【岡崎市立形埜小学校】縦割り班での活動

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 本校は、全校児童53名の小規模校ですが、少ない人数という中で、職員も児童も全員の名前を覚えることができ、とても仲がよいという長所があります。その長所を生かせるよう、各場面で縦割り班活動を実施しています。縦割り班は、1〜6年生までの10グループをつくり、一つの班が5名程度で、すべて異学年で構成されています。
 毎日の活動の中では、朝の歌の時間は全校児童で歌うことから始まり、給食の時間には全校児童がランチルームに集まり、縦割り班での食事。そして清掃活動では、縦割り班での清掃活動を行っています。高学年児童が低学年児童のお世話をしたり、わからないことを教えてあげたりすることは、日常茶飯事です。また、「形小夏まつり」「親子ふるさと環境学習の日」などの学校行事では、この縦割り班で行事に参加し、様々な場面で協力し合いながら活動する機会を多く持っています。
 9月15日(土)には、児童文学作家を講師として迎え、全校児童、保護者、地域の方々を招いての講演会が行われました。その講師のブログ「形埜小学校で講演会」より、紹介された内容です。
「玄関から入ると、すぐに全校の子供たちの顔写真が飾ってあった。形埜小ファミリーというタイトルつき。そうか。みんな家族なんだ」
「みんな、のってこなかったらどうしようと不安だったが、杞憂に終わった。子供たちの表情がとてもよくて、大切に育てられている子たちなんだなあと感じた」
 そんな形埜小ファミリー。6年間過ごす中で、すべての児童の名前を覚え、何かしらの時間で全員の子と関わる機会も持つことができ、まるで家族のように過ごせる環境をこれからも大切にしていきたいです。

【豊川市立三蔵子小学校】 ちょっといい話 〜自助具開発者の加藤源重先生を招いての講演〜

 道徳の授業の一環として、自助具開発者の加藤源重先生をお招きし、子供たちに話をしていただきました。源重先生は、工場の事故で、自身の右手の親指1センチメートルを残して右手指を全て失いました。その障害を克服するため自助具を開発しました。そして、障害のある多くの人たちのために自助具を開発している方です。
 子供たちに、源重先生の生き方や諦めない心を学ばせるために、事前に源重先生の特集番組を視聴させ、更に過去の「明るい心」に掲載されていた資料を読ませました。事前学習を終えた子供たちの中には、「なぜ、そこまでして道具を作ろうと思ったのか」と疑問に思う子もいました。
 講演では、源重先生に開発した数々の道具を持ってきていただきました。子供たちは、どの道具も、特別な機材や高度な技術がいるものではなく、単純な仕組みでできており、壊れても簡単に修理できるものであることを知り驚いていました。そして、数々の道具が作られた理由や、どのようなところを工夫し作られているのかといったことを、実際に道具を使いながらお話ししていただきました。
 子供たちは、話を聞く中で、源重先生が物事に取り組むときには、諦めない心で様々なことにチャレンジすることを大切にしていることを改めて知りました。そして、これから自分たちが何かを成し遂げるために大切なことは、最後までやり切ることだということを学ぶことができました。
(子供の感想)
・源重先生が、何度も何度もチャレンジして一つの道具を開発した姿がとてもすごいと思いました。手が不自由な状態で、すごいものが作れるのは「あきらめない」という心があるからなんだと分かりました。ぼくも、あきらめずにいろんなことにチャレンジしていきたいと思いました。
・源重先生は、ある日突然、右手の半分を失ってしまいました。わたしは、もし自分だったらと思うと考えるだけでも眠れません。でも、源重先生は、あきらめないという心で乗りこえられてこられたからとてもすごいと思いました。

