第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

【10/10野口芳宏10】セミナーの詳しい記録とアンケート結果

今年で野口先生は75歳。とてもそんな風には見えない。益々弁舌が冴え渡り、とてもエネルギッシュ。今も全国各地を飛び回り、連載の原稿も何本も抱えているとのこと。私も野口先生のように年を重ねたいと思った。
セミナーの詳しい記録(1部2部3部)とアンケート結果をご覧になりたい方は、それぞれクリックしてください。
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【10/10野口芳宏9】野口語録

講演の中に野口先生の授業作法(野口語録)がいっぱいあった。
・私は授業中「まだ書かない人」とよく聞く。授業は常時全員参加。一人残らず参加しなくてはいけない。
・私は、常々「公的話法」で話せと言っている。「公的話法とは、常より大きく、常よりゆっくり、常よりはっきり」と話すことで、相手本意の話し方である。
・すぐに板書をする人がいる。それを反射的板書と私は呼んでいる。それはだめ。吟味板書をすべき。
・挙手の三原則「手をまっすぐ、指先をそろえる、素早く挙げる」
・グループ学習は気晴らし。おしゃべりをすると肩の力がぬけて雰囲気が和らぐ。子どもたちがにこにこする。
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【10/10野口芳宏8】体験的実践論のすすめ

いきなり問題、
1 授業の主役は誰ですか。
2 文科省は今回の改訂でも個性の尊重・個性重視をいっている。○か×か。
3 平等は善、差別格差は悪。差別社会をなくして平等にするのは○か×か。
4 研究に研究仮説は必要である、○か×か。
5 授業の終わりに、授業の振り返りは必要である、○か×か。
会場の反応は、1は、子どもが大多数。2は、半々。3は、×が少し多い。4は、○が多数。5は、○が多数。
さあ、野口先生の答えは、興味津々だね。
答えは…

【10/10野口芳宏7】さすが野口先生、明解な答えに納得

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さて、野口先生はどんなコメントをされたか。想像してみてください。答えは下をクリックしてください。
答えは…

【10/10野口芳宏6】千葉先生の授業実践「字のないはがき」

授業DVDをみる。(参考資料:指導案教科書資料1教科書資料2
今回の授業は、本文の後半における父の気持ちを考える授業。
さて、問題になった点は、1・3場面には父親の気持ちを考える手がかりがあるが、2場面には直接的なものがない。どうしたらいいか?
会場からの声は、次の通りである。
・「2場面には手がかりがないんだね」と挑発したらどうか。
・はがきをもらった父の気持ちを想像させたらよい。
・2場面に手がかりがあると思う人は○、ないと思う人は×をつけさせる。
さて、野口先生はどのようなコメントをされたか…
答えは【10/10野口芳宏7】を
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【10/10野口芳宏5】学校へ来る意味は・・・

人間は社会的存在と言われる。一人では生きていけない。その社会への参加の仕方には、「A受動的参加とB能動的参加」の2つある。
Aは、子ども、病人、老人、いわゆる社会的弱者。
Bは、就労者、社会の担い手。
Aの生活を成り立たせるものは何か?
ルールを守ることだ。
つまり規範を理解し、それを守るようにすることが一番大事だ。
みんながルールを守れば、いい社会になる。社会をつくる自分が、順法精神を守ること。これが学校へ来る意味だ。
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【10/10野口芳宏4】「体」の次に大事なものは?

T 「知育と徳育、どっちが大事だ?」
会場の挙手の結果は、知育が1割、徳育が9割。
さて、野口先生の答えは、もちろん、徳育である。
学力(知育)は低くても迷惑にならないが、徳育が低いと逮捕される、刑が与えられる。
船で例えるとする。体育は船そのもの。知育は船の装置、装備、設備。
では、徳育は船でいうとどこだ?
答えは2つある。
答えは…

【10/10野口芳宏3】何のために学校へ来た?

