【西尾市教育委員会】豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育 〜定番教材における多様な指導方法の研究3〜今後も、西尾市では、子供たちの豊かな心の育成に向けて、よりよい道徳科の授業実践に向けて学ぶ機会を設けていきたいと考えています。 【瀬戸市教育委員会】初任者研修における授業力向上講師が授業者となる模擬授業では、授業の「導入」「展開前段」「展開後段」「終末」の4段階を途中で区切りながら、それぞれの場面で大切にしてほしい考え方やその技術を伝えています。児童生徒役の初任者は、自分の考えが他の子供役の意見から揺さぶられることを通して、本音が引き出される工夫のよさを体感していました。また、心の動きや状態を割合で示す心情円盤を実際に使うことによって、子供の心の状態を見える化することができ、授業で心情円盤を活用しようという意欲につながっていました。研修後に聞きたいことや相談事を講師に聞きに行く姿も見られ、充実した時間となりました。 瀬戸市教育委員会では、各校の道徳教育推進教師を中心として道徳教育を充実させるとともに、各種研修を通して授業力の向上に努めていきます。 【豊橋市教育委員会】令和元年度豊橋市立小中学校研究部研究大会道徳研究部の取り組み
令和元年12月18日(水)に豊橋市立小中学校研究部研究大会を開催し、道徳研究部では研究部員28名が参加し、実践発表と研究協議を行いました。
実践発表では、「人との関わりを大切にし、自己を高めようとする生徒の育成」という道徳研究部のテーマのもと、「答えのない道徳の問題、どう解く?」を用いた中学校2年生の実践の発表を行いました。「ネット上の友だちと学校での友だち、どっちが本当の友だちって言えるんだろう」という教師の発問から、道徳資料を使って話合い活動が展開され、教師が生徒のつぶやきを生かしたり、切り返しの発問をしたりする学習活動の様子が発表されました。 研究協議では、授業実践をもとに、「児童生徒の心に迫る授業展開」「今回の授業を『相互理解、寛容』についてより深めていく授業にするための手だて」という視点で話合いを行いました。助言者の先生からは、「子供たちの気持ちを大切にして、どんな発問で揺さぶりをかけ、本音をいかに引き出すか」について助言をいただき、今後の課題を示していただきました。これからも豊橋市では、道徳科の授業力向上に向けて、更に研修を充実させようと考えています。 |