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【豊田市立保見中学校】 親子で無料通信アプリ講習会

 本校は、全校の40%以上が、外国籍の生徒である。入学してからの課題として、「生徒同士のコミュニケーション」が挙げられる。それぞれの母国語を大切にしながらも、言葉が通じないためにトラブルに発展したり、人間関係が固定されたりすることもある。そんな中、コミュニケーションツールのひとつにスマートフォンを使ったSNSがある。本校で行ったアンケートでは、全校生徒の90%以上の生徒が、自分専用のスマートフォンや携帯電話を所持していることが分かった。そのためのトラブルもあることが、アンケート結果から判明した。
 そこで昨年度から、無料通信アプリ会社から講師を招き、「使いすぎ編」「誤解編」など、学年の発達段階に合わせた講習会を開催している。本年度は、学校公開日に合わせて、学年別に行った。保護者にも参加してもらい、親子で学習をした。模式的に表した無料通信アプリ画面をスクリーンに映して説明をしていたいた。生徒は実際に使っているような気になるので、何げなく送った返事やスタンプが、受け取る側ではとらえ方が異なることなど、「ある、ある」と、体験したことを客観的に捉えることができた。
 この講習会をきっかけに、学校で把握するトラブルは減ってきた。学校と家庭が連携して、正しい使い方で、お互いの気持ちを考えながら、気持ちよく利用できるように、今後もアンケート調査や教育相談などを欠かさず行っていく予定である。
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【豊田市立幸海小学校】6年生へ感謝の気持ちを込めて

 先日、5年生を中心として「6年生を送る会」が開催されました。運動会や委員会、通学団での登下校など、様々な場面でリーダーとして活躍してくれた6年生への感謝の気持ちを込めて、どの学年も楽しい出し物を考えてくれました。1年生は、かわいらしいダンスを披露し、2年生は、6年生とけん玉で直接対決。3年生は、6年生に関わりのある楽しいクイズを、4年生は、かっこいいよさこいソーランの演技を見せてくれました。5年生の用意したスライドショーや動画を見た6年生の中には、思わず涙ぐむ子もいました。6年生への「ありがとう」がたくさん詰め込まれた、大変よい会になったと思います。

【豊田市立上郷中学校】 積極的なボランティア活動

 本校では、積極的にボランティア活動に取り組んでいます。
 毎週月曜日は、朝のボランティア活動を行っています。教室や正門前など、学校敷地内の清掃活動を中心に取り組みます。また、一部の生徒で最寄り駅に出向き、駅を利用する一般の方へ「あいさつ運動」を行うなど、地域貢献を目指した活動も進めています。毎週数十名の生徒が参加するため、月曜日の朝をとても気持ちよく迎えることができています。
 11月には、学校の近くにある川の清掃ボランティア活動を行いました。3年生を中心とした生徒たちが、川底に沈むごみを取ったり、川岸に生い茂った草を刈り取ったりしました。わずかな活動時間でしたが、とても多くのごみや草を回収することができました。生徒の表情からは、大きな達成感が感じられました。
 12月には、校区にある交流館が主催する「クリスマス会」にボランティアとして参加しました。企画の段階では、生徒で何度も話合いを行い、「クリスマス会」に参加する子供たちが楽しむことができるようなゲームを考えました。運営の日である当日は、子供たちとともに楽しみながら笑顔で過ごすことができました。
 上郷中生のボランティア精神が、今後も、後輩たちに受け継がれることを願います。
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【日進市立香久山小学校】 イイネの香久山

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 全校児童が、画用紙にうれしかったことやよかったことを書き、ホールに掲示して皆で共有しました。「自己肯定感を高めたり、よりよい学校をつくったりする」ことをねらいとした児童会主催の取組です。
 「あいさつが去年よりできるようになった」「自分の身長より高い鉄棒で逆上がりができるようになった」「みんなで協力して練習を重ね、サッカー部の大会で優勝ができてうれしかった」「ドリームタイムに友達が『一緒に遊ぼう』と言ってくれた」「けがをしたときに、友達が保健室に連れて行ってくれた」など、たくさんの「うれしかったこと」があふれ、自分の成長を実感したり、周りの人に感謝したりする児童の様子が見られました。

【半田市立青山中学校】 地域の中で 汗で学ぶ青中生

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 本校の教育信条は、「自主の精神、汗で学べ」です。
 学校での教育活動だけでなく、毎年行われる地域の行事に積極的に多くの生徒が参加し、成長しています。上の写真は、児童館主催の祭り「花はなまつり」で、吹奏楽演奏と、保育園児や小学生、地域の方が参加する遊びのコーナーの打合わせをしている様子です。また「敬老会」では、会場準備や受付、吹奏楽演奏や参加賞配付などに取り組みました。他にも、夏休みには、「ラジオ体操」「盆踊り」、小学生の「宿題サポート」、秋には、「地区運動会」「ウォークラリー」など、たくさんの地域の催物にボランティアとして参加しました。
 青中生が、地域に出て、地域の中で活動して生きる力を伸ばせるよう、今後も地域と連携していきます。