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参加者を子ども役にして、模擬授業スタート。
(Tは野口先生、Cは参加者)
T 「何のために学校へ来た?」
C 「学習」「勉強」「学力と社会性の向上」「人の役に立つ人間になるため」…
T 大きく2つに分けると、
 A 個人、自分のため
 B 社会、集団のため
T 勉強するために来ている。
勉強するとは「頭と心」の勉強をする。
大きくいうと、「知、徳、体」
この3つの中で最も基礎となるのはどれか?
会場の挙手の結果は、知が1割、徳が7割、体が2割。
さて、野口先生の答えは…
答えは…

【10/10野口芳宏2】道徳「なぜ学校へ来るのか」

今回、このテーマを取り上げたわけは…。
対教師暴力が後を絶たない。十数年前、中学の英語教師が子どもに刺されて殺された。このときの市教委の対応が、指導主事とスクールカウンセラーの派遣。リーダーによるチーム作りとルールの徹底を図ろうとした。しかし、これで解決するか、疑問。そもそも学校へ来る意味・理由がわかっていないと思い、このテーマを取り上げた。
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【10/10野口芳宏1】野口節炸裂

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今回は10年連続の野口芳宏先生。
まずは、アンケートの声から。
・野口節が炸裂。心地よかった。
・歯切れのよい明確な話しぶり。元気ができてきた。
・「グループ活動は気晴らし」「授業は教師が主役、子どもは主賓」「評価は主観でよい」等々、刺激的な言葉が多数あり。
野口節に酔いしれました。
さて、内容は、
1部は、道徳の模擬授業「なぜ学校へ来るのか」
2部は、大口中の千葉先生の授業実践発表「字のないはがき」
3部は、体験的実践論のすすめ
詳しくは【10/10野口芳宏2〜10】を見てください。

第4回は、野口芳宏先生(植草学園大学教授)

来る10月10日(祝)10時〜15時20分、野口芳宏先生を迎え、セミナーを開催します。セミナーの概要は以下の通りです。
【午前の部】道徳の模擬授業「なぜ学校に来るのか」
 ・30分程度の協議会(会場からの感想や批判)も予定しています。
【午後の部1】会員の千葉先生による実践発表
 〜 向田邦子作  「字のないはがき」の授業を通して 〜
 ・会場からの批評や感想をいただきながら進行し、野口先生からも批評や助言をいただく予定です。
【午後の部2】体験的実践論のすすめ
 ・野口先生による講義です。

野口先生の時流に流されない硬派の考えやぶれのない価値観にぜひ触れてみてください。歯切れのよい語りに酔いしれ、大いに刺激を受け、修養する一日にしましょう。明日からの実践につながる“向上的変容”を授かること間違いなしです。ぜひご参加ください。

【9/10盛山隆雄10】セミナーの記録とアンケート結果

アンケートの結果、「よかった」が95%。
2時間では短すぎる。また呼んでほしいという声もありました。
主なものを紹介します。
・算数を教えるとき、いつも教科書通りに教えておしまいでした。1つの問題を変化(条件を変える)させて発展問題にしていく。その裏に多くの算数で教える事項が含まれていることに驚きました。何を教えるのかを、より意識して、子どものつぶやきをひろっていくことができるようになりたいです。
・一部の子だけで進む授業ではなく、「それってどういうこと」という問い返しで全員が共有していけるようにすることが大切であるを再認識しました。
・盛山先生が楽しく研究されている姿に勇気づけられました。がんばる力がわいてきました。

セミナーの詳しい記録アンケート結果を知りたい方は、それぞれクリックしてください。

【9/10盛山隆雄9】盛山先生から学んだこと

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・発問、問い返し発問、板書、ノート、考えの共有など、授業における基本的なこと。
・隠して少しずつ見せる、問題をフラッシュ的に見せる、全員立たせてわかったら座らせるなどの技。
そして、私が一番強く感じたことは、盛山先生の「誠実さ・謙虚さ」です。
話し方がとてもソフトで温かさを感じました。
子どものつぶやきを大切にされる授業。筑波の盛山学級の授業を見たくなりました。

