、小学校長を経て、平成24 年度より現職に。研修会講師としても全国で活躍中。特技は書道。セミナーでは、小中学校の理科の授業を中心に、子どもの探究心を引き出すコツや授業づくりの工夫どころ、教科書をうまく活用する秘訣などをわかりやすく語ってもらえます。小笠原先生の軽妙な語りと豊富な経験に裏付けられた技に引き込まれること間違いなしです。

横山浩之先生のセミナーの様子1

9/12に、山形大学医学部教授横山先生のセミナーがありました。「不適切な子育てと行動異常」について、話をしていただきました。

横山浩之先生のセミナーの様子2

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不適切な子育てによって、影響を受けた時期以降は、誤習得してしまう。年齢によって、課題がある。課題は、次のようである。0歳児愛着形成、1歳児しつけの基本、3歳児自我の目覚め、5歳児簡単な論理の習得、8歳児群れでの行動、10歳児精神的な自立

横山浩之先生のセミナーの様子3

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Child maltreatmentとは、肉体的・精神的な不適切な扱い、性的虐待、ネグレクト、放置など、いろいろな意味での搾取を言う。健康、生存権、発達に害をなしたり、人格形成に関わる人間関係から、子どもを遠ざけることになる。

横山浩之先生のセミナーの様子4

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「おやつよ」と声かけしても、「そんなのいらないよ」と本当はほしいのにいってしまうのが、反抗挑戦性障害であり、何に対しても反抗してしまう。

横山浩之先生のセミナーの様子5

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しつけの3原則は、返事、あいさつ、靴のをそろえることである。

横山浩之先生のセミナーの様子6

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お手伝い、1歳4ヶ月でできるようになる。言ってもやらないときは、危険信号である。お手伝いを通して、段取りがわかるようになり、それが「筋道を立てて読み書き」することにつながる。

横山浩之先生のセミナーの様子7

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学級経営の勝負は、4月である。学級作りは、最初の一週間である。

横山浩之先生のセミナーの様子8

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対応は、1増やしたい行動→誉める、2減らしたい行動→注目を与えない、3絶対許せない行動→すぐにとめる、PT技法を利用する。

横山浩之先生のセミナーの様子9

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学校では、校長をリーダーとして、チームアプローチをする。担任は、父親役、母親役は複数で対応する。保護者にお願いすることは、必要最低限とする。

【第5回】 「野口芳宏先生」登壇

■日時 10月12日(月・祝)10時〜15時
■会場 大口町立大口中学校
■講師 野口芳宏先生(植草学園大学名誉教授)
■演題 
【午前の部】国語学力形成法 物語文「やまなし」の模擬授業を通して
【午後の部1】会員による発表 小学6年道徳「銀のしょく台」
【午後の部2】道徳の新しい方向
■プロフィール
今年も教師力アップセミナーのレギュラー、野口先生に丸一日お話していただきます。「活動あって指導なし」 毎年弁舌が冴え渡り、エネルギッシュな野口先生から、今年は、どんな野口節を聞く事ができるのでしょうか。今年も模擬授業を通して、国語の指導法を教えていただきます。学習用語を意識した、国語の授業の作り方が学べます。題材は、「やまなし」。目から鱗が落ちること、間違いなしです。

【第4回】 「横山浩之先生」登壇

■日時 9月12日(土)10時〜12時
■会場 大口町立大口中学校
■講師 横山浩之先生(山形大学医学部看護学科臨床看護学講座 教授)
■演題 「不適切な子育てと行動異常 〜これからの教育における大きな課題〜」
■プロフィール
学級集団の中で、発達障害の子どもにどう授業したらよいか、どう対応したらよいか、がわかる日本のドクターの第一人者です。先生の話は、医学に裏付けられ、体系づけられているので、なぜそうするとよいのかがよく理解できます。小学校や中学校等にも出向き、講演会を積極的に行っていらっしゃいます。山形や青森の小学校では、自ら模擬授業を行い、授業での具体的な支援方法を提案していらっしゃいます。昨年度も、講演していただきましたが、参加者の熱烈な要望があり、5 度目( 単独では、4度目) の登場。今年度は、虐待(環境による行動異常)の話も聞けます。 乞うご期待を!

20代からの教師修業 出会いと挑戦 −1−

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平成27年7月4日(土)に行われた、第3回教師力アップセミナーでの福山憲市先生の講演を紹介します。

出会いを大切に

好きな言葉は「究日」。休日に学ぶのはとても素晴らしい。みなさんは“一流の学び手”だ。 人と出会い、人から学ぶことが一番の宝。 触れ合うことは非常に大事だ。男でも女でも構わず挨拶ができることが立派。  “触れ合うことで繋がる”

福山先生は、1回目は普通に、2回目には学習を、3回目には動き回ることを指示しました。
段階を追って、よりよい方向付けをしていきます。
日頃の指導法が端的に表れています。

1分、30秒など、時間を指定して予告をするとやる気がUPする。 時間を見て行動するようになる。時間を守ることはとても大事だ、

時間で子供の集中化を図っています。そのあとで、「さっき挨拶した人の名前を憶えていますか?」とゆさぶります。
そこでこう続けます。
一つの出会いをもっと大切に!!

今日の主題を、一瞬で全員に浸透させたこの技術は圧巻です。

この写真の方何歳だと思いますか? 25年くらい勤められ、退職されたのに勉強に来られる。人として高まりたいから勉強する、休日でもかまわない。そういう仲間がいるのは素敵だ。

福山先生の自宅で開かれている「ふくの会」は30年続いています。
学ぶ人を大切にされていることがわかります。

次には、新任教諭と教室を周りながら価値付けていきます。
福山先生:今ので何か気付かない?
新採  :帽子がそろっています ごみが落ちていません
福山先生:まだ違うところがある
新採  :???
福山先生:上靴が入っていない所が3か所あったね
新採  :気づきませんでした
福山先生:戻ってみようか

挨拶の時と同様、繰り返しながら、段階を踏んで視点を拡げていきます。
人だけではなく、ものとの出会いも大切

ここでも、福山流が表れています。

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