【豊田市立五ケ丘東小学校】思いやりの気持ちを育てる縦割り活動

 本校では、小規模校のよさを生かした縦割り活動の充実を図っています。交流を深めるために月1回、給食後から30分間を、縦割り班で一緒に遊ぶ「縦割り遊び」の時間として設けています。6年生が場所の分担をし、各班で相談して決めた遊びを行っています。この時間を有効に活動しようと、班長は事前に道具をそろえたり、運動場に線を引いたりして準備をしています。上級生は、体の大きさや経験の違いを配慮し、下級生に合わせた遊び方を考えています。また、ルールや遊び方が分からない班員には、上級生が説明し、全員が楽しめるように配慮しています。活動後は、5分間の振り返りの時間をとり、活動内容や方法について反省し、次の「縦割り遊び」のめあてを話し合っています。この「縦割り遊び」の時間は、お互いを思いやりながら、交流を深める場になっています。
 給食後の清掃も、縦割り班で行っています。児童数の減少で校内施設規模に比べ、各班に分担された清掃場所がとても広いので、12の班を更に小グループに分けて行っています。班長と担当教師が、清掃分担や清掃の手順について話し合って決め、分担の際には、低学年は上級生と組むようにして、清掃の仕方を学べるように配慮しています。班長が中心になって指示を出し、清掃を進めていますが、人数が少なく、毎日全ての場所を清掃するのは難しいので、清掃の仕方にも工夫をしています。高学年は、リーダーとしての考え方や責任を果たすことの大切さを学び、下級生は協力の仕方や他学年とのかかわり方を学んでいます。

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【豊田市立梅坪台中学校】 広がるあいさつ運動

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 12月に、生徒会主催の「朝の清掃ボランティア」が行われた。それまでは、毎朝、掃除をしながら登校を見守ってくれている教員のお手伝いとして、数人がボランティアで清掃をしていた。しかし、12月に入り、「学校全体でボランティアをしよう」と生徒会が7:30〜8:00の間、「朝の清掃ボランティア」を企画し、各学級で議員が参加を募った。
 最初は、各学級の議員が、進んで参加していたが、次第に参加者は増え、1日80人もの生徒が参加するまでにボランティアの輪が広がった。各学級では、「明日、清掃ボランティアに来る?」「行く。〇〇さんも来てよ」といったような、友達を誘いあってボランティアに参加する雰囲気ができていた。
 日頃から地域の祭りのボランティアや防災ボランティアなど、ボランティア活動に積極的に参加する生徒たちである。今後も、たくさん機会を設け、ボランティア精神を育んでいきたい。

【江南市立宮田中学校】吹奏楽部による「老人ホーム慰問演奏」

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 本校の吹奏楽部は、毎年、地域の特別養護老人ホームへの慰問演奏に出かけています。ホームに入居している皆さんは、この訪問をとても楽しみにしているそうです。今年は「トップ オブ ザ ワールド」「シェイク イット オフ」「美空ひばりメドレー」「スターファンタジー」などの曲の演奏と「マイ バラード」の合唱などを聴いていただきました。とりわけ「美空ひばりメドレー」では体を揺らしながら、リズムをとるお年寄りも多くみえて、演奏に聴き入っている様子が直接伝わってきました。お年寄りの満足げな表情や涙を流しながら聴き入る姿に触れることで、吹奏楽部の子たちにとっても最高の時間となりました。