【9/10盛山隆雄8】DVD「坪田VS盛山の立合い授業&協議会」大いに盛り上がる

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立合い授業とは,二人の授業者が同じ指導内容について授業をし合い,後からどちらの授業の方が良かったかを議論する授業研究会のことである。
この授業は坪田先生の退官記念、筑波最後の授業である。盛山先生は坪田先生を目標にがんばってこられたという。
時間がなくて、十分にみる時間がなかったが、雰囲気は伝わってきた。
しかし、参加者はもっと見たいという声多数。私ももっと見たかった。
DVDの詳しい内容を知りたい方は、ここをクリックしてください。
※内田洋行で4200円(税別)で販売。

【9/10盛山隆雄7】隠して少しずつ見せる技(「かけ算の導入」の授業を例に)

【問題】はこの中のおだんごはいくつ?

参加者4人を子ども役にして立たせる。
今からはこをあけていきます。いくつかわかったと思ったら座ってごらん。
はじめ、ふたを横にずらす。座らない。さらに横にずらす。座らない。
上にずらしたとたん、全員座った。
子どもに変化がでた。ここで、
T:どうして座ったの?
C:隠れているところも同じように並んでいる。
T:同じように並んでいるってどういうこと?(問い返し発問)
C:ここの上にも2こずつ、同じように並んでいる。
・・・・
子どもが言ったとおりに板書する。それが子どもの意見を大切にするということ。
この授業の詳しい展開を知りたい方は、ここをクリックしてください。
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【9/10盛山隆雄6】考えを共有することが大切

誰かが発言する。いい考えであれば「今の考え、どういうこと?」といって子どもたちにつないでいく。私は40人が一体となって進むことを目指している。
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【9/10盛山隆雄5】「問い返し発問」で子どもの思考に寄り添う

子どもたちは、結論しか言わない。その子どもの日常言語をそのまま問い返すことで、数学的な表現を引き出す。時には、子どもを揺さぶるような発問をすることで、思考を刺激して、見方や考え方を深める。これが「問い返し発問」である。
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【9/10盛山隆雄4】子どもの日常言語を数学的表現に高める指導(「正多角形の授業」を例に)

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【問題】12時から1時、2時、3時と全部結ぶとどんな形になる?

児童は正十二角形と予想する。このとき、「正十二角形ってどんな形?」と聞き直すことが大切。(聞き直すことで、正十二角形の定義をはっきりさせる)
「それでは、2時間ごとにめもりを結んだらどうなる?」「正六角形」と予想する。実際にかかせる。
このとき「半分になった」との声。これは日常言語。
すかさず「おもしろいこと言ったね。半分ってどういうこと?」と問い返す。
「1時間ごとで12角形、2時間ごとで6角形」
日常言語が数学的言語に変わった瞬間である。このような時間を楽しんでほしい。
さて、この授業の詳しい展開を知りたい方は、ここをクリックしてください。

※この問題は「算数授業研修VOL.77(東洋館出版社)」に掲載されている。

【9/10盛山隆雄3】算数の言語活動とは…

算数の授業を組み立てるために、子どもの日常言語、言語表現を取り上げる。それを教師が問い返し発問をする。子どもは、それに対して別の言葉に変化して、図的表現、記号的表現、操作的表現をする。この過程こそが算数の言語活動である。

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【9/10盛山隆雄2】よく出す問題、一緒に考えましょう

【問題】5000円のグローブがある。A店は5%の消費税をつけてから、2割引で売る。B店は2割引をしてから、5%の消費税をつけて売る。どちらが安いかな?
<参加者の答え>
・多くなった量から割り引いた方が安くなるからA店が安い。
・最初に2割引にして落とすと5%の消費税が安くなるのでB店が安い。
答えは…
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