【日進市立北小学校】福祉実践教室にて

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 本校の4年生は、一年間を通して、日進市社会福祉協議会と連携し、「ふれあって つながって」のテーマのもと、「福祉実践教室」を行っています。1学期初めには、「福祉」への導入として福祉協議会の方から、「まちの守り人養成講座」と題して話を聞き、講座終了後には、地域を支える一員としての認定証をいただきました。
 「『まちの守り人』とは、子供も大人も、障がいがあってもなくても、みんなが幸せに生きていけるまちづくりをする『守り人』である」「どんな場面で、どんなことを考えて、どう行動するか、正しい判断ができる人になってほしい」など、具体的に分かりやすく話をしていただき、福祉への関心を高めました。
 「福祉実践教室」では、「手話」「点字」「車いす」「盲導犬」についての体験活動だけでなく、目や耳の不自由な方からの話を実際に聞くことができます。障害があっても工夫をしながら元気に生活している姿に触れ、「前向きに明るく生活しているところがすごい」「今までは、声をかけることができなかったけれど、今度は、何かお手伝いできることがあるかと、勇気を出して声をかけたい」などの感想が聞かれました。
 「福祉」という言葉について、初めは難しいという印象をもっていた子供たちでしたが、困ったときはお互いさまの気持ちで、自分にできることをしていきたいという気持ちを高めたようです。

【岡崎市立竜海中学校】「働くということとは 〜喜び・楽しみ・やりがい・工夫・苦労を人生の先輩から学ぶ〜」

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 本校では、3年生の総合的な学習の時間で「働くということとは 〜喜び・楽しみ・やりがい・工夫・苦労を人生の先輩から学ぶ〜」というテーマのもと、文化講座を開催しました。 
 農業・伝統工芸・看護・スポーツトレーナーなどその道のプロフェッショナルの方を招いて、仕事の「喜び」「楽しみ」「やりがい」「工夫すること」「大切にしていること」「苦労」「仕事の上での夢や目標、理想」などを、自分の進路選択をしていく大切な時期である3年生に向けて話をしていただきました。
 仕事人として、輝いて活動されているその道のプロの話を、じっくりと聞いたり、仕事の内容を体験したりしました。心に響く温かい言葉や、厳しさもある中でのやりがいなど有意義な話をしていただきました。
 その中で、生徒は「約束事を守り、丁寧で正確な仕事をする」「周りの人のおかげで仕事が成立している」「周りの人のためを思って成すことが自分に返ってくる」などの仕事の哲学を学びとり、夢や目標をもつ大切さや、仕事の楽しみややりがいを感じとっている様子でした。この心の成長や学びを、自身の将来の選択につなげてくれることを期待しています。

【豊川市立国府小学校】助け合いの気持ちを育む「人権集会」

 「障害のある人もない人もみんな同じで、自分でできることは自分でやり、困っているときは助け合う気持ちを育む」ことを目的として「人権集会」を行いました。講師に、静岡県立浜松視覚特別支援学校より五十嵐正吾先生をお招きしました。
 内容は、児童から事前に出された質問に答える形が中心で構成されており、視覚障害者スポーツで用いられるゴールボールや卓球、遊びに使う点字のついたトランプの実物などを見せてもらうことができました。また、シャンプーボトルには凹凸があり、リンスとの見分けをつけることができるなど、身の回りにも視覚障害者への配慮があることを学びました。見えないので音を出して欲しいという講師の言葉をよく聞き、挙手ではなく拍手をするなどの配慮についても知ることができました。初めて見ること、知ることがたくさんあり、児童は関心を寄せていました。
○児童のふりかえり
・視覚障害者の人には、どう感じているのか、見えるかが障害のない私たちには分かりません。ですが、人ということには変わりがなく、それもまたその人の個性なのだろうと思いました。自分も障害について考えてみようと思います。
・五十嵐先生のお話を聞いて、目が見えない人には目が見えなくなってしまったからこそできることがあるんだなと思いました。目が見えなくてもつらいことばかりじゃなくて、楽しいこともあるとわかりました。生活の中でいろいろな工夫をしていて、五十嵐先生や目の見えない人はすごいんだなと思いました。
・目が不自由な方などが楽しめるようなスポーツがあり、パラリンピックで視覚障害者用のスポーツを頑張っている人がいるのはすごいと思います。そして、資料に視覚障害者との接し方のポイントがわかりやすく書いてあったので、もし視覚障害の人がいたらちゃんと接することができる人になりたいです。

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【瀬戸市立品野中学校】先輩からのメッセージ

 フィンランドの大学院で、教育学を学んでいる本校の卒業生が、1日、授業を見に来ました。その感想が、届いたので紹介します。
 こんにちは。私は、品野中の卒業生で、現在は、フィンランドの大学院で教育学を専攻している者です。先日、皆さんの一日の学校生活を見せていただきました。私が、まず第一に感じたことは、「こんなに優れた教育と生徒の成長を促す接し方を実現できている学校が、日本に、そしてこんなに身近にあるなんて信じられない」でした。
 フィンランドは、世界で学力1位を何度もとっている国ですが、品野中の教育方法に非常に似ています。品中では、「生徒が、知識を覚えるのではなく、理解する、使える」に重きを置いて授業を進めておられると思います。そして、授業の中での「なぜだろう」という生徒の視点や、観点を大切にして、より深い学びに導けるようなアプローチが、先生と生徒の授業の会話の中で多く見られました。
 また、驚いたのが生徒からの意見の発表の多さです。自ら進んで自分の考えを臆することなく述べることができており、これまで日本人が世界の人々と比べ非常に苦手としてきた「発言力」が、品野中の生徒には、こんなに備わっているのだと大いに感銘を受けました。論理的に自分の考えを述べることができる生徒が多くいるのは、日頃の授業の中に含まれているグループワークやディスカッションで鍛えられているからだと思います。 
 品野中の皆さんは、一番大切な「自分で考える力」も授業の中で知らずうちに育んでおり、それこそが今後の変化が激しい社会、よりグローバルな社会でも皆さんを支える力となると思います。学ぶことの楽しさを忘れずに、クラスメートの違った角度からの意見から新たな気づきを見つけ、自分の考えをより深めていってください。一日授業を見学させていただき、ありがとうございました。

【東海市立緑陽小学校】心を育てるペア活動

 本校では、1・6年、2・4年、3・5年がペアになり、「ペア遠足」に行ったり、「ペア読書」をしたりして親交を深めています。ペア活動を楽しみにしている児童が多く、低学年は、ペアのお兄さんお姉さんと仲よくなれたことがとてもうれしいようです。また、高学年にとっては、自信をつけるよい場となっています。
 そんな中、児童会役員選挙の際にも公約にも、ペア活動を掲げる児童が多く、投票する児童からの支持も高いです。今年度の児童会役員にも、「ペア活動を充実する」という目標をもった子が多くいました。
 そして、今年度は、児童会役員企画の自主的なペア活動が、二つ実現しました。一つは、「ペアで楽しく!お楽しみ会」というもので、「猛獣狩り」というゲームをペアで楽しみました。もう一つは、「ペアで楽しく新年会」です。○×クイズをペアで楽しんだ後に、折り紙で作っただるまにメッセージを書き込んだものをペアで交換しました。
 活動後の子どもたちは、とてもよい笑顔でした。
 児童会役員も、目標にしていたペア活動を実現できて満足そうでした。
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【豊川市立御津北部小学校】 長縄大会

 本校では、毎年3学期に、「縄跳び大会」が開かれています。今年は、長なわだけで、3分間の8の字跳びが行われました。
 本校は、単学級なので、どのクラスも昨年の自分たちの記録を超えることを目標に、がんばっていました。
 6年生は、小学校最後ということで、クラスが一丸となって学期初めから取り組んでいました。全校で行う練習時間だけでなく、クラスで話し合って、休み時間や授業時間に練習を重ねました。
 本校では、特別支援学級の児童も、学年に混ざって参加します。「○○君、今から練習するけど行ける?」と強制ではなく、相手の意思を聞いてくれる言葉かけが心地よかったです。嫌がらずに、運動場へ向かい練習に参加しました。
 「はい、はい」とかけ声をかけてリズムよく跳べるようにしたり、失敗しても責めないで「ドンマイ」と声をかけたり、跳び方のいい子の真似をしたり、苦手な子のところはゆっくり回して入りやすくしたりするなど、工夫をしながら練習を重ねました。
 その結果、6年生は、全校の中で一番よい記録となり、円陣を組んで喜び合いました。クラスのみんなで作った記録は、たとえ新記録でなくても誇らしいものです。

【知多市立中部中学校】チェスト 西郷どんに学ぶ

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 12月の人権週間における校長の話です。激動の幕末を駆け抜け、明治の礎を築いた西郷隆盛の人生を綴った物語「西郷どん」。まだ子供時代に薩摩藩主の島津斉彬公から言われた言葉が生涯を支えた。「侍が重い刀を二本も差しって反っくり返る時代は終わり、これからの時代はか弱き者の声を聞き、民のために尽くせる侍が真の侍である」と。
 江戸時代は士農工商という身分制度があり、婚姻は親が取り決め、貧しい家の娘は身売りされている世の中でした。この時代には人権という概念はありません。しかし、現代において人権は、人種や民族、性別を超えてすべての人に認められる基本的な権利であり、人間らしく生き自己実現する権利を有する。幸せに生きるためのものである。君たちの身近でこれを壊すのはいじめである。
 また、新政府の土台を作り上げ支えてきた人物に大久保利通がいます。幼なじみであり、西郷隆盛と切磋琢磨し明治の世の中へと切り開いていきました。自分のためでなく、国のためという考えを貫いた人です。互いに新しい国日本を憂い行く末を案じていく中で、思想の違いから敵味方となり西南戦争で戦死する西郷。翌年、暗殺される大久保卿。お互いが困ったときにそっと手を差し伸べ合える仲。歴史は非情であるが、互いの違いを認め合えたからこその親友でもある。他人と比較することで心に歪みが生じ、ねたみ、蔑み、恨みへとつながっていく。あなたはあなた、ひとはひと。それでいいのです。
 行事を通して、随所で中部中の伝統を繋ぐ姿が見れました。自らの成長を感じ、誇りに思ってほしい。今後も時間を大切にし、健康に気をつけましょう。

【岡崎市立豊富小学校】全校で「もちつき」おなかも心も大満足!

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 本校では、毎年2月に、全校児童で「もちつき」を行っている。その中心となっているのは、5年生の子供たち。5年生は、毎年、学区の「お米の先生」に教えていただきながら、ふるさとの米「ミネアサヒ」の栽培に取り組んでいる。
 もちつきは、収穫への感謝の気持ちを込め、全校児童で楽しむ行事である。朝からかまどで火をたき、約36kgの餅米を蒸す。そして、順番にもちつきを体験し、つきたてのお餅をきなこ餅にして食べる。6年生が1年生の手を取りながら餅をつく姿は、とてもほほ笑ましい。また、口いっぱいにきなこ餅をほおばる姿もかわいらしい。上級生と下級生がふれあい、お腹なか心も大満足なひとときである。

【岡崎市立矢作西小学校】 読み聞かせ

 本校では、思いやりの気持ちを育む活動の一環として、「読み聞かせ」を行いました。児童書の「まっくろネリノ」を読み聞かせしました。あらすじは、見た目が真っ黒なネリノは、仲間外れにされて、いつもひとりぼっちです。けれどある日、きれいな色をした兄さんたちが行方不明になってしまいます。ネリノは、自分だけにできることを考えて……というものです。
 子供たちは、絵本を食い入るように見つめ、話に引き込まれているようでした。話のあと、金子みすゞの詩の一節、「みんなちがってみんないい」という言葉について考えました。
 また、友達のよいところを見つける活動をし、紹介し合うことで、自己肯定感を高めることができました。
 子供たちが書いた友達のよいところ(小学2年生)
・笑顔がすてき
・話をしっかりきいている
・絵が上手
・たくさん手を挙げて発言することができる
・ボールを蹴るのが上手
 このように、たくさんよいところを見つけることができ、教室は、笑顔で満開になりました。

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【豊橋市立石巻中学校】地域の一員として〜ボランティア活動を通して〜

 本校は、豊橋北部の山あいに位置する小規模校です。五つの小学校区から通ってくる生徒たちは、三世代同居の家庭も多く、地域の方々に育てられていると感じることが多くあります。特に、その思いを強く感じるのが、ボランティア活動です。小学校区ごとに、様々なボランティア活動が募集されています。小学校の運動会運営のお手伝い、地域の資源回収のお手伝い、お祭りや文化祭のお手伝いなど、内容は多岐にわたっています。自然環境を守る「三ツ口池クリーン作戦」もあります。募集を受け、「一緒に行こうよ」と誘い合い、積極的に参加をする生徒たちの姿が見られます。
 地域とともに生き、地域のために率先して力を発揮する。核家族が増え、人とのつながりが希薄になりがちな昨今、年齢を問わず多くの方々と触れ合いながら活動することができる。中学生として、地域のために活躍する機会をもてることは、誇るべき文化であると感じています。地域の方々の力を受けながら、これからもボランティア活動を継続していけるよう願